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どんな旅館も怖いと思ってしまう話と、実際に怖い体験をした人の話👻

👻本日は、
怖いような、怖くないような、
不思議なような、そうでもないような、
そんなお話でございます👻

ネットで見つけた、草彅剛さんの話。
「何で大人になっても怖いんだろう。ホテルで隣の部屋がある広めの所を
とってくれると、隣の部屋とか使わないから余計に気になっちゃって…。
隣の部屋があると怖いから狭くていいの。1つの部屋でいい。」

これ、すご~くわかるんですよね。
私が一番苦手なのは、ホテルでなくて旅館
古くなくても、ホテルっぽくリノベーションされていても、怖さは同じ。
最近は、畳の部屋にベッドを置いたりして、半洋風にしているところも多いけれど、怖さは同じ。
押入れに使わない布団が入れてあったりするけれど、夜中にふと目をやると、隙間から見られているような気がして、怖い。
押入れを開けて中を見て、それからピタっと閉めること数回。
布団に入った後も、押入れの戸に隙間ができていないか何度も見てしまう。

そもそも、部屋の灯りがなんか不気味で怖い。
かと言って、真っ暗にもできない、怖いから。

草彅くんと一緒で、ホテルでも隣の部屋があったら、怖さは同じ。

毎年、「ひとりで節分から立春にかけ、その年の佳い方角に数日滞在する」という旅行をするのだが、2015年は、仙台にした。
なぜひとりかと言うと、家族でその年の吉方位が同じということは、まずないので。
もちろん泊まるのは旅館ではなく、ホテルだ。

仙台に2日滞在したあと、もう少しゆっくりしようと思い、松島に行くことにした。
仙台駅前の旅行会社で宿の相談をし、そこが旅館ではなくホテルかどうか確認をしたら、すごく頼りなさそうな若い男性のスタッフに、「ホテル」だと断言され、安心して予約を入れた。

ところが行ってみたら………。
名前もホテル○○だし、ロビーもホテルの造りだったが、部屋は完全に旅館そのものだった。
部屋には「○○の間」と書かれた木札がかかっている←お札じゃないのよ👻
靴を脱いで上がると畳の部屋。はいはい、ホテルじゃないね。
入ったとたん、お香の匂いが充満していた。
これはもうお香じゃない、仏間のお線香の香りだ。
なんとも陰気な匂いで、ここでもう気が滅入ってしまった。
奥の畳の部屋に、布団が敷いてあった。

ああ、もうだめだ、と思った…………。

立って入る形式の貸し切り露天風呂に入り(この時間はまだ明るく、景色は美しかった)、お会席の夕食を済ませた後、部屋に戻り、気分と空気を入れ替えようと窓を開けた。
既に夜で、外は真っ暗。
開け放した窓の真正面に見えたのは・・・・・。

松だった。
松、松、松、どこもかしこも松だった。
遠くに見えたのではない。
ガラス窓の正面、手が届きそうな所に松、松、松・・・。

慌てて窓を閉めた。
カーテンもピッタリ閉めた。
闇夜の松ほど不気味なものはない、と初めて知った。
いや、松島なんだから、松があっても当たり前なのだが、なんとも、おどろおどろしい。

必死で眠った。
必死で眠る、これはなかなか難しい技ではある。
睡眠薬のようなものがあれば飲みたかったけれど、ないので必死で眠った。

やっと朝になり、さっさと仙台に戻り、明るくて快適なホテルにチエックインした。

なんでそんな怖いの?と聞かれても、なんとも言いようがない。
なにか出たわけではないが、とにかく怖いものは怖い。
もちろん、明るいホテルでも出ることがあるらしいので、ホテルは大丈夫と思ってはいけない。

子どもの頃、家族で某県の、某ホテルに泊まった。
そこは、ディナー時にはショーがあったり、ゲームセンターがあったりと、
かなり大きなホテルだった。
が、ここも名前はホテルだが、部屋は畳で、そこに布団が敷かれる形式だ。

部屋での夕飯が終わり、私と妹は、父とホテル内のゲームセンターに行ったのだと思うが、母がひとりで部屋に残っていた。
なんとな~くいやな感じがするな、と思っていたところに、妹が部屋に持ち込んでいた風船が、突然ゆら~っと移動したのだとか。
そのとたん、全身が水を浴びたように寒くなり、鳥肌が立ち、母は部屋を飛び出したらしい。
直感的に「ここ、何かあったかも」と思ったそうだ。

翌日、母が聞いたところによると、そのホテルは昔、別のホテルだったのだが、大火事があって、かなり多くの人が焼死したということだった。

その跡地にできたのが、泊まったホテルだった。

s-おーじろう

次は、母の友だちの女性が、昔、ご夫婦でイタリア旅行に行った時の話。

ある教会に行ったそうだが、ツアーなので、有名な教会ではあると思う。
祭壇?のあたりに、ろうそくを供えるところがあった。
他の人たちは気に留めていなかったようだが、母の友人は、ろうそくを買い、供えた。

そしていきなり話は夜になる。
眠っていたら、なんとなくザワザワ騒がしいので目をあけた。
母の友人曰く、この時は夢でもなんでもなく、完璧に覚醒していたと。
なんと、ベッドの周りを中世の時代のようなコスチュームの人たちが、ブツブツつぶやきながら、グルグル回っていたのだとか。
何周も何周も、延々と。
もう怖くて怖くて、身体も金縛りで動かず、声も出ず、隣に寝ているご主人を起こすこともできず、目も閉じられなかったそうだ。
いつの間にか眠ったのか、朝までそれが続いたのかは忘れたが、話はまたいきなり朝になる。

朝食会場のレストランで、同じツアーの人たちにその話をした。
すると、ふたり、同じ体験をした女性がいたそうなのだ。
やはり怖くて一睡もできなかったとか。
さらに確認すると、そのふたりと、母の友人の3人だけが、ろうそくを買って供えていたということがわかった。
なぜ?
供養のつもりでろうそくを供えたのに、なぜ怖い思いをしないといけないの?
みんな、そう思ったらしい。
うれしくてお礼に来たのか、頼られたのか、場所を間違えたのか、余計なお世話で迷惑だったのか、真実はわからない。

だからぁ、ホテルも怖いんだってばぁ~~😓


👻これを読んで泊まるのが怖くなった方、ごめんなさい。
 私が実際に家の中以外で何かあったことは、
ほんの数回なのでご安心を😅
 ↓ の記事の一番最後に、
その体験の一部を、おまけとして書いてあります。
ご興味のある方はどうぞ。
単なる金縛りなので、決して期待して読まないように🙏
  

🎍 ヘッダー写真は、2015年2月撮影「松島海岸駅」 🎍
読んでから見ると、なんとな~く不気味かも👻