ぐん税ニュースレター vol.33　page06　-ここだけの話-

リアルを共有するアプリBeReal

BeRealというアプリが流行っているのをご存知でしょうか。　
BeRealは2022年8月時点でAppStoreのダウンロード数が1位になり、ユーザー数が急激に増加しているSNSです。

フランスで生まれた「BeReal」は、自分の写真を1日に1回投稿するだけの、シンプルな写真共有アプリです。ランダムな時間にプッシュ通知が届いてから、2分以内に写真を撮って投稿しないといけません。通知が届いたら、アプリを起動し、外側のカメラと内側のカメラの両方を使って、リアルタイムの自分の居場所とセルフィーを撮影してアップします。(もちろん2分が過ぎてから投稿も可能です。)
撮影に使える時間は2分間で、この時間内であれば撮り直しが可能ですが、写真の加工はできないため、ありのままのリアルな自分を写した写真をアップしなければなりません。写真を演出する時間がなく、リアルな日常が共有されます。
ベストな自分を見せようとするのではなく、リアルな姿を見せることで、飾った日常より「毎日の何気ない瞬間を記録する」というテーマのアプリです。

SNSを使うことで新しい繋がりや情報収集が出来るメリットがあります。また自分事が世界の流行になる楽しく夢ある反面、ただ、つい見栄を張った投稿や他人の生活を自分を比べ、落ち込んでしまい疲れてしまうこともあります。
私も学生の頃はインスタグラムが流行しており、年間に180投稿していた時は、友達との写真や日常を2日1回は投稿していました。1日に数百枚の写真を撮り、写真を撮り終えると写りを確認、SNSに呪われた生活を送っていた気がします。「いいね」や「キラキラ」が徐々にプレッシャーとなり、画面に映るキラキラした自分と普段の生活している自分にギャップやしんどさを感じ、社会人になりSNSと離れる時間が増え、今は程良い距離感で使用しています。

BeRealは1日1回と投稿回数が制限され、自分が写真を投稿しなければ、他人の投稿が見れないため、過熱する演出や承認欲求から、ほどよく距離を置きたいと思い始めた人たちのニーズに、うまくマッチしています。
SNSに人生や生活をコントロールされるのではなく、どう付き合っていくか、自分たちで考える重要性を私たちに教えてくれてるのかもしれません。　日々進化する毎日にSNSを上手に活用し、程よい距離感で自分なりに付き合い方を考えていきたいと思います。

【今月のリポーター】
総務部　富沢
群馬県高崎市出身
趣味：旅行、スポーツ観戦、映画鑑賞
ひとこと：先日、久しぶりに新卒時代の同期たちと会いました。次の予定を決めることになり、バーベキューや花火など、夏らしいキーワードがたくさん出てきて、夏が待ち遠しくなりました。私は四季の中で夏が1番好きなので、今年も楽しい夏を過ごしたいです。