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おうちの写真で世界旅行-⑧アメリカ・SFショートステイ Part3-語学の話

Part1は、サンフランシスコの観光スポットの話。

Part2は、サンフランシスコ近郊を旅した話。

今回は、これまでに書ききれなかった残りのこぼれ話を。

肝心の語学の話

最初の記事でも言及したけれど、留学期間はたった3週間。この短期間で英語がペラペラに話せるようになるとか、ビジネス英語をマスターするなんて相当努力をしたところで難しいだろうと思い、語学の目的は「発音を学ぶこと」のひとつに絞っていた。

語学学校にも「何よりも発音の勉強がしたい」と事前に伝えていた甲斐あってか、週2回の午後の授業は発音に特化した授業になっていた。

母音を使い分ける

この発音の授業、とっても勉強になったし、とっても辛かった。
日本語の母音は5種類だけど、英語の母音は14種類もあって、これらを、舌の位置や唇の位置、口腔の広さを変えて発声し分けている。

※英語の母音については諸説あり、一般的には15〜20種類と言われていますが、私は14種類で習いました。

日本語って、基本的に口先だけで発声できる言語なんだな、と、この時初めて知った。英語の母音は、音によっては喉から音を出すようなイメージで発声するものもある。そしておそらく、日本人の耳にはこの10数種類の母音を聞き分けるのがわりと難しく、自分で聞き分けられたと思ってもそれをアウトプットする際に正しく発声できるまできちんと聞き分けられていないのだろう。
私は「cup」と「cop」と「cap」の言い分けに相当苦労した。途中からこの授業に参戦したロシア人がすぐにできて「good!」と言われている横でずっと「…better(まぁさっきよりいいんじゃない?)」と言われ続けた。
goodよりbetterがレベル低い状態を表すことがあると、これもこの時初めて知った。おかげで悔しくって、めちゃくちゃ練習して、2週間も経つ頃には大分言い分けられるようになったし、喉が筋肉痛になって、顎周りが太くなった。

早口言葉(tongue twister)で発声練習

発音が上手くなりたい話はホストファミリーにもしていて、よく練習に付き合ってくれた。その時に、アメリカの子供が遊ぶ早口言葉( tongue twister )を教えてもらった。

・Sally sells sea shells by the seashore.
・Peter Piper picked a peck of pickled peppers.-Where's the peck of pickled pepper Peter Piper picked?

確かに、これをスローペースで、正しい発音で読むだけでも、発音の練習にはもってこい。
ちなみに、私はいまだにPeter Piper〜の方は早く読めない。

語学学校の先生のおすすめの発音練習

授業が終わるといつも「せっかくサンフランシスコに来ているんだから、街に出て生きた英語を使っておいで!」と言われていた。帰りにお店に寄ったり、アイスを食べたり、誰かと会話する機会を持ってね、と。
その中でもおすすめされたのが、マクドナルドで「quarter pounder with water(クォーターパウンダーと水)」をオーダーすること。これが1発で通じるようになったら一人前だと言われた。ただ、アメリカのクォーターパウンダーを食べ切れる気がしなかったので、試さずじまいだったけれど。

こんな感じで発音に重きを置いて過ごした結果、「日本人は文法とか語彙はすごくできるのに発音がダメ。」とか、同じ家でステイしている日本人男性に「何言ってるかわかんないから紙に書いてくれ」とか言ってたフランス人の友人に「あなたは日本人なのに文法も語彙もダメだけど、日本人で唯一何を言っているのかが理解できる。」と言われたので(褒められたと思っている)、目的は達成かな。

 その他:サンフランシスコこぼれ話

最初の記事で書いたのは、ほとんど1人で"観光”として巡ったところ。それ以外の食べ物の話や、語学学校のイベントで行った場所など、これまでに書ききれなかったことを。

Super Duper Burgers

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サンフランシスコ発祥のハンバーガーショップ。
ホストファミリーに「ハンバーガーが大きくて脂っこくて食べきれない」と話したときに「ここのはオーガニックだし美味しいし、小さめだからあなたでも食べられるわよ」と教えてもらった。オーガニック・地元産の素材にこだわっていて、パテはビーフ100%、しかも牧草のみで育てられたナチュラルビーフを使用。シェイクやソフトクリーム(Corn)もオーガニック牧場で作られたオーガニッククリームを使用していて、サンデーに使われるクッキーやパイも、ピクルスだってホームメイド!
確かに、他で見たハンバーガーに比べて小さめだけど、私には十分なサイズ。そしてとても美味しい!!!
また食べたいんだけど、アメリカでもカリフォルニアでしか出店していないし、日本進出なんて夢のまた夢だろうな…

The Cheesecake Factory

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アメリカでチーズケーキと言えばここ!というレストラン。常時20〜30種類のチーズケーキが並んでいる。サンフランシスコの店舗は、ユニオンスクエアの目の前のMacy’sと言うデパートの8階。

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ユニオンスクエアは、クリスマスの準備中。

眺めがいいので、何度かお茶しに行ったな〜
チーズケーキは大きいので、基本誰かとシェアするくらいがちょうどいい。ちなみに他の料理も美味しいし、ボリューミーらしい。

■サンフランシスコのケーブルカー

サンフランシスコ名物ケーブルカー。約150年前に誕生し、今でも手動で動かされているというレトロな乗り物。始発/終点駅では、木製のターンテーブルの上で、数人の職員が人力で電車を180度回転させている。
現在ケーブルカーは、Powell/Hyde線、Powell/Mason線、California線の3路線。

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乗車区間も長く、ダウンタウンの中心から海までいけるPowell/Hyde線が一番人気でいつも混雑している。前半部の車両、後半部のベンチが埋まった後は、ベンチの周りのステップに乗るくらい。

目の前スレスレを車が通り過ぎるのでスリル満点で楽しい。

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並んでまで乗りたくない!路線に拘らず、とりあえずケーブルカーに乗りたい!というのであれば、California線は大概空いている。私は普通に移動に使ったけど、ガラガラ過ぎて車掌さんが写真を撮ってくれた。ある意味贅沢。

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■San Francisco Dungeon

史実に基づいた、産業革命以降のサンフランシスコの暗黒面の歴史を題材にしたホラー仕立ての体験型アトラクション。ゴールドラッシュからギャング、ミード裁判官の理不尽な裁判や怪しい酒場、クリンパー(誘拐して船で働かせる人)、最後にアルカトラズ、など、サンフランシスコの影の歴史を体験できる。
これが怖いんだけどめちゃくちゃ面白い!私は語学学校のイベントで7人くらいで行ったけど、これは1人じゃなくて複数人で行くのが絶対おすすめ。
詳しくはこちら↓

https://www.thedungeons.com/san-francisco/

ちなみに、フィッシャーマンズワーフの近くにある。

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昼と夜。


最後に、ホームステイしていた家の近くの丘から撮った写真を。

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1枚目はサンフランシスコに着いた日、2枚目はサンフランシスコを去る日の朝日。

もう5年以上前のことなのに、鮮明に思い出せるくらいには濃い3週間だったと思う。
「サンフランシスコに行った人は皆『これまで悩んでいたことがバカらしくなった、人生って楽しい!』って帰ってくる」と言われて、ここに行くことを決めた。
確かに「人生ってこんなに楽しくて良かったのか!」と思った。「周りと同じようにできない」と悩んでいたけれど、サンフランシスコではいろんな人がいて、人と違ってることなんて当たり前だったので、そんなのいちいち気にすることじゃない、ということを痛感して、それで悩んでたなんてもったいないと思った。
だから私も、もし「サンフランシスコってどう?」と聞かれることがあったら「『これまで悩んでいたことがバカらしくなった、人生って楽しい!』って帰ってこられる場所」と答えるだろう。

また行きたいなあ。

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