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とあるゲーセン店員の振り返り 「バールのようなもの・・・というか、まんまバール」


おはようございます!(深夜)

ゲーセン店員として許せない事がいくつかあります・・・いや、数えてみるといくつどころの騒ぎじゃないな(笑)

その中でギルティ度が高い事案に強盗或いはそれに近しい行為があり、今回はその一つである盗難(金銭)について語っていこうかと。

ゲームセンター"から"お金を盗るには大体売上金を掻っ攫うか両替金を掻っ攫うかの二択です。まぁ同じお金なんでこの区別に大した意味はありませんけどね。ただ何処にお金があるかの目星をつける意味では必要な分類です。

昔程不用心では無いでしょうし、普通に考えれば誰でも気がつくものなので手口以外はぼかさず書いていきますが、大雑把に話せば両替金は両替機、事務所の金庫、店員の手元に(少しだけですが)あります。

両替は両替機があるから手元に必要ないじゃんと思われるかも知れませんが、両替機も機械ですからトラブルの可能性がありますし、そもそも高額紙幣に対応しないタイプもあります。

では頑丈な両替機を金庫代わりにして都度手動で両替すれば?という指摘も良く頂きましたが、身も知らぬ相手を背後にパカパカとその頑丈な扉を開くリスクは凄まじいものですし、何より頑丈な金庫としての意味が無くなります(笑)
まぁ職種柄店によっては大事な両替機の鍵を託されない場合があるとい(通信途絶)

そんなわけで店員はカウンターまたは身につける形で一定額の両替金を持つことが多いのです。
念の為書いておきますが、その金額はとても慎ましいものでそのお金を盗ったところで割に合わない事だけは確実です。

では売上金は?それは自動販売機と同じく筐体の中です。そしてここからが今日の本題です。

悲しいことに私個人の体験談なのですが・・・その日は溜まった疲労で集中力も無く、加えて仕事は立て込んでおりあっという間に時間が過ぎていく日でした。

それでも何とか仕事を終わらせカウンターに戻った私の心に何だかモヤモヤする感情が溢れています。

その理由がわからないままにふと視線が店の奥に向き、急かされる様にその場へ走り込むと・・・

や、ら、れ、た!

筐体がバールのようなものでこじ開けられており中の売上金がごっそりと持ち去られておりました。

後にも先にもこれ一回コッキリではありますが、完全にしてやられたのですよね。
ほんと凹みましたよ・・・

他の店員は何してたんだよ!と思われるかもしれませんが「ワンオペ」に何を求めてるんですか!!(逆ギレ)

まぁそんなに凹むくらいだから余程の金額が入っていたと思われそうですが・・・金額はね、大したことは無いのですよ。
寧ろ腹が立つくらいに(笑)金額は低いのです。
(犯人にとっても衝撃だったかも知れません)

ただ壊された筐体の修理費が痛いのとその低い金額さえも大ダメージな店舗の経営状況が追い打ちなんです。うちの店、実は託された戦力(基板)から見るとかなり健闘しているのですがその手法が原因なのか本部から睨まれてまして補給面でかなりの嫌がらせを受けていたのですよね。
まぁたぶん店長が上役に嫌われていたのが一番でかかったと思うのですが(笑)

そんな訳でトイレットペーパーすら事欠く現状ですから実際の被害額以上にその衝撃が脚に来るわけです。

店長や同僚から仕方ないと声をかけてもらいましたがこの不覚を取った事による心の傷は何年経っても癒えませんね・・・たったあれだけの金額にバールを持ち出すなよと!(論点が違う)

まぁ逆に考えればあのバールは筐体ではなく私に向けられていた可能性もあったのでこれは幸運な出来事なのかなと最近は思うようになりました。

良かった探しは大切ですから!
(ダークポリアンナと呼ばれて)


(真面目な話、盗難を成功させられた実績が一番痛いのです。裏界隈の情報共有と弱みを見つけて背中を撃ってくるのではないかと思われる本部ljtm6rg@5w…)



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ゲーセン店員時代の実体験フィクションを都度書き溜めています(゚∀゚)


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