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とある対戦ゲーマーの独り言 「電脳戦機バーチャロンの(個人的)ツインスティック史」


[重要な連絡事項]

記事は都度アップデートされますが手持ち情報が不正確な点、私の見識が浅い事から起こる誤解等も考えられます。何らかの参考にされる場合はその点御注意を御願い致します。(適宜修正を行いますが、参考にされる場合はもう少し時期を遅らせた方が良いと考えます。)

念の為、バーチャロンはツインスティックがなくともパッドで楽しく遊べます。

現行品ですので修理パーツもメーカーから手に入ります!(修理に関しては事前にしっかりと情報を集めた上で御検討を)

20240330で一旦予約受付終了となってますが、また再開する可能性もあると思うのでリンクは残しておきます。気になる方は下記ページだけでなくアンテナを伸ばして見てください!


[はじめに]
本記事はこれまでに確認された電脳戦機バーチャロン関連のツインスティック情報を個人的に纏めたものです。

本記事を投稿するに至った経緯や作成方針等は一覧性保護の為、前書きに纏めています。(完全に正確な資料、界隈の統一見解では無い事、御注意ください。)

協力に付いての謝辞や更新情報、皆様へのお願い等は下記の更新ノートに随時纏めています。

[補足事項]
・開発メーカーについては現時点では大雑把な表記です。

・呼び名は一般的な俗称や私が呼んでいた、または他でも通じたものを一先ずの目印として記載している点ご容赦を。


[各スティックの共通事項]
レバーボタン類共にはアナログではなくデジタル入力です。

レバーは上下左右を受け持つマイクロスイッチは入力量は考慮せず、単純なオンとオフを判定します。斜め入力は2つのマイクロスイッチがオンになる事で判断されます。

トリガーはマイクロスイッチでターボボタンはマイクロスイッチと基板上の通電端子?の2種類があります。
(図解ともっと簡単に)


ロケテスト用レバー

1995〜1995

<出自>
アーケードロケテスト時初期?のレバー・・・遥か昔の人伝の話(記事?)なので真偽不明。


<構造的な特徴>
最初はアサルトの様な構造で後にターボボタンが追加されたとかなんとか。


<モブキャラ的雑感>
左右1つずつのボタンは武器に・・・ということはダッシュはまだ実装されて無かったか他ゲームでもあった同方向複数回の入力で賄っていたと思われる。ターボボタンが増設されて良かったねとしか言えない(;´Д`)

<追記>
「レバーダブル入力でダッシュ対応という話を何処で目にした事がある」というお話を頂きました!あと1995年々12月頃には御馴染みのDXレバーだった的な朧げな記憶の話も。


DX(TWIN)筐体 Happ社製スティック

1995〜

<出自>
初代(OMG)発売時のDX(TWIN)筐体に採用されていたツインスティックです。



・パイナップル (OMG初期レバー)

(画像はよ)

1995〜?

<出自>
バーサスシティ等のDX以外の汎用筐体に主に使用されたもの。サンワ製。

<構造的な特徴>
手榴弾やパイナップルを彷彿とさせる意匠が独特で後年で増す高速3Dアクションゲームのイメージだけでなく、体感ロボットアトラクションとしての立ち位置が感じられる部分だと個人的には妄想している。(後日実物にて解説) うちの店はDX筐体だった為、長期の運用経験はないがこれもよく折れたらしい。



<モブキャラ的雑感>
軸ブレ(回転)が凄まじくニュートラルへの戻りが弱い為、高度な動きをするには人力ニュートラルを身につける必要があった。
当時の仲間が現在界隈で見かける様な奇天烈な動きをこのパイナップルで当時行なっており、人間の適応力の素晴らしさを目の当たりにした。私も試みてはみたが結果はお察し(゚д゚) ダメダメヤン

<カバー部の材質や色>
写真等に変更。

のっぺら角棒スティック (OMG後期レバー)
画像は家庭使用の個人用として用意されたもの

1996〜?

<出自>
前述のパイナップルの後に出てきたもので、その流れで単純に後期と呼んでいる。比較してのっぺりしている雰囲気なのでのっぺら角棒と呼んでいた。なんとなく他のレバーに比べて影が薄い気がする。

<構造的な特徴>
スマートなスタイルになりロマン寄りから操作寄りになった感じを受けるが、まだ過渡期といえる。

<モブキャラ的雑感>
軸ブレやニュートラル戻りがだいぶ改善された記憶だがボタンの追随性に不安があった記憶。開発経緯は不明だが、やはり操作性の問題からくる改善版という立ち位置とみる。(後日実物を組んでみる予定)

余談としてオラタン時代のシャフト残量が尽きた際に墓場から引っ張り出されて働かされた個体もある。ロボアニメならロマンだが現実は色々と厳しい。尚、サターンスティックの外装はビス位置が違うので魔改造する際は注意。要再確認

レバー型番はJLJ-PL2-8Vで後述のホリスティックとの関連性がある。


<カバー部の材質や色>
改訂中


・サターン用レバー
改造素体としても貢献

以下整理整頓

<構造的な特徴>
レバー基部の構造が簡易的なもの且つレバー間の距離が狭くトリガー部以外の感触はアーケード用とかなり違う。レバー間の幅は約16でアーケードとかなり違うが既存パーツの流用によるコスト削減や収納性との兼ね合いと思われる。
またIF-SEGA2を経由する事でPC用としての活用もできる。


<モブキャラ的雑感>
御家庭にツインスティックをという目的は達せられており、普及に一役買ったデバイスと言える。その理由の一つとして見込み違いの出荷量が祟ってかなりの量が投げ売りされた為。

このスイッチ含むカバー部分が後のオラタン標準品とほぼ同様のもので私を含んだ補修部品の枯渇に喘ぐ多くの整備士を救った。(軸破損で廃棄するものを頂けたのも大きかった) セガの懐へのダメージを除けばある意味でバーチャロンというコンテンツを影で支えたデバイスとも言える。

関連する文化として多くの魔改造品のベースになった事が挙げられる。そこは追加DLCで扱いたい。


TWIN-STICK PC
ツインスティック ピーシー

<出自>
Windows95対応のM.S.B.S.Ver.3.3w発売に合わせて登場。
サターンと基本的には同様だが、箱が2Pカラー(赤)のテムジン。
発売:1997/06/13
型番:HCP-0001
価格:6,400円


<構造的な特徴>
D-SUB15ピンのゲームポート接続。
SS版にある左上のスタートボタンが取り除かれ、TWIN-STICK PCのロゴあり。


・標準レバー (アーケードスティック)
写真はフォースコンパネのもの

<出自>
オラトリオ・タングラム発売と合わせて普及したもの。これが初出とは思うがアーケードにもOMG時代に一部先行して出ていた可能性もあるのでは?との個人的な推測もある。(カバー部と基部は別の話になるが今回は割愛) 先行して普及したSS用の影響を強く受けている。

<構造的な特徴>
トリガー・ターボボタン含めた外装の形状はここで一つの完成形に達している。
またトリガーのマイクロスイッチも前期型は基板上に集約される形となっているが、後期型はまた分割された形状に戻っている。その他改善された箇所等も合わせて別項で扱う。レバー同士の間は24。

本タイプの業務用レバーシャフトは3〜4種類程(形状は3種、最初期のものにver違いが合った様なうっすら記憶)が確認できており最初期型はポキポキ折れてぐらぼまを含む全国の整備士の心も折った。

あまり知られていなかった話で、丸と恐らく一部各シャフト迄は固定ネジを外せば上に抜ける。最後期の角々シャフトがどうかは知見なし。

既に年月が経ち確証のない記憶だがカバーのオリジナルはサターン等比較して色味が濃い記憶がある。(腐海から画像を探しています・・・)

シャフトやカバーとの互換性、メンテ事情については拡張DLCでまとめる予定。

あぁ無情・・・


<モブキャラ的雑感>
標準オブ標準。アーケードツインスティックの決定版。多くの世代にバーチャロンのツインスティックとして認識されている基本系。 同じくセガのアウトトリガーにもツインでは無いがそのまま操作系として流用されている。

オラトリオタングラム以降のプレイヤーはピンと来ないかも知れないが、この標準レバーの登場迄は魔改造品含む複数のタイプが乱立しておりメンテ云々以前に個々のプレイヤーにとってハンデのない対戦環境を揃える事が難しかった。

ホーム以外の店舗でも慣れたレバーで遊べる点は大きな転換期だったと考える。


・ドリームキャスト用レバー


色味が特徴的


<出自>
ドリームキャスト版オラトリオ・タングラム発売と合わせて登場。
重量:約1.68kg(実測)


<構造的な特徴>
サターン用のアップデート版の様な構造。レバー間の距離が広く(約19.5)なり違和感が減った。色味がかなり違うのでこれを外装として使うととても目を引く。(但しSS版の様な投げ売りは基本されてはいない)

ビジュアルメモリ用スロットが特徴的。
(SS版DC版のレバー基部の比較写真を用意する為に腐海を漁ってます。SSと比較して改善はあれど劣化した部分は無かった記憶)

<モブキャラ的雑感>
軸上破損問題等、トラブルもあったが個人的にはバーチャロンとツインスティックが二人三脚である事をモノで示してくれたコントローラーともいえる・・・この頃はまだ楽観視出来る勢いが残っていたのではないだろうか。補修部品がユーザーサイドから出ていた点も記録しておきたい。


電脳戦機バーチャロン ツインスティックEX
HX3-50
(ホリスティック)


再販時のものは天板デザインに差異がある
こちらは再販時のVO4バージョン


こちらは初回のデザイン
(個別ページで記事細分化)



<出自>
電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム ver.5.66のダウンロード販売開始に応えて発売された。

試作版を経て当初はプレオーダーで受注数を測り、目標値を超えたことで無事に製品化決定となり、改めて正式発注期間が設けられた。
定価は30,000円(税込)


プレオーダー期間
2009/06/13  18:00 〜 07/02 15:00

2回目プレオーダー(フォース発売)
2010/06/17〜06/30 17:00

3回目追加オーダー
2011/02/07 18:00 ~ 02/21 18:00

<構造的な特徴>
レバー部はサンワ製。レバー同士の間は24。レバー基部はOMG後期と同じJLJ-PL2-8Vという同じ型番だが少し仕様が違う模様。公式見解ではないが「グリップ新造したJLJ-PL2-8V」ではないかという知見を頂いている。

<モブキャラ的雑感>
エアプで語るのは避けたいのだがサイズと操作性のバランスが高いコントローラーと考えている。残念ながら触ったことがない為、教導して頂く予定。


電脳戦機バーチャロン ツインスティック3
(ホリスティック)


画像はEX (XBOX360用)で代用

<出自>
電脳戦機バーチャロン(PS3)発売と合わせて登場した。同時に3に関してはPS用電脳戦機バーチャロンMARZ用でもある。

当初はプレオーダーで受注数を測り、目標値を超えたことで無事に製品化決定となり、改めて正式発注期間が設けられた。定価は30,000円(税込)


2012/11/06 製品化決定11/05〜11/19 正式発注期間11/22〜    追加発注期間


(但し3とEXは追加オーダーでの扱いが異なるが詳細は割愛)


<構造的な特徴>
EXと同様。
(OMG後期との基部の類似性、それを追記する)

<モブキャラ的批評>
EXと同様。


タニタツインスティック
タニタスティック

<出自>
10年前にタイムスリップして「健康器具メーカーがツインスティックを作るぜ!」と呟こうものならかわいそうな目で見つめられてしまうこと請け合いな出自のツインスティック。

それぞれの視点で当時の経緯を纏められている方々もいるので、そちらも読まれてみる事をお勧めします!


型番:XVCD-18-b 18式コントロールデバイス

参考として初回クラウドファンディング時の型番は「VCD-18-c 18式コントロールデバイス ツインスティック」で構造も違いがある。(それ以前の試作版もまた味わい深い)

クラウドファンディングの時系列等は拡張ページにて再整理予定。


<構造的な特徴>
パーツはサンワ製で現在も予備部品が提供されている。ターボボタンの両脇にもボタンが追加されている。ボタンは全てマイクロスイッチ。スタートボタン増設等の魔改造スティックを除けば操作系が変更された初めてのツインスティック。関連パーツの配給でアーケードでの稼働も下支えしている。レバー同士の間は24。

ボタン4つを色分けしたもの
赤がトリガー(LR1)
黄色がターボ(LR2)
緑と青が今回追加されたもの(LR3)
緑青共に同じ動作だがハード的に
別体でもソフト的に別扱い
できるか迄は手元にない為未確認


横幅:約650mm
高さ:約217mm
奥行:約220mm
重量:4.9kg(箱状態約6.1kg)
接続:2.5mUSBケーブルよる接続
(PCでUSBコントローラーとして認識する)

<モブキャラ的批評>
残念ながら触ったことがない。
教導願いをする予定。
尚、PS5でバーチャロンを遊ぶ際も使用が可能。(接続実績のDLCを準備中)



サンワ新型スティック

<出自>
タニタスティックの流れに乗る形で登場したアーケード保守部品。(経緯は別ページにて)

<構造的な特徴>
アーケード用保守部品なのでお馴染みの2ボタン形状になっている。標準レバーから少し意匠が変わっており、ターボボタンが真円でないので区別がつきやすい。


<モブキャラ的雑感>
知見が集まりつつあるのでそれをベースに



[前書きへ移動予定の簡易後書き]

HDD死亡で失われた、または元々所持していなかった情報を協力者の方々より提供頂きつつあるので、各スティック詳細を個別記事に分散の方向で書き換え中です。

また既にまとまった情報があればそちらへのリンクさせて頂こうとも考えてはいますが、情報の分散保存も今回の目的ではあるのである程度は自力で書くつもりです。

なにぶんお布施と情報つまみ食い以外は昨年20年越しに界隈に復帰した様なものなので、記憶の劣化が激しいのと新情報(最新情報とは言っていない)に疎いので作業が回っておりません。

情報の精査等を含めると目処がつくのにあと半年はかかりそうなのですが、それではきりがないと思い「こんな事をやってるよ!」という案内の為に見切り発車で公開しました。不足分やリライト部分との差し替えは随時行っていきます・・・というか、投稿早々にの今もやってたり(;´Д`)

作業メモ等が残っているのも御容赦を・・・
本腰を入れだしてからは特に10歩進んで11歩下がってます。

noteのマガジンの1記事・・・という構成上、他記事に埋もれやすいのでもし気に入って頂けたならブックマーク頂けると幸いです。後程見つけやすい位置に固定できる様対処予定です。

現時点で此処まで約7500文字。賛同非賛同区別なく読んでくださった方に感謝を。

m(_ _)m


<次のお話>

<とある対戦ゲーマーの独り言>
対戦ゲームに絞った内容でモブ対戦プレイヤーがあれこれと妄想しております(゚∀゚
)


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