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ガチンコ一発!イン・マイ・ライフ



 あらためまして、
演劇ユニットCorneliusCockBlue(s)
第36回公演『完全なるアグレッシブ・シンドローム』
ありがとうございました!



 さて、私は事あるごとに言っております。
「皆さんに救われました。」と。
「助けてもらった」ことも多いですが、結果的に「救われた」というニュアンスの方が合ってるからよくこの言葉を使います。

立場も。役目も。何よりも、命を救われました。

私は、CCBに、マスダさんに、メンバーに、命を救われました。
あの時あの連絡が来なかったら私はここにいなかったかもしれません。
これは大袈裟ではなく起こりうる事実でした。
あの連絡がなかったら私はこの"CCBひとまず最後の公演"に関われてなかったかもしれません。関わる資格を失っていたかもしれません。



 今公演の稽古が始まる頃私は、
ひとが怖くて、ひとが嫌で、ひとと接するのが怖くて、外にほとんど出られずずっと家に引き籠っている状態でした。
そんな中でも、自分の心身を最優先に考えられるように配慮してくださったマスダさんにたいへん感謝しています。そのおかげでだんだんと普通の社会生活ができるようになってきました。

8月中は、上記の状態に重ね日常生活にさまざな支障が現れ、本当にどうしようもない程の不安感と恐怖に襲われていました。
何も出来ない。何かをする気力がない。
この先の未来が全く見えない。この先生きていく意味が見出せない。


いよいよその状態に耐え切れず、「たとえ自分一人がいなくなったって世界は回るんだ。」とすべてを投げ出そうと決心しました。
一時の解放感を味わい、心を落ち着かせ、この世界の生きる道とは別の道を歩み始めようとしたまさにその時、CCBのグループLINEに連絡が来ました。


要返信の連絡です。
めちゃくちゃ葛藤がありました。
今から自分は楽になるつもりだったのに、この連絡に返信してしまったらまたこのどうしようもない不安感と恐怖の中をさまよい続けることになるのか…。
別にCCBが嫌なわけではありません。この世界を歩み続けることへの葛藤が大きかったのです。
ものすごくものすごく悩みました。


ものすごくものすごく悩んだ結果、私は返信しました。
つまり私はこの世界の生きる道を選びました。

いくらどうしようもなくなっても、私はCCBを見捨てることはできませんでした。
これまでもたくさん助けてくれたCCBを、たくさん素晴らしい経験をさせてくれたCCBを、見捨てることはできませんでした。
それとやはり本能が抗って、別の道へは行かせてくれませんでした。
というか元々そんな勇気はなかったのでしょう。


本当に大袈裟でなく、私はCCBに命を救われました。
あの時あのタイミングで連絡が来なかったら私はおそらくこの世界にいませんでした。
ちょっとでも遅かったら、携帯電話の電源を切っていてあの連絡は見れなかったと思いますから。
私は、CCBに、マスダさんに、メンバーに、命を救われました。


 それからマスダさんにご配慮いただき、稽古も心身の状態を見ながら少しずつ参加していって、ひとまず業務に大きく支障の出ない程度に戻りました。
ですがあれだけ何もしないで家にいたので、稽古後の疲労はハンパなかったです。

本番に入っても、今まで通りの動きはできず、思考も回らないことが多く、それからたくさんのひとと接するのには正直まだ抵抗があったので、かなり疲弊しました。
でもマスダさんをはじめメンバーのみんなや客演さん・スタッフさんに助けてもらい、そしてお客様からあたたかいお言葉を頂き、なんとか乗り切ることができました。

稽古や本番期間もそんな様子は見せないようにしていても、2022年末の休業からご心配くださった方々からはいろいろとお心遣いを頂き、心の安寧を保つことができました。

本当にありがとうございました。



 これを記したのは、こういう人間もいるんだよということをちょっとでも認識してもらえたらなと思ったからです。
こういう人間のことを理解して!と無理強いするつもりは全くありません。

レンズくんの言うとおり、
たまたま同じ仕事をして、たまたま同じ現場になっただけで、そんな状況で集められた数十人の中に自分のことを理解してくれるひとがいる方が奇跡なのですから。

もし困った状況にいるひとがいたら、少しでも寄り添って理解できる人間に私もなれるよう頑張ります。


 これからも心身の状態と向き合って、まずは普通の社会生活ができるように生活環境から何からしっかり整えていきます。
卑屈になりすぎず、広い視野と心を持って、常に感謝の気持ちを忘れずやっていきます。



 私の命を救ってくれたCCBの、お休み前最後の公演に力を添えることができ、とてもとても幸せです。
また今回も貴重な経験をたくさんさせていただきました。そしていろんな出会いもさせていただきました。

このような機会を下さったマスダさんに心より感謝致します。
本当にありがとうございました!

CCBメンバーの皆さん、楽しい時間を本当にありがとうございました!

客演の皆様、スタッフの皆様、お力添えいただいた皆様、本当にありがとうございました!

ご観劇いただいた皆様、本当にありがとうございました!



 最後に。
大千秋楽のフリーパートで披露したネタ。
めちゃくちゃ練り込めたわけではないですが、あのような2分半尺のネタを新たに作るのは、ピン芸人として活動していた時以来実に7年ぶりくらいです。

大勢のお客様の前で披露するのはもちろん、現役のお笑い芸人、漫才師であるマスダさんの目の前で自分のピンネタを披露するなんて、そんなおそれおおすぎる……
と思いきや案外さらっと出来ました。
そんな緊張することなく普通に楽しんでできました。

お客様も、周りで観ていたキャストの皆さんも意外と笑ってくれて、本当に嬉しかったです。
私もまた「笑い」に救われました。
"CCBひとまず最後の公演"で披露できて本当に良かったです。

 見せ場を作っていただき、ネタ披露を許可していただいたマスダさんに心から感謝致します。
そして演劇ユニットCCBに心から感謝致します。

本当にありがとうございました!!!



 皆様、これからもどうぞご自愛くださいませ。
ありがとうございました!







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