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12. How have you been?

 挨拶の章で「What’s up?」「How are you doing?」が二大巨頭である旨言及したが、その中でたまに顔を出すのが「How have you been?」である。
 
 
 
 「How are you doing?」が「今の気分/調子はどう?」
 
 
 
と聞いているのに対し、「How have you been?」「暫くぶりに会ったけど、最後に会った時から今に至る迄、調子はどう?」という
 
 
 
一定期間中の状態に関して聞いている違いがある。
 
 
 
 発音に関しても「How have you been?」は「How’ve you been?」と省略して言うことが多いので「How you been?」(ハウ・ユー・ビーン)と聞こえる。
 
 
 
「ハブ」が聞こえなくても、「been」があれば、過去分詞系になっていると判断できるので、「Have」を発音しなくてもいい。
 
 
 
 省略と言えば、日本語は「主語」を省略する文化が古くからある。
 
 
 
受験で古文を学ぶと、難しい文献になると「主語」が一体誰なのかが分からなくなるくらい、省略している。
  
 
 
 英語は、どちらかと言うと、主語は省略していることが少ない。
 
 
 
日本の古典のように文献全体を吟味しないと主語が分からないという省略は少なく、文法の構造的に省略されているのが何かを特定できるものも多い。
 
 
 
 また、英語は、シンプルで分かりやすい表現が使われていることが多い。
 
 
 
少なくとも「ビジネス」や「教科書」の世界では。
 
 
 
哲学や文学になれば、相応に表現も難しくなるかもしれないが、そういう文献を読む人は、非常に特定の人に限られるので、一般的な人は気にする必要もないだろう。

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