見出し画像

書くことに飽きない才能。



なるべく身バレをしないようにを心がけた結果、わたし以外の登場人物がほぼ夫しかいないこちらのnote。このままいくと、このnoteの今年の助演男優賞は夫に決まりである。まめに読んでくださっている方には、こんなに登場人物が少なく奥行きのないnoteをそれでも読み続けてくださりありがとうございますと、力の限り伝えたい。

なぜ最初にこんなことを書いたのかと言うと、今日も、そしておそらくこれからも夫の話をするからである。すみません。

夫は過去に二回ほど、わたしのnoteで文章を披露した。どちらも400字ほどの作文で、わたしの想像をはるかに上回る出来の作品だった(1作目2作目)。読んでくださった方からも多くのコメントをいただき(感謝)、中には「また旦那さんの作文が読みたい」というような次回作を熱望する声まであった。本人は調子に乗り、わたしは「書き始めたばかりでいきなりそんなコメントをもらえるなんてずるい…」とやや嫉妬した。

そんな夫であるが、それっきり書いていない。

夫はどうやら、飽きている。満足した部分もあるのかもしれない。今は、文章を書くなんていう地味な行為よりわかりやすく刺激のある、Youtubeやゲームのところに帰ってしまった。

そんな夫を見ていると思う。おそらくこれが、ふつうだよなあと。

文章を書くことは、とても地味で、孤独で、そのくせエネルギーを必要する。どんなくだらない文章であっても集中せずに書くことはできないし、人に読んでもらうからにはできる限り頭をひねる。うんとたのしくて、うんと疲れる。誰かが作ってくれたコンテンツを受け取ってたのしむほうが楽だということはわかる。だから、いくつか書いた時点で飽きたりお腹いっぱいになったりするのもすごく理解できる。きっとそれがふつうの感覚だ。noteにいると、地球上の人物はみんな書くのが大好きなんだって錯覚しちゃう日もあるけど。

毎日なにか書きたいと思う自分は、書いている自分は、もうそれだけで才能を持っているんじゃないかと思う。書くことに飽きないという才能を。正直、上手な文章を読んでは「はあ~レべチ…」とため息をついてしまうけれど、でも、内容やクオリティはさておきこうして日々コツコツと、すこしでも書き続けている自分のことは、十分に褒めたたえたいと思う。褒めたたえたいと思うので、ケーキ(果物のたくさん入ったミルクレープ)を買ってきた。そうこれは。何もない日に。ケーキを心地よく食べる理由を作るための記事であった。みなさんも食べてくださいね。書くってすごいから。



おわり

いただいたサポートは、なにかたのしい経験に変えて、記事を書くことに使います!