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キリヤマ隊長の現場猫案件 (ウルトラセブン)

ウルトラセブンはちょっと暗めな雰囲気が特徴的なウルトラシリーズという印象を持っています。

作中の深いテーマ性に触れずネタ的な視点で語ると地球に訪れた単身赴任のサラリーマンが過労死寸前で故郷に帰るというなんだか救いのない字面も(;´Д`)


その中でも個人的に印象に残っているのが第8話「狙われた街」です。

この回はメトロン星人による搦め手での侵略が子供心に・・・というか、大人視点でも印象的でした。

やはり人気回の様でウルトラセブンを語る際にはその着目点や映像の美しさ等古さを感じさせない完成度から多くのファンが感想を述べています。

でも私・・・別の意味でこのエピソードが記憶に残っているのですよね。


メトロン星人との交渉に赴いたウルトラセブンことモロボシ・ダンは罠にかかって宇宙船で攫われてしまうことに。

待機していたアンヌ隊員の一報によりキリヤマ隊長がウルトラホーク1号で出撃し事態の解決を試みます。

攫われたダンをどうやって救出するのか?

え・・・発砲したぞ(゚д゚)
容赦無い攻撃に悲鳴を上げるダン
ダンの乗ったままのメトロン星人の
宇宙船をキリヤマ隊長が撃墜!
「残るは1機だ、ヨシ!」


いや、ヨシじゃないでしょ?(笑)


ダンのことをすっかり忘れたキリヤマ隊長は宣言通り残る1機も正面からの撃ち合いで見事撃墜します。

映像的にはウルトラセブンとウルトラ警備隊それぞれの戦いが見事に描かれているのですが・・・これ現場猫案件ですよね?(;´Д`)

幻想的な風景・・・に騙されるな!(笑)


キリヤマ隊長、根っからの武闘派で操縦桿を握ったらダンのことがすっかり記憶から抜け落ちたのだと長年思ってましたが・・・記事を書くうちにアンヌがダンのことを伝え忘れた様な気もしてきました。

そうでないとキリヤマ隊長があまりにもアレですからね(゚д゚)

報連相が抜けるなんて事は業務上よくある事なのでこの流れる様に脳筋な戦闘シーンも少しは納得がいきます。

以前ウルトラマン80の記事でも触れましたが・・・光の巨人すら音を上げる地球の労働環境、もしかしなくても宇宙的にヤバいのでは?(;´Д`)



「ハハハ、だから言ったんだ。
ブラック警備隊は早いうちに
辞めた方が良いと。」


<次のお話>

<前のお話>

<サブカルざんまい>
サブカルチャー的なものを中心に緩く語っています(゚∀゚)

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