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ワークプレイスを考える?なんちゃってDXが多い現実!

一般社団法人RCAA協会理事の萩原 大巳です。


なんちゃてDXが多い現実

ワークプレイスストラテジストとは、一言で表すと「行きたい・会いたい、集いたい」のワークプレイスをクライアントと「共創・検証・改善」を繰り返すビジネスパースンです。

アメリカをはじめ、ファイブ・アイズの国では、マニアックで人気の士業です。

「働き方改革」「生産性向上」「ピンチをチャンスに」「ウェルビーイング」・・・言うのは簡単ですが、“成り難し”が現実です。

DX、DX、DX・・・聞かない日はありません。

でも、DXの前にCXです。そう、コーポレートトランスフォーメーションです。

DXをフルに活用できる働く場、企業風土、企業文化を創りませんと、なんちゃってデジタルトランスフォーメーションで終わります。

DXもCXも全て、人、人、人です。
パーソンズトランスフォーメーションです。

まず、意識改革。
経営者、ビジネスパーソンの考え方、生き方が変わらない限り成功は厳しいと思います。

人間が過去の成功体験にとらわれず、変化を受け入れる事は容易では有りません。変化対応力は常に若者が柔軟に対応してきました。これは歴史が証明しているのです。

歴史を学ぶとは人間を学ぶ事

唐書『貞観政要じょうがんせいよう』太宗(李世民)の言行録

「古を以て鏡と為せば、以て興替を知る可し」 “三鏡の教え”です。

第一に、銅鏡に自分の姿を映し、明るく楽しく前向きな顔をして、言行一致をしている事。

第二に、将来を予測する教材は無い。過去の出来事を検証するしか方法はない。(歴史の鏡)
これは歴史上の権力者の決断と行動の結果です。リーダーを歴史から学び、人間の思考、決断と結果を分析する事が歴史を学ぶ意義です。

第三に、部下、メンター、仲間の直言・諫言かんげんを受入れる度量です。(人の鏡)

全て人です。これはリーダーとの信頼関係があり、国を思い、民の安寧を願う忠臣がいて初めて成り立ちます。狡猾な側近の甘言により悲嘆な結果を招く事は、歴史が証明しています。正確な情報が有れば、大概の事は決断できます。

いつの時代も決断するのは人。
人は人に動かされ世論に多大な影響を受けます。

ホモサピエンスの脳、喜怒哀楽は12000年前から進化していない事は学説で証明されています。資本主義も社会主義も経済も法律も会社も、人が造った“イズム”“考え方”で有り、“スタイル”です。

人は間違い、完璧は有りません。大衆が繋がりスケールする術を個人が得た現在、デジタルは全てを可視化して今までのやり方を液状化していきます。解の無い現在、変化対応力こそ私達の力であり存在意義です。

<リモートワークを検証>生産性は向上!優秀なビジネスパーソンとは?

ネットによるアンケート調査結果では、8割を超えるワーカーがリモートワークを取り入れたワークスタイルの会社で働きたいと回答しています。
(参照先:PRTIMES 「2021-10-12 11:00 コロナ収束後も、テレワークを希望する人は8割超え」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000414.000010591.html))

現在、日本のリモートワーク活用率は31%、アメリカ85%、イギリス72%、と大きな差です。おそらく大都市圏では日本でも40%は超えているでしょう。リモートワークには、個人主義、JOB型が相性の良いことは事実ですが、ここまでの差は何でしょう?

これは日本のワーカーの5割が、転職、働き方を見直していると言えます。これはデジタルシフトの遅ればかりではないでしょう。人口構成の問題が大きく影響していると思います。

アメリカ・UKは、ミレニアム・Z世代が65%を超えています。日本は32.6%、a世代まで含めたデータだともっと差が出ます。

変化対応力のある若い世代、デジタルネイティブな若者ほど新しいスタイルを取り入れます。
次の時代を担うZ世代から、「働いてみたい・やってみたい」と思われるビジネスに変革するしか有りません!

生産性については、リモートワークにしても何も問題はありません。管理部門、Web 担当は生産性が向上しています。対面によるアドバイザリー、コンサルティング業務については、今、検証中です。

対面によるビジネスが厳しくなった現在、自分の言葉でコミュニケーション、自分の言葉で文章を書く、自分の頭で考え続けているアドバイザーとのパフォーマンスには大きな差が出てきています。優秀なビジネスパーソンは情報発信力が有ります。

私たちは、経験とスキルを提供してビジネスを展開しています。その根底には、道徳、倫理、人間力などの知見があります。その知見とスキルと経験を情報発信、スケールするアドバイザーが秀でる時代です。

Web戦略において、キーワード広告、キーワードオーガニックサーチが、コロナ禍で異業種参入、大競争でレッドオーシャンになりつつある今、検索からレコメンデーションで弾くスタイルにZ世代はなりつつあります。

Webの検索も激変しています。入り口はYouTube検索でショート動画から長尺動画、Webに誘導、SNSでフォロー、SNSフル活用以外ありません。
対面をバリュー提供に変革、「会いたいあのビジネスパースンに」をトライし続けるしか方法は有りません。

後編に続く・・・


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