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【甲陽軍鑑】エピソード

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甲陽軍鑑の面白いエピソードを紹介しています! 歴史 日本史。
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2024年6月の記事一覧

【甲陽軍鑑】無傷で500人を討ち取る真田の計略

【甲陽軍鑑】無傷で500人を討ち取る真田の計略

真田一族について 真田と言えば戦国時代好きならほとんどが知っている一族ですよね。

 大阪夏の陣の活躍により日の本一の兵と呼ばれた真田信繁。

 そのお父さんの真田昌幸は上田城での攻防戦で徳川軍に2度勝利しています。

 信繁のお兄さんの真田信之は初代松城藩主となり93歳まで長生きし、それぞれが歴史の舞台で大活躍をしています。

 今回紹介する甲陽軍鑑エピソードの主役は真田信繁のお爺さん真田幸隆に

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【甲陽軍鑑】信虎追放事件年号の誤りに見るロマン

【甲陽軍鑑】信虎追放事件年号の誤りに見るロマン

○武田信虎追放事件とは
武田信玄は父武田信虎を甲斐国外へ追放する事で家督相続をし、戦国大名として活躍することになります。信虎虎追放の時期については甲陽軍鑑が天文7年(1538年)としているのに対し、信憑性の高い資料として扱われる他の資料は天文10年(1541年)としています。

武田信虎の追放については、通説の前年に天文の飢饉(天文9年1540年)が起こり、飢饉に上手く対応出来なかったため追放

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【甲陽軍鑑】75回も訴訟をした男に学ぶ武士道

【甲陽軍鑑】75回も訴訟をした男に学ぶ武士道

【甲陽軍鑑】
75回も勝訴を起こした男

《目次》
1.甲陽軍鑑のエピソード
2.75回の訴訟をした男
3.武田信玄から見た曲淵
4.武田信玄が許した理由
5.凝縮されたキーワード

1.甲陽軍鑑のエピソード

 甲陽軍鑑は戦国時代の武将、武田信玄・勝頼の歴史を語り、「武士道」という言葉が日本で最初に記された書物です。

 甲陽軍鑑は江戸時代には軍学の教科書として使用され「武士道」とは何なのかを伝

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