ミシュランガイド東京 2020 が発表!!　※岸田シェフからのコメントが届きました!（11/30）

日曜劇場『グランメゾン東京』のテーマになっている
世界的な料理の基準、ミシュランの星を獲るということ。

本日11月26日に
「ミシュランガイド 東京2020」の発表セレモニーが行われました！

そもそもの「ミシュランガイド」の成り立ちを皆さんはご存じですか？
（上のミシュランマンが持っているのがガイドブック…ちょっと大きめミシュランマンサイズ）

始動は、1900年に「ミシュラン」タイヤメーカーの創業者であるミシュラン兄弟のアイデアからでした。創刊当初から赤い表紙のミシュランガイド。
その内容は「フランスを旅するドライバーに、給油や車の修理に関する実用的で役立つ情報を提供し、食事や宿泊のほか、電報、郵便、電話などで連絡の可能な場所を紹介する」ことを目的としていて、
グルメガイドとして、国際的な基準になるもっと前は、ドライバーさんのために無料で配布されていたのです。

ミシュランの星の一つ星から三つ星にはそれぞれ基準となる定義があります。

一つ星…近くに訪れたら行く価値のある優れた料理
二つ星…遠回りしてでも訪れる価値のある卓越した料理
三つ星…そのために旅行する価値のある卓越した料理

これは、旅行をしているドライバーをサポートするというミシュランの強い想いからの定義。
元々がドライバーさんのためにつくられたもの…と考えると、レストラン、宿泊施設などのリストが都市ごとに掲載されていて、店に行くことが主体ではないということも頷けますね。
（日本では北海道、宮城、富山・石川（金沢）、愛知・岐阜・三重、広島・愛媛、鳥取、福岡・佐賀・長崎、熊本・大分版が発行されています）

2007年にアジア初のミシュランガイド発行の都市として
東京が選ばれてから、今回で13回目の開催。
しかも驚くべきことに
東京は世界で一番星の数が多い都市なのだそう！
世界的にも美食の街であることの証明がされた2020年のセレモニーでは、
日曜劇場『グランメゾン東京』を支えてくださっている皆さんが
この度、星を獲得されました!!

まずは…
初獲得となった「gaku」の料理監修をされている
飯田橋「INUA」さんは二つ星を獲得！
”イノベーティブ”というジャンルでの獲得となりました。

自分ではあまりイノベーティブとは言わないですが、
日本の素晴らしい食材に外国人として向き合って、どういうおいしい料理を作れるかということを大切にしているレストランです。
日本の皆さんは、世界的にみても食文化がすごく発達していて、食べ物を愛している方たち。そういうお客様を迎え入れられることに感謝しています。
ーINUA トーマス・フレベルシェフ

そして…もちろん！
「グランメゾン東京」の料理監修をしている
北品川「カンテサンス」の岸田周三シェフも13年間、三つ星を保守し続けました！
13年間ということは、東京のミシュランガイドが発行されてから毎年ということ。これもまた歴史に残る快挙！

今年も評価していただけて、ホッとしたというのが素直な気持ちです。
オープン時から方針は変わっていませんが、料理は時代によって進化させています。守るべきものと進化するもの、両方が大事だと思っています。
もし機会があれば、お店にもぜひお越しいただけますと嬉しいです。
ーカンテサンス　岸田周三シェフ

そして、ドラマ・公式noteアカウントをご覧の皆様に、岸田シェフから特別にメッセージをいただきました。ここでご紹介いたします!!

三つ星を13年間維持した岸田シェフから
番組・公式noteページをご覧の皆様へのメッセージ

グランメゾン東京の監修を引き受けた段階ではあまり深く考えていなかったのですが、毎週放送している最中にミシュランが発表しますので、今年星を落としたら凄い恥ずかしい事に途中で気が付いたのですが後の祭りでした。そういう意味でも、無事に三つ星を維持することが出来てホッとしています。 このドラマを観て、料理の世界に興味を持ってくれる方が増えてくれたら嬉しいなと思っています。

ここでは紹介が仕切れないほどの、日曜劇場『グランメゾン東京』を支えていただいているレストランの皆さまの名前もありました。
星の数を維持し、守り続けることに成功されていました。

「星を獲る。それも三つ星」
尾花さんだからこそ、いつも簡単なことのように言いますが、
今日の会場でのシェフの皆さんの笑顔を見て、
その星の１つ１つがとても重みのある日々の努力の賜物だと実感しました。
皆さま、本当におめでとうございました！

ドラマの話に戻りまして…
日曜劇場『グランメゾン東京』次週の第7話は「ミシュランガイド」の前哨戦とも言われる「トップレストラン50」のセレモニーが描かれます。

「グランメゾン東京」VS「gaku」
そして尾花はエスコフィユ時代の10位を超えることができるのか！？

料理人の熱い魂をぜひ、ドラマでも感じてくださいませ