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ヒーローと子役とそれを見つめる幼児

前回バトルフィーバーJのヒーローショーの記事を書く中で、ちょっと思い出した話があったので勢いで仕上げちゃいました。

なので今回も番外編ですが、人によっては価値観の相違が出やすいかと思いますのでその点御容赦を。


現代の特撮はわからないのですが、私が生まれる前の特撮だとレギュラーとして子役が出てくる姿は日常的だったと思います。

いや、子供向け番組やから子役なんて出て当然やん?

そんな話も出そうなのでもう少し踏み込んでいくとヒーロー達と肩を並べる立場で最前線に出る子役でしょうか?

少年なんとか隊とか特別隊員とかいう子供用の特別枠となるアレです。

あ、先に補足しておきますがこの枠が駄目だという話では全く無いですよ?

子供達に親近感を沸かせたりある意味でメイン視聴者層へのヨイショだったり子供達を作品テーマの根幹に置くためだったりと状況次第で必要性や優しさを感じるわけなので。

ただ再放送を観る中で個人的にはあまり共感できなかった記憶です。その子役の存在はより幼い私の視点から見て異物感が半端なかったのですよね。

超人的なヒーローが命懸けで戦う戦場で子供が何をできるのだろうと。大切なのは声援と足を引っ張らない事では無いだろうかと。恐らく彼彼女達の存在は幼児にとって何らかの矜持的なものに真っ向から反抗するものだったのかもしれません。おい幼児!

勿論作劇上の工夫でそう感じさせなかったり子供達の勇気によってヒーローが救われたりと幼児からみても納得(偉そう)する展開も多々ありましたけどね。

こんな事を書いていると僻みだなんだと言われそうで怖いのですが、確かに身近にヒーローがいればという切実な憧れというか願いは持っていましたが、私は基本傍観勢だったので羨ましい妬ましいという気持ちは殆ど無かったと思います。

推しに対しては自身がノイズにならない様に少し離れた位置から眺める・・・あ、私アグネスデジタルさんの推しに対する気高い姿勢を尊敬しているのですよ。

推しが尊すぎて死ねる

百合を愛でたいのに百合の中におっさんが紛れ込んだら誰得だ?という話でもあります。

なので唐突に子供ヨイショ的な立ち位置が出てくると自分の中での高まった世界観への熱が一気に冷めてしまうのだと思います。

とはいえ大人になってから改めて観てみると「いろいろ大変だったのだろうなぁ(何が?)」という反応の方が先に出てくるのですが(;´Д`)

最近の特撮はほんと観てないのでわからないのですが、このご時世でもし少年なんとか隊的な役柄を出すと別の問題で燃えそうな気がするのは私が捻くれているからでしょうか?(笑)

でも不思議ですよね、感情移入の為に用意されたキャラクターによって感情移入が妨げられる構図というのは( ˘ω˘) オクガフカイ

特撮の黄金時代であり子供の数が圧倒的に増えた第二次ベビーブーム(第二次怪獣ブーム)の辺りの特撮の話になりますかね?

でも生まれた直後は視聴者としては厳しい感じで寧ろ少し外れた私の世代が生まれた頃にその方達は視聴適齢期になっていた気がします。この辺はちゃんと調べた訳ではないのでほんと雑感な感じです。あと私の世代の作品でもそんな立ち位置の子役は少ないながら?も存在しました。

(オイルショックやらヒーローごっこによる事故やらいろんな背景事情も絡んでくる様で・・・その辺は特撮沼に嵌まりそうなので触れませんでした)



<次のお話>

<前のお話>

<サブカルざんまい>
サブカルチャー的なものを中心に緩く語っています(゚∀゚)


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