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自分を下げる言葉は、口にしない方が良い

「自分は頭が良くないので〜」など、自虐的な言葉を聞くと、どうにもモヤモヤしてしまうのは私だけだろうか。

これまで自分を下げる言葉を口にしたことがない、と言えば嘘になる。だけど、最近は敢えて口にしないようにしている。というのも、自分を下げる発言にはメリットがないと気付いたからである。

まず第一に、反応に困る。相手は謙遜の意味で自分を下げることを言ったのかもしれない。でも、こちらとしてはそれを否定する他にどうしようもないし、正直そんな自虐的なこと言わなくても…とも思ってしまう。ときには上手く反応出来なくて、微妙な空気になることもある。

それに、自分を下げる言葉を口にすると自己肯定感も下がる。自虐って何だか虚しい気持ちになるし、自分ってこの程度の人なんです、と決めつけてしまうことは、自分の可能性を潰すことにも繋がる。

こんな理由があって、私は自分を下げる言葉を口にしないように気をつけている。

ただ勘違いしやすいけれど、卑屈になることと、謙虚であることは別。今一度、それぞれの意味と違いを確認してみる。

「謙虚」は「控えめで慎ましいこと、へりくだって相手の意見を尊重すること」という意味。自分の能力を大っぴらにひけらかさず、相手のことを立てるのが「謙虚」です。

しかし「卑屈」というのは必要以上に自分をさげすむことですから、へりくだっているのではなくただのマイナス思考なのです。相手のことを思っての行動ではない点も大きな違いです。
出典 https://docoic.com/10220#i-10

私もこの2つの違いがよく分かっていなかったときは、自分を下げることは寧ろ良いことだと思い込んでいた。でも、一見似ているようで、謙虚と卑屈は全く違う意味なので注意が必要である。

自分を守るために、たとえ冗談でも自分を下げるような言葉は口にしない方が良い。

このことを、改めて心に留めておきたい。

(おわり)


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