見出し画像

HSPをより理解するために読んだ【鈍感な世界に生きる敏感な人たち】

おはようございます。
晴れていて気持ちのいい朝!ということでnoteを更新します!

さて、早速本題に入りますが、今回はHSP「とても敏感な人」の生き方について書かれた本「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」著者:イルセ・サン をご紹介しつつ、一部の内容をアウトプットしたいと思います。


この本を手に取ったきっかけ

「繊細さんの本」を読んだことをきっかけに、HSPについて詳しく知りたい!と思いこの本に出会いました。(【繊細さんの本】を読んで、「将来、これは常識になると思う。」と直感した話)にてご紹介しています。

あなたは、「神経質」でも、「忍耐力がない」わけでもありません。敏感さは、愛すべき「能力」です。


HSP自己診断テスト

あなたはどれくらい敏感でしょう?
全部で48項目の質問があります。各質問項目に、0(当てはまらない)〜4(完全に当てはまる)の点数を入れてください。

グループA(例)
・美しい音楽を聴くと、興奮する
・新たな可能性や選択肢に気づくのが得意だ
・すぐにインスピレーションを受けて、良いアイディアをたくさん思いつく
・この世には耳で聞き、目で見るよりもたくさんのものがあると知っている
・痛みを感じやすい
・ほかの人にとっては些細に思えることにさえ、打ちのめされてしまうことがある
・毎日、1人でいる時間が必要だ
・ほかの人の痛みが、自分の神経の奥深くに入り込んでくる
・動物や植物の状態を感知するのが得意
・すぐにびっくりしてしまう
・テレビなどで暴力シーンを観ると、その後何日間も影響されてしまう
・ほかの人たちが不快に思わないような音も、ひどく苛立たしく思えることがある
・勘がよい …etc

グループB(例)
・事前準備なしに、新しい体験に飛び込むのが好きだ
・相手の裏をかいて、自分の言い分を通せると、満足な気分になる
・社交の場で疲れることはない
・サバイバルなキャンプが好き
・うまくいっていない人は、その人自身に責任がある場合が多いと思う
・パーティでは、いつも自分は最後の方に帰る
・友人や知り合いが突然やってくるサプライズが大好きだ
・あまり寝なくても大丈夫だ
・花火や博打が好きだ
・心配しすぎることは滅多になく、いつも冷静に対処できる …etc

グループA − グループB = HSP度
これがあなたの感受性の値です。(最大140点/最小−52点)

※これは本書の一例を抜粋したものですので、項目が全てではありません。そのためHSP度(感受性値)を知りたい方は本書や、HSPについての詳細が書かれた本を読んでみることをおすすめいたします。

ちなみに私はHSP度90でした。中程度レベル、といったところでしょうか。
(この結果はのちに出てくる「刺激を求めるHSP ”HSS型HSP”」と関係があるなと感じました。)

また、「このテストはあくまで、自分の敏感さを知るためのヒントであり、それ以上には受け止めないでください。」とあります。「HSPは人それぞれですので自分に当てはまららないと思える章があれば読み飛ばしていただいても構いません。」とも。ですが、私にとってこの本は当てはまるものばかり、共感できるものばかりで、とても読み飛ばすことはできませんでした。笑 たくさん項目がありましたが、中でも心に留めておきたいこと、衝撃だったことを下に記します。


鈍感な世界に生きる「敏感な人」とは

HSPは不当に低い評価を受けてきた
「とても敏感」という言葉は時代に応じて「抑圧されている」「心配性」「恥ずかしがり屋」「神経症」などの言葉で言い表されていた。現代では典型的なHSPの”控えめで物静かにゆっくり物事を塾考するタイプ”よりも、”外向的でタフな人たちの方が「健康的で価値がある」とみなされる傾向がある。

良好な環境であれば、高い能力を発揮できる
エイレンは、HSPとが様々な特徴が複雑に合わさった人たちである、としています。例えば、「良心的」「創造的」「インスピレーションを得やすい」「影響を受けやすい」など。これらの特徴は人生に不都合をもたらす恐れがありますが、その反対に、創造力や共感力、親みなどを生む源にもなり得ます。平穏な環境では他の人より幸福を感じやすいということは見過ごされてしまっているのです。

心理セラピーを受ける人の中で、HSPの割合が多い理由
・HSPは、繊細な神経を持つために、問題が生じやすいため
・HSPは、タフさや外向性が高く評価されている文化で、抑圧されているため
・HSPは、痛みへの耐性が低いことに加え、自分自身について深く掘り下げて考えるので、問題が起きた時、そこから目を話そうとしないため


HSPの能力

一度に多くの情報を吸収できる
HSPは細かいところまで感じ取り、受け取った情報が心の奥深くまで届きます。得た情報を元に様々な思考や空想を広げるため、HSPの”ハードディスク”はほかの人たちよりもすぐにいっぱいになり、過度に刺激を受けたと感じます。悪い情報だけではなく良い情報もです。楽しいパーティであってもキャパシティーを超えてしまうと退散しなくてはならなくなります。
でも、楽しみを逃すだけではなく、HSPはほかの人よりも大きな喜びを手に入れられることもあります。(例:音楽や鳥のさえずり、花の香り、美味しいものを食べる、壮大な自然を感じる)吸収する心地よい刺激は、心を高揚させてくれ、心は喜びで満たされます。

共感力が高く、気配り上手
相手の気持ちを察することができ、とても気が利きます。HSPの多くが、サービス業や人をサポートする仕事に身を置き、相手から感謝されるようです。ですが、共感力が高いがゆえ、他の人の気持ちを敏感に感じ取り、それに左右されてしまいます。人と関わる仕事をするHSPは自分自身を十分にいたわる必要があります。でないとストレスでつぶれるリスクが高すぎます。


表面的にはHSPに見えない人もいる

HSPと一口に言っても、人は一様ではありません。ここではHSP従来のイメージとは大きく異なり、一見するとHSPではないように思える2タイプを紹介します。

①外向的なHSP
HSPの70%が内向的、30%が外向的と言われています。ディープな内的世界を持つと同時に、社会的な外向性をも兼ねそろえている「外向的なHSP」は、大勢のグループでいる方が心地よいと感じます。このような外向的なHSPは大家族で育ったケースが多く、大勢の中の1人でいることに安心と親しみを感じます。

②刺激を求めるHSP
HSPの大半はスリルよりも安心を優先し、慣れ親しんだものに心地よさを見出します。ところがHSPのなかには、冒険心が旺盛で、探検が好きな人もいます。すぐに退屈を感じてしまって何か行動すると、そのせいで刺激を過度に受けてしまうという人は、恐らく刺激を求めるHSPでしょう。このタイプの人はいかにしてバランスを取るかが課題になります。

”同じことの繰り返しに飽きてしまうので、ルーティンワークが続くと落ち着きを失います、そして素晴らしい体験を探すのです。あなたは旅に、できることなら行ったことのない場所に、行きたくなるでしょう。
これはまるで刺激を求める敏感な人たちが、自ら問題を引き寄せようとしているかのようです。過度に刺激を受けやすいのにもかかわらず、新たな刺激を求め、疲弊してしまうのですから。”
そのため、刺激を求めるHSPの多くは、事後に自らを責める傾向にあります。自分を責める理由などないのに。そして、自分を責めながらも、刺激を求めるのをやめられません。
そうするとバランスを保つのが非常に難しくなります。この状況は、片足でアクセルを踏み、もう一方の足でブレーキペダルを踏むのにちょっぴり似ています。


ここまで読み、私はHSPであること、また刺激を求めるHSP(HSS型HSP)であることに気付かされました。

HSPの心の問題、ほかの人や自分自身との付き合い方

さらに本書ではHSPの生き方についての解決法や克服方が書かれています。下記は一例です。

「敏感な人」が抱えやすい心の問題(例:自分自身に高度な欲求をしてしまう、自分に課したルールに縛られている、自分がどうあるべきか、高い基準を設けている、自尊心が低いからこそ「優秀」でいようとする、頑張らないと好かれないと思い込んでいる、など)

「鈍感な人たち」とうまく付き合うには(自分にできることは限られているという事実を受け入れる、時と場合に応じて「深い会話」と「表面的な会話」を使い分ける、4つのステップで会話を深めていく、など)

「敏感な自分」とうまく付き合うには(HSPの能力を楽しむ機会を作る、五感から過度に刺激を受けないための対策をとる、自分らしくいることの喜びを感じる、自分自身に思いやりを持つ、など)


「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」を読んだ感想

この本を読んで、自分が人よりも頑張りすぎてしまうこと、またそれにより疲れやすくなってしまうこと、反対に、感受性がよく、幸福感や高揚感が人よりも多く得られるということを理解することができました。

HSPという気質を生かして人と過ごすこと、働くこと、休むこと、について更に学ぶこともできたので、これから私自身がすべきことが具体的になったような気がします。もちろん、改善すべき点がたくさんありすぎて、全てをすぐに実践することは難しいと思いますが(笑)、この本を参考に少しずつ実践していけば、HSPという気質を持っていても、困難に立ち向かいながら、もっと豊かな人生が歩めるような気がしました。

外向的に見られるHSS型HSPの私ですが、あくまで内向型のHSPであり、ひとりの時間が大切だということ、自ら刺激を求めて疲弊してしまう分、休息も大事だということ、そして、他人だけでなく自分自身にも思いやりを持つことを心に書き留めて日々を過ごして生きたいと思います。

この記事を読んで興味を持った方、ぜひ読んでみることをオススメします。新しい発見、気づきが必ずあると思います!頑張りすぎていると感じる方、疲れやすいなと感じている方へオススメの1冊です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?