わたし的野球の指導に影響を与えられた本・3選
さて、コロナの次は梅雨がやって来ました。
晴耕雨読という言葉もあるように、雨の時は学びを深めるチャンス。
インプットもアウトプットも意識して行動していきます。
こうしたときこそ、落ち着いてアウトプットできる時間です。
今回は、自分の学びをより深めるために、これまで読んだスポーツ(野球)関連の本で私が影響を受けた本を3冊ピックアップして紹介していきます。
まず1冊目
『二軍監督の仕事』(ヤクルトスワローズ・高津臣吾 著)
◎監督という立場で四苦八苦していた頃に読みました。高津氏は独立リーグ・新潟→ヤクルト2軍→ヤクルト(現在)で監督をしています。少年野球とプロ野球では全然求められていることは違います。しかし、選手を想い「育てる」という部分においては同じだと思います。
この「育てる」時に肝心なのが、過度ではない試練です。こちらで用意することはもちろんありますが、選手に自ら気付きを持たせることも大切のようです。やはり、人の成長には自らの気付きが大きな原動力になるということを学びました。野球という競技スポーツをするなかで、「人間形成」が目的であり、「勝利」は目標なのです。
次に2冊目
『チームスポーツに学ぶボトムアップ理論』(畑喜美夫 著)
◎何を隠そう、私のチームビルディングの手法はこの「ボトムアップ理論」にかなり影響されています。ですが、取り組み始めた最初の頃は知識で頭でっかちになり、本質的な部分を理解していませんでした。その結果として、選手の前と保護者の方の前で発信している内容が滅茶苦茶になってしまいました。小学生が行う少年野球において、どこは大人が教えるのか、どの部分はボトムアップ理論で選手たちに委任するのか。この案配が非常に大切です。
それに選手に委任する場面でも、100%委任ではなくコーチの役割というのも大切です。本から学んだ知識をそのまま実践するのではなく、チームにフィットさせることが肝心であると学ばせてもらった1冊です。
最後の3冊目
『健大高崎式 驚異の走塁術&トレーニング』(青柳博文・葛原毅 著)
◎近年、急激に力をつけ何度も甲子園に出場している群馬県の健大高崎高校。その戦い方は「機動破壊」と呼ばれる、走塁から自分達へ主導権を持ってくるスタイル。野球という競技で少年野球から社会人野球、プロ野球と大きく変わらないプレーの基が走塁とするなら、その走塁のバリエーションを増やすことは指導している選手たちが今後野球をしていく上で大切だと感じてかじりついた一冊です。何かすごく特別なことをやっているのか。と思いきやそうした訳ではなく、走塁に対しての意思付けと基礎トレーニングの徹底がありました。しっかり、かみ砕き指導の役に立てています。
今回は、野球の指導をする上で影響を受けた本を選びましたが、普段からスポーツ関連書やビジネス書、小説などを読んでいます。
やはり、指導者が学びを止めたらいけません。
これから、理論武装ばかりではない学びをしていきます。
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