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高齢者にパワーを!!!

筋トレ倶楽部Hoppyの岡田です。
今回は高齢者の筋力UPにパワーリフティングの技術が最適な理由をお話ししたいと思います。

そもそもパワーリフティングとは何か、ご存知ですか?

パワーリフティングは全身の筋力を競うスポーツです。
足の力を試すスクワット。上半身の力を試すベンチプレス。背中と腰の力を試すデッドリフトの3種目から成り立っています。この3種目をそれぞれ、3回挑戦して、一番重たい重量を合計して戦います

パワーリフティングってなに? -MEGA POWER-
http://powerlifting.co.jp/home/powerlifting/what-is-powerlifting/index.html

昨今の筋トレブームで、最早説明不要となったバーベルトレーニング種目の代表格「スクワット」「ベンチプレス」「デッドリフト」。
これら3種を合わせて筋トレBIG3と呼びますが、それらの合計重量を競う競技をパワーリフティングと呼ぶんですね。

パワーリフティングはボクシングと同じ階級制の競技です。
一般的に体重が重いほど筋肉量が多くなり、重いものを持てるからです。
なのでパワーリフティングの選手は体重≒筋肉量を制限された中で、いかに重たい重量を挙げるかを競っているわけです。

パワーリフティングが高齢者と何の関係があるんですか?

筋力の衰えた高齢者とパワーリフティングは、一見関係なさそうに見えるかもしれません。
普通に考えたら高重量と高齢者の接点は思いつかないでしょう。
脚腰の筋肉が衰えてしまった方にとっては、重りなどを持たなくとも、自分の身体だけで重たく感じるはずですから。

スクワット(立ち上がり)での例え話

わかりやすい例を出します。

自力では30cmの高さの椅子からギリギリ立ち上がれない方がいるとします。
ほんとうにギリギリで、惜しい!頑張って!と言いたくなるような状態だと想像してみてください。
(なぜ椅子の高さが30cmなのかは、こちらの記事をどうぞ)

惜しいですが、がむしゃらに「頑張るだけ」でいいのでしょうか?

ここで、先ほどのお話しを思い出してみましょう。
パワーリフティングは【筋肉量が制限】された中で、その人にとって【最高の効率】でパワーを発揮させる競技です。
言い換えれば、筋肉が衰えていたままでも、身体の動きを効率よくすれば、できる動作の幅は広がるはずです。

具体的には、立ち上がるための足の位置、上半身の角度、力を入れる場所やタイミングなどを整えるだけで立ち上げれてしまう可能性があるのです!!(一応、私が80歳のご婦人のトレーニングを担当した際に経験した実話です)

コツさえつかめば、苦労していたのがウソのようにスッと立てる!?

いったん出来てしまえば未来は明るい

一度立ち上がり動作のコツをつかんでしまえば、その先は良い方向へと向かっていきます。

立ち上がるのがツライ←

座ったままの時間が増える

筋力が更に衰える→↑に戻る

という負のループから抜け出し

楽に立てる←

立って動く時間が増える

筋力、体力がつく→↑に戻る

という好循環に変わります!
良習慣のループに入るために、キッカケとして立ち上がり動作を楽にしてみましょう!

普通の”筋トレ”じゃダメなの?

さて、ここまで高齢者の筋力改善とパワーリフティングの意外な相性の良さについて語ってきました。

ここまで読んできた中で
「別にパワーリフティングじゃなくても、普通の筋トレではいけないのか?」
と疑問に思った方々もいるかと思います。
なぜ一般的な筋トレではなく、重量を追い求めるパワーリフティングなのでしょうか。

一般的な筋トレで大事なのは、鍛える対象の筋肉を「意識して」その筋肉だけに「効かせる」ことです。

一方でパワーリフティングは高重量を挙げるために筋肉に「効かせない」ようにし、意識は主に身体の外に向けます。
スクワットであれば「地面を足で蹴るように立ち上がる」などです。

言い換えると、筋トレは「筋肉を疲れさせる」のが目的で、パワーリフティングは「筋肉をなるべく疲れさせないように動作を終える」のが目的です。ここに大きな違いがあります。

日常動作を楽にしたいと考えたとき、どちらがその願望を叶えるのに適しているでしょうか。

もちろん、筋トレも健康にとって有用であることは違いない

筋トレ倶楽部Hoppyでは重りを使わない体操から、ボディメイク目的の筋トレ、パワーリフティングまで幅広いニーズに応えられる設備とトレーニングメニューを提供しています!

結論

高齢者のトレーニングにパワーリフティングの技術を取り入れることで、活動的な日々を送れるようになるかもしれませんね!

長文にお付き合いいただきありがとうございました。
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