「天王寺」　大阪観光ならここでしょう。

どうも。「エジプトでの忘れ物」の記事がほっそりバズっており、嬉しく思っています。

さっそくではあるが、今日はマイホームタウン「大阪」のおすすめスポットについて、ご紹介出来ればと思う。

大阪と言うと、府外の方が思い浮かべる街は、「梅田」「心斎橋」「難波」この辺りのエリアでしょう。当然間違いではなく、大阪の二大繁華街である為、美味しいご飯もあるし、ショッピングも楽しめるだろう。ただ大阪にはもっと大阪らしさがつまった魅力的な街が存在する。それが、

「天王寺」である。

天王寺という街は、大阪人の中では、梅田、心斎橋と並ぶ都会と言う位置付けであるが、なぜか府外の方々の認知度は低かった。それをひっくり返したのが、阿倍野ハルカスの誕生である。阿倍野ハルカスにより一気に都会のイメーが増し、府外からの認知度を得られた。一方で、「天王寺＝阿倍野ハルカス」という認知止まりで、天王寺の街の魅力が伝わりきっていないと思う。

まずは天王寺の魅力ポイントを３つにまとめてみた。

①　ダイバーシティ　
②　居酒屋が安い　
③　こてこての大阪弁を聞く事が可能　

まず①のダイバーシティについてであるが、天王寺近辺で出会える人の多様性が半端ではない。おそらく日本最大級の守備範囲を備えていると思っている。
まず、上述の通り、天王寺は梅田、心斎橋と並ぶ都会である。
その為、高層マンションが立ち並ぶエリアが存在し、一定数の富裕層が存在し、犬を連れた着飾ったマダムが散見されるエリアである。

一方で、日本で唯一暴動が起きた場所である「西成」のエリアにも天王寺は隣接しており、昼間から元気な声が町中から聞こえてくるエリアだ。また最近では海外旅行客も増えており、海外旅行者向けの低価格帯のホテルが増えてきている。
そしてさらにお隣には、日本一情緒のある遊郭「飛田新地」があり、歴史を味わう事ができる。

これだけでも十分、お腹いっぱいと思えるだろうが、天王寺はこれだけでは終わらない。

天王寺にはさらに、天王寺動物園が存在する。しかも都会の駅前に。
天王寺動物園の周辺エリアは、最近綺麗になり、ドッグランやカフェ、フットサル場が出来ているが、少し前までは、ストリート将棋・囲碁の聖地だった、というのは大阪人であれば皆知っている話。

つまり、大阪　天王寺では、富裕層のマダムから、元気な酔っ払い、日本の情緒、そして元気な動物等と出会える素敵な街である。

続いて②の居酒屋が安いについては、具体的に私のおすすめショップを二つ紹介する。

①炭火焼肉　てんぐ
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27012645/　

ここは府外の焼肉好きが来阪した際は、もれなくお連れするディープ焼肉ショップの一つ。
座敷が２卓、カウンターが１０席程度の小さい店あるが、ここのハラミとタレが絶品である。
おそらくご家族で経営されている店で、毎度帰る際には店主がまた来て下さい。と出口までお礼をしに来てくれる、という腰の低さがポイントである。
あと、大阪人であれば皆が知っている「ごきげんブランニュー」という番組でもハラミ特集で取り上げられていたお店の一つ。

②わらじや亭天よし
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27018909/

天王寺の駅近ではあるものの、あまり居酒屋がたち並ばない閑静なエリアにどんと構える古き良きショップ。
このお店の一押しは、なんといってもハイボールと女将のトークと、帰り際の女将からのお土産だ。

帰り際に女将からのお土産を次々渡される訳であるが、過去の私の最多記録は、トマトジュース✖️３本、トマト✖️３個、両手いっぱいの駄菓子、そしてメロン✖️１個だ。
私の経験上、女将とのトークの盛り上がりとお土産のグレード・品数は完全相関する。
一つ注意点があり、女将は多くのお客さんに毎日会っている事から、過去の事をあまり覚えていない。その為、毎回訪れた際、初めましてのお客さんとして扱われ、過去の積み上げは考慮されず、常に一からのスタートとなる事には留意して欲しい。

いよいよ最後の③こてこての関西弁を聞く事が可能だが、大阪弁には３つのタイプが存在すると考えている。
一つ目は、上品な大阪弁。
これは主に大阪北部に居を構える大阪人に多い。

次に、河内弁やその周辺の大阪弁。
これは大阪南部に居を構える人に多い、というかそのエリアの言語だ。

最後に、吉本新喜劇的な大阪弁。
主に大阪市内のデイープタウン、大阪市近辺の市に居を構える人に多い。
これを私はこてこての大阪弁と呼ぶが、この言語を扱える大阪人の減少傾向が如実であると思う。
そんな希少価値の高い言語がそこら中に散らばっているのが、天王寺だ。

大阪紹介の一発目として、私の最も愛する街「天王寺」を紹介してみた。
ただ大阪はまだまだ面白い街が存在する。
次回もし記載する事があれば、京橋、西九条、八尾当たりのおもしろスポットについても触れていきたいと思う。

では、またおいでや。