2022年5月の記事一覧
ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド
正直、ザ・スミスは一応聴いてはみたものの合わないなあと思ったバンドである。
90年代、ブリットポップ隆盛期。ブリットポップバンドであるエコーベリーのボーカリスト、ソニア・オーロラ・マダンが雑誌媒体で、インド系イギリス人ということで受けた差別や裕福であるものの自由が制限された家庭への息苦しさをザ・スミスを聴いて救われたことを打ち明け、さらに当時飼っていた愛猫の名がモリッシーだと語る程ザ・スミスを敬
22年ぶりのバッファロー'66
貪るように映画を観ていた時期がある。1999年。夢を潰されて働かなければならなかった環境への鬱屈を抱えた私には映画は数少ない拠り所だった。
特にヴィンセント・ギャロ主演・監督の『バッファロー'66』はロングラン上映が決まると休みの日に繰り返し繰り返し観に行った。
そして、この映画がリバイバル上映されると知り、昨年の春に大学時代の友達を連れて再び観に行くことにした。
ストーリーは、無謀な賭けを
ヤングアダルトニューヨークを見ながら
数年前、かなり体調が悪く、やっと回復した翌日に映画を観に行った。ちょうど、レディースデーなので安く見られてほくほく。
ちなみに、観た映画は。
ヤングアダルトニューヨーク。
原題がWhile we're youngな時点で微かな胸騒ぎがした。
で、見終わって思ったことは。
サブカル拗らせてるこどもおばさんやおっさんこどもにはきつい映画やー!ということ。
かつてのちいさな栄光を引き摺りながら大学の
世界で一番美しい少年
ビョルン・アンドレセンという固有名詞を最初に覚えたのは『パタリロ!』に出てきた、犯罪組織国際ダイヤモンド輸出機構がマリネラ王国に放った双子の刺客の名前である。
柔らかな長髪にルージュをひいた、女性と見違うような美貌の双子の少年は、数多くの美少年を夢中にさせたバンコランですら翻弄し、後にバンコランの伴侶となるマライヒですらも嫉妬に狂わせた。
ビョルン・アンドレセンというのが『ベニスに死す』という映画