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「キッチリ」がもたらす職場の落とし穴とは?

今週末のサマーソニックに向け、前回書いたMANESKINの「合唱の手引き」覚えようと猛特訓した❗❗
が、悲しいことに記憶力は驚く程わずかで、せっかく覚えたつもりになっても瞬間的に引き出せないので、曲についていけない💦
年齢に抗いギリギリまで最後の特訓だ❗❗
それにしてもくだらない意味の無いことって、どうしてこんなに楽しいのでしょうかね🥰

さて今回は『管理職がしっかりマネジメントしようとし過ぎると、職場から自由闊達な意見が出にくくなる!』という事について考えたいと思います。

<会社の運営スタイルが変わりました>

今まで何回か書きましたが、私の職場は今年の4月に合併しました。
元いた会社は吸収される側なので、4月からは諸々の運営スタイルを相手会社側に合わせていってます。
そんな中で、守備範囲(人数)が増えたこともあり、従前は自分が管理していたものの一部を、課長さんに管理してもらうようになりました。

全体のミーティングを仕切ったり、メンバーからの課題・問題の報告を受け解決策を確認したり、課長さんにだいぶお任せできるようになりました。
(その反面、参加する打合せが増えたり、決裁する電子書類が増えたり、しっかり仕事も増えてます。はい😓)

さて、課長さんにお任せするようになって、課長さんや担当メンバーは、さぞ伸び伸びやっているのだろう(笑)と思っていました。
今期の重要課題への進捗も遅いし、個別に役員からくる宿題へのアウトプットも遅いし・・・もう少しお尻たたく必要があるかな~と😓

<ところが逆だった!>

先日、課長さんが仕切る全体ミーティングに参加する機会があり、なるべく邪魔しないように後ろの隅っこで出席。
すると、どうも雰囲気が以前より固い・・・・

また、ほぼ趣味のように続けている担当メンバーとの日頃のコミュニケーション(と言ってもほぼ雑談(笑))ついでに、
「そういえば、〇〇って今どんな状況なの?」と聞くと、
「課長からの△△の指示があって手が付けられていないんです•••」という応え。

どうやら、任された課長さんは、自由にマネジメントしているものの、
「伸び伸び」と言うより、とても「キッチリ」「しっかり」やろうとしている状況らしい😅

<真面目に取り組む落とし穴>

課長さんのチームは、お金を扱う定型業務が多く、その意味では
「キッチリ」「しっかり」がとても重要。
更に課長さんは細かい仕事の管理が得意で、生真面目な性格。
なので、やるべき事を全力でやっています。

やるべき事を「しっかり」やるろうとし、社内のルールを「キッチリ」守ろうとする事は、何も悪いことはないし、課長さんの頑張る気持ちもとてもよくわかります。

ところがですね・・・
私の会社は「どうでもいいこと」が多いんですよ💦
他部署からの「〇〇の係数報告」「〇〇の取引報告」依頼とか
「〇〇する時はこの管理台帳を使用」「〇〇は根拠資料を残す」等のルールとかとか。

中には大切で意味があるものもありますが、
報告の為の報告だったり、全社一律でやるには無理があるルールだったり「どうでもいい」「やり過ぎ」が沢山まぎれ込んでいるのですよね~💦

そんなものまで、管理職がキッチリ、しっかり
全てに対して「あれやった?」「これやった?」「これはルールを確認した?」
という調子でマネジメントしていると、職場はいつしか堅苦しくなってしまうのですね。

みなさんの会社では、どうですか?
ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)ってけっこうありません?(笑)

<仕事の目的・意味を捉えなくなることが問題>

他部署からの依頼や会社のルールは、内容はどうあれ、素直に対応し守るのが当り前という考え方もあるでしょう。
管理職としてキッチリ、しっかりしたマネジメントを評価されたい
という思惑もあるでしょう。

しかしながら、管理職がどうでもよい仕事やルールまで真面目に対応する姿勢と引き換えに、職場の雰囲気が堅苦しくなっていくとしたらどうでしょう?

これは私の失敗経験から得たものです。
「キッチリ」「しっかり」はとても大切です。
但し全てに対して求めると、メンバーは指示されたことをキッチリやる❗️
決められたルール通りにやる❗️ことばかりに意識が向くようになり、
やるべき事やルールを表面的にしか捉えなくなる
すると仕事の意味や目的(何でこんな事をやるんだ?)を考えなくなり、自分で考える、発想する、疑問を持つことが無くなってしまう。

キッチリやる事と、意味を考えながら取組むことは、そもそも別物なので切り離して両立できるハズ。とは思うのですが、なかなかそうはいかなかったのです(悲)

<ではどうしたか?>

みなさんは、似たような経験ないですか?

ちなみに私はこの考えない化が進むチームからの脱却のために、次のようにしました。
①まず「どうでもいいもの」か否かを自分である程度見極める。
②「どうでもいいもの」の場合、メンバーに疑問を投げかける。
→ 例:「これ本当にやる必要あるの?」「やらないとどうなるの?」
「このルール守らないと、最悪何が起きるの?」
③そして見極めがついたら、やらないと決める!
④もし他部署から文句言われたり、問題が生じたら、適当な言い訳をして素直に謝る(笑)

たいていの「どうでもいい仕事」は、これで逃げられました(笑)

で、クレームが来て謝った後は、「やっべ、怒られちゃったね(笑)」と
メンバーと一緒に笑えば、それもまた楽しい出来事になりました🥰

<おわりに>

思いのほか長くなってしまいました💦
ここまでお付き合いいただきありがとうございます🥰

いかがでしょうか?
みなさんの会社では通用しないやり方や姿勢だったかもしれませんね。

でもですけど・・・管理職って多少抜けてたり、適当だったりした方が、
担当メンバーは元気で自由にハツラツとしてくれて、チームは元気になる
❗と経験上思うのです。

業務内容や風土、構成メンバーによっても異なるとは思いますが、
組織の歯車には何らかの「遊び」が必要なのではないでしょうか🥰

みなさんに何か参考になったら嬉しいです🥰

では、また!

土曜日のコーチングで、お客さまからある資格試験に合格したと報告してもらった。当初の目標から実に2年!それでも諦めずに細々とでもやり続けられるって凄い!!
あまりお役に立てた気はしないのですが、ゆる~く見守っていたのが良かったらしい。コツコツ継続するって大切だなぁと改めて思う出来事でした🥰

よろしければコメントやご感想をいただけると嬉しいです。


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