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新入社員育成の参考に!行動が感情を生み出すことをうまく取り入れよう

こんにちは。4月なので、新入社員の受け入れをされる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

私が社会人になりたての頃に当時の代表に教わった、今も大切にしていることの1つを今日はご紹介したいと思います。

それは「元気がなくても、大きく元気な声で挨拶する。そうしたら自然と元気が出てくる」ということです。

元気でやる気や自信があるから、大きな声で元気に挨拶ができるのではない。その逆で、大きな声で元気に挨拶をする行動をとることが、気持ちに影響を与えて、やる気や自信が漲ってくるように感じるのだ。だからこそ挨拶を大切にしなさい、と。

感情が行動につながると思っていた私は、とても驚き、そしてそれを大切に実践してきました。新人時代は、覚えることも多く、失敗も多く、ツライことが多かったからこそ、「挨拶を大きな声でする」を徹底してきました。大きな声を出していると、つらいけれど何だか、まだあと一歩粘れるような気がしてきたものです。

実際、『行動や態度を意図的につくると、感情がそれに合わせて変化する』と言うことは、1884年に心理学者によって提唱されています。また現在では、脳科学の研究でも、脳によって行動に見合った感情・心理状態が形成されるとされています。

【行動・態度→感情・意識変化】という順番なのだとしたら、様々なことについて、もっと良い結果を得るために工夫できることがありそうですね。

たとえば、新入社員の育成において、「主体性が無い」「やる気が感じられない」という声はいつの時代も聞かれることです。ですが、本人に主体性ややる気を求めるよりも、まず具体的にどんな行動をどう促すか?を考えてみることも、大切なことかもしれません。

研修や一日の始まりに、大きな声で挨拶をする、昨日の良かったことを思い出し発表する、ということを取り入れるだけでも、前向きな雰囲気で一日を始めることが出来るのではないでしょうか。

そして、日常で望ましい行動を促し続ける仕組みをどう作れるのかを考えると、ルール、マニュアル、風土などに力を入れることが必要ですね。そうすることで、望ましい行動がますます促され、それによって気持ちが作り出され、新人のやる気や仕事を頑張る動機になる、、という良いサイクルが生まれるのではないでしょうか。こうした視点で考えてみると、新入社員の育成でするべきことの見え方が変わりますね。
(執筆者:三木)


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