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11. I’m alright.

How are you doing? の答え方の所でも紹介したが、日本の英語の教科書に出ている
 
 
 
「Fine」という表現を使っていることが少なく「Good」よりも多く使われているのが「I’m alright」である。
 
 
 
 意味からすると「まあまあかな」とか、「可もなく不可もなく」という意味だ。
 
 
 
これが最も出現率の高い答え方だ。
  
 
 
 正直、相手からすると、問題があろうがなかろうが、どうだっていいのだ。
 
 
 
それ程、相手に興味などない。
 
 
 
 目が合えば、必ず
 
 
 
「How are you doing? (ヘイ・ドゥン?)」
 
 
 
と言われる。立ち話をするでもなく、ただすれ違うだけでも「alright」だけでも言えれば、相手の挨拶に応えたことになるし、その時点で一つのやり取りが成立する。
 
 
 
 それともう一つ、「Doing alright」と応えることで、ネイティブにとっては、あなたの英語がよりネイティブの英語に聞こえるのも事実である。
 
 
 
 日本に住む外国人が日本語を話す時に「アクセント」が往々にしてあるが、ネイティブがよく使う表現を使うだけで、妙に日本人風に聞こえ、まるで日本に長く住んでいるかのような印象を受ける。
 
 
 
 どの国に行っても恐らく同じで、現地の人が話すフレーズや話し方を上手にものまねすることで、よりネイティブに聞こえてくるということは、知っておくと便利である。
 
 
 
 私も、渡米したての頃は、殆ど英語は話せなかった。
 
 
 
文法を知ることで逆に「文法通りでないことがいけない」と感じている自分に気が付いていた。
 
 
 
 そこで、ネイティブの英語のフレーズを意味も分からず音で覚えてしまうことにしたわけである。
 
 
 
 日本のカタカナ英語と英語の発音で、大きく異なるものを中心にものまねの独り言をキャンパスを一人で歩いている時に何度も繰り返した。
 
 
 
 例えば、日本で「コネチカット州」と発音するが、ネイティブは「ケネリケッ」と発音する。
 
 
 
最後の「t」を発音しない種類の単語である。
 
 
 
「コ」の部分が「ケ」になっているのは、本当の発音は「コ」「ケ」の間の音が一番近い。
 
 
 
 また「チ」の部分は、「ti」になるのだが「ta」「ti」「tu」「te」「to」に当たる部分は、英語の発音では、「ら」「り」「る」「れ」「ろ」と聞こえるということを覚えておくといいだろう。
 
 
 
 例を挙げると、「落ち着く」と言う意味の「settle」という単語があるが、発音としては「セロォゥ」と聞こえるし、マリナーズのある「シアトル」は、発音すると「シアロォゥ」と聞こえる。
 
 
 
この発音を丸暗記して真似てしまうことである。
 
 
 
 理屈は覚えず、音で覚えればいい。
 
 
 
それが最も速くネイティブの発音に近づくための早道であることを覚えておこう。

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