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マルチスキルなグロースハッカーになる合理・効率的な取得戦略

※発言は所属会社とは無関係な個人の見解です。
スキルを複数習得することは、その分対応領域は広域となり活躍できる確率も課題や問題を解決できる可能性も高くなります。もちろん、可能であれば複数所持しておきたいと思うことでしょう。

グロースハッカーにおいて必要なスキルとしては、

CROはとても広義で広域です。デュアルファネルからもSEOやアド広告、CRMとの橋渡しの役割になります。そのため、各ソリューションの知識や、サイト構築を理解するエンジニアリングのほかに、問題や課題を見つけ出すためのデータマネジメントやアクセス解析技能。さらに、改善に必要となるツールリテラシーや、クリエイティブにおけるデザイン、UI/UX/IAなどと多岐に渡るスキルが求められます。

のように多岐にわたるスキルセットが必要になります。そんなスキルを合理的、かつ効率的に取得する方法について綴ります。

マルチスキルはゼネラリスト志向が合う

まず、今後のキャリアを考える上で、スペシャリスト志向。ゼネラリストリ志向について触れておこうと思います。

スペシャリスト志向
ビジネスにおいて、ある特定領域に特化して仕事をするヒトを指します。特定の分野に重点を起き、関連するスキルを必要としますが、基本的には1領域を徹底的に深ぼって追求する専門家です。

ゼネラリスト志向
ビジネスにおける広範囲の知識や技術、経験を有するヒトを指します。領域を跨いで複数の業務遂行を行うことから、汎用性は高く、視野も思考も広域に働くことができるスペシャリストとは反対に位置します。

マルチスキルを発揮する本件については、ゼネラリスト志向におすすめかと思いますが、もちろんスペシャリストにおいても活用できる内容だと思いますので、ぜひ最後まで御覧ください。

マルチスキル取得の定義

マルチスキルになるためには、ビジネスにおいて使えるスキルを取得できる必要があります。そのために、さまざまな定義のもとでどのように取得していくべきか戦略の一端をご紹介します。

取得までの戦略を考える上で、
・スキルを活用できる総時間を可視化
・その上でスキル取得に必要な時間を可視化

を考える必要がありますのでそれらに関する定義を記載していきます。定義や数字などが並び、ちょっとしんどいかもしれませんがすみません。

前提条件:
”使えるスキル”を定義するために、"1万時間の法則"を参考する
以下取得に関しての内容は、業務も同スキル取得に充てたと仮定
累積経験値は一律で加算されるものとする

スキルを活用できる総時間を定義:
1日24時間、1年365日とする
22歳から60歳までのビジネス期間を参照する
その場合に活用できる有限時間は332,880時間となります。

1日あたりの時間を算出:
1営業日8時間の労働で残業などはないクリーンな世界とする
往復1時間の移動時間がかかるものとする
着替えやお風呂、食事など累積2時間必要とする
この時点で11時間残り13時間という残時間になります。

残13時間を定義:
睡眠時間を4時間に抑える
その他の時間はスキル取得の時間とする
そうした場合、労働時間+スキル取得に有した時間として1日あたり17時間活用できることがわかります。

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1年間に充てられる時間を算出:
土日祝日は基本スキル取得に充てる
1年間365日が経過した場合スキル取得に6,205時間を使用したことになります。

1万時間をスキル取得した場合の仮説:
約1年と7ヶ月費やせば達成する計算となりました。さらに、睡眠や生活時間を減らせばもっと早くスキル取得を引き寄せることが計算上は推察できます。

マルチスキル取得における損益分岐点

スキル取得までの時間換算が出来ました。こんな生き方ができれば5つのスキルを取得できるタイミングでは8年半かければ良いということになります。

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ここで気づいた方もいると思いますが、
・以外に使える有限時間は短い
・1つのことでもここまで切り詰めなければ時間に余裕はない
・普通に8時間業務だけの取得だと1つ習得に5年はかかる

というマルチスキル化にはなかなか難度が高いことがわかりますし、さらに感がよいヒトはこうも思ったのではないでしょうか?

通常業務のみで1万時間を達成する場合の計算式:
1日あたりの業務時間8時間、1ヶ月あたり約20日の営業日数。1年間12ヶ月あたり1,920時間充てることができるため、普通に過ごせば約5年で1万時間を充てることができる

『スキル取得における不得意領域だった場合はどうなるんだろう』
得手不得手によるスキル取得の累積時間は計算式とは異なり、上記計算よりも大幅にかかると思っています。私自身、スキルの取得は上記計算式の元、体現して22歳から走っていました。その上で、不得意領域に対しても、どう対処したのかをご紹介します。

私は、上記定義で言うところの、90日ルールを適応させてその後のスキル取得を継続すべきか、やめるべきかを検討しています。
3ヶ月(90日)では、1,440時間をスキル取得に充てたことになります。この時点で1万時間に対して15%ほどの進捗ですが、この時点で得手不得手、興味意欲などの係数が加わり、成長角度の差がようやく見え始め判断ができるタイミングとなります。

仮に得手不得手における誤差を2%だとします。
1ヶ月:16時間(1日)×30日×誤差2%=9.6
2ヶ月:16時間(1日)×60日×誤差2%=19.2
3ヶ月:16時間(1日)×90日×誤差2%=28.8

このように誤差2%として、1ヶ月だとズレはわかりにくくとも、時間経過すれば誤差ズレは大きくなり判断がしやすくなります。もちろん経過日数が多ければ気付きやすいですが、有限な時間の中、効率的に時間を利用しなければいけません。その結果、3ヶ月ほどでの見極めがしやすくおすすめです。

私の場合、苦手だったことに関しては、これ以上続けても成長角度は上がらず、精神論で突き進めても時間が必要以上にかかってしまうため、”続けない”のジャッチをつけ次のスキル取得の意思決定を行います。

この法則をもってどんどんスキル拡張する

あとは時間の有する限り、必要なスキル取得に充てる、思ったよりも取得・成長に寄与しなければ、判断し切り捨てるを続けていけばスキル拡張はできます。

さらにこの方法であれば、場当たりで進むのではなく、算段をつけて動くことができるため、脈略のないマルチスキルではなく、市場価値の高いマルチスキルを取得できるでしょう。

本件において、最も重要なことは3ヶ月(90日間)の見極めだと思っております。ぜひ自身自身の判断基準(実地期間)は、検証し判断できる術を会得してください。ちなみに私が3ヶ月で判断を自身を持ってできる理由は、高校・大学時代のアルバイトで検証し90日感で判断できると証明できたためです。

業種業態、サービスも異なるものをいろんな期間で試し、成長率なるものをつけ、自身の得意職種や、会得時間を分析しました。アルバイトをお金稼ぎのツールではなく、自己成長のトリガーを検証するツールとして使って検証を繰り返していました。

この話の結びとして

テキスト中盤にも書きましたが、このスキル取得方法は実際私が行っていた内容です。また、この計算なども実際に考えていた内容とほぼ同じです。

社会人1年目(22歳)からの20代はこの合理・効率的戦略の元、走っていたためプライベートのない人生でした(笑)。それほど、夢中になれる夢や目標を持っていたんですが、大変ではあります。

さらに90日間のジャッチを行っていたので実は
・システムエンジニア
・アプリ設計
・広報ブランディング
・トレーダー などなど

も実は本気で90日間取り組んだんですが、まぁ苦手分野でした。成長率が高くないことや、成長意欲が上がらないなどが理由で辞めちゃいました。

マルチスキルを取得する上で重要なのは、
・まず、残されている時間(リソース)はどれほどあるのか
・その中でどれだけ1つに時間をかけることができるのか
・可視化された2つの点を元に、もっとも合理的な方法はあるか
だと思っており、このように感情的ではなく建設的に算段をつけることがマルチスキルを取得するには必要です。

少なくとも私が生きた中で
・努力せずにビジネスで活きるスキルは手に入らない
・複数のスキル取得に出会う機会はなく自分から動く必要がある

そんなことはありえませんでした。このように有限時間(リソース)が絶対条件なため、もし、マルチスキルを持って、ゼネラリストとして活躍したいのであれば1日でも早く着手してください。その際にぜひグロースハックしたこの戦略を活用ください。面白かったり、興味を持った方はスキを!良ければフォローしていただけると嬉しいです。

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