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戦国武将に学ぶ!No.14~豊臣秀吉③~



”軍師” こと、株式会社GUNSHIコーポレーションの社本です。


このnoteでは経営者の軍師としての目線で、
これからの時代を生き抜く戦略を発信しています。


私は日ごろより周りの方々から
”軍師” というニックネームで、
お呼びいただいています!(笑)

社名であることもその理由ですが、
私は自他共に認める歴史好き!
とくに戦国時代が好きです。


今回は、私が好きで見習っている、
学んでいる武将や軍師を紹介するシリーズ。


歴史には諸説ありますが、
中でも私が好きなエピソードや、
『ビジネスや人生に役立つのでは?』
という目線でご紹介しています!


今回は、秀吉エピソード③です!
秀吉のエピソードの中でも、
かなり好きな話です。


最後まで楽しんでいただけたら幸いです。






■どちらの槍が優れている?


戦国時代。
戦いに使用する武器は
いろいろとありましたが、
その中には槍があり、
柄の長い槍と短い槍を使い分けて
戦っていました。


ある時、織田信長が、
『長い槍と短い槍、
どちらが戦いに優れていると思う?』


と家臣に問います。
その家臣とは、槍奉行やりぶぎょうといって、
槍で戦うプロフェッショナルだった、
上島主水うえしまもんどでした。


槍奉行の主水は、
『短い槍のほうが優れています』
と答えました。


信長は、プロの回答とはいえ
一人の意見をそのまま取り入れるような
人物ではなかったので、同じことを、
同席していた秀吉に問いました。


すると秀吉は、
『私は長い槍のほうが
優れていると思います』
と反対のことを答えました。


するとこれらの答えを聞いた信長は、


『では、槍をあまり使ったことのない
足軽を、お前たちに50人ずつ与える。
3日間、時間を与えるから訓練し、
4日目に勝負をしよう』


と言いました。

槍奉行の主水は、足軽たちに朝から晩まで
短い槍の使い方を、必死に教えこみました。
しかし素人が3日という期間で
覚えられるものではありません。


日を追うごとに徹底的で厳しい訓練になり、
主水は足軽たちを怒鳴り散らし、
力づくでも上達させようとしたため、
『主水の言うことは聞きたくない…
本番で秀吉方に、わざと負けてやろうか』
という足軽も出てきてしまうほどでした。


一方の秀吉は、
チームビルディングの天才ですから、
まず最初に、目的を伝えました。


なぜこの訓練をしなければならないのか、
与えられた50人の足軽たちに、
お酒を飲みながら(笑)伝えたのです。

『信長様がこんなことをしようと言い出すのは、天下統一をしたいからだ。戦いのない国を作りたいと願ってのことなのだ。今後は、今までのような剣術や槍といった個人で戦うような戦い方ではなく、新しい戦い方がある、と信長様も考えておられる。そのために今回も戦い方を試されようとしているのだが、これはそもそも平和な世の中をつくるための、通過点なのだ』


と、信長の真の想いも含め、
目的を語りました。


このエピソードにはさまざまな
文献が残っていて、読んでいると
『3日間ずっと酒を飲んでいた』
というように書かれているものも
あるのですが(笑)、私は総合的に、
それだけではなかったと思っています。

『よし!信長様の天下統一を盛り上げるぞ!』
とお酒の場を使って士気をあげながらも、
長い槍を使う、良い作戦も考えられていました。

秀吉の隊はあらかじめチーム分けが
されており、一列目が長槍で敵の足を
払って倒し、二列目の部隊は槍を持たず、
倒れた敵に素手で襲いかかる。


このようにチームを作り、
それぞれに役割を与えた上で戦いました。
まさに個人戦ではなく、
団体戦を体現したのです。


(余談ですがこの戦術は、
後の “長篠の戦い” で、無敵とされた
武田軍の騎馬隊を破った鉄砲隊の
三弾撃ちに応用されたとも言われています)


主水のように直接的に戦術を
指導するのではなく、
実地での細かいことは教えずに、
目的を語った秀吉。


理由も言わず一方的に、
技術的なことだけを足軽に押し付けた
主水との戦いは、秀吉の圧倒的な勝利で
幕を下ろしました。


なぜこれをやらなければならないのか?
という動機付けをした上で作戦を立て、
足軽たちをその気にさせ、
あくまでチームで勝利に導きました。


■どちらの上司のもとで働きたい?



先ほども書きましたが、
秀吉はチームビルディングの
神様のような人物でした。


現代の会社で10人の部下を与えられ、
『3カ月でこの商品を売ってきなさい』
と、信長社長に言われたとしましょう。

主水部長だったら、
『朝から晩まで飛び込み営業でも
何でもして、とにかく売って来い!』と
言ったかもしれません。
売れなければ、
『どうして売れないんだ!?
売れるまで帰ってくるな!』
と、怒鳴ったかもしれません。


自分の思い通りにしたいという
利己的な想いで自分勝手な命令を
下す上司として、部下には映るでしょう。


一方、秀吉部長であれば、
『この商品が広まったら、
こんなふうに人を幸せにできるんだよ』
と、まずは10人の部下に、商品を売る目的を
共有したかもしれません。
『というわけで、じゃあ、
どうやって売ろうか?』と、
チームで戦略を立てたかもしれません。


部下たちのフォローもした上で
共に戦略を立て、共通の目的のもとに
実行をしていってくれる上司に
映るのではないでしょうか。

チームビルディングの基本というと
大袈裟かもしれませんが、
チームを動かすときのポイントを
秀吉は知っていたのだと思います。


こうして見ていくと、
本当に歴史から学ぶことは多いですね。


どちらの上司のもとで働きたいですか?
なるならどちらの上司になりたいですか?


これは現代にも通じる
チームビルディングの大切な
ポイントだと思います。





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