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本日の読書 #066 「通知が消えない」
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参考書籍:『スマホ脳』 アンデシュ・ハンセン
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第三章 スマホは私たちの最新のドラッグである より
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通知が消えない。
今日、スマホアプリで通知が既読にならないバグがあった。
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何度確認しても、noteのアプリには「1」のバッジが付いたままだ。
そうして通知が残っていると、居心地の悪い感覚を覚えた。
この経験で思い出したのは、過去に読んだ『スマホ脳』のことだ。
いわく「SNSの通知がある」という状況は、脳の報酬中枢を煽り、ドーパミンを大量に放出させる。
ドーパミンとは、人間を「集中状態」に向かわせるホルモンだ。
つまり私たちの脳は、スマホのホーム画面に点灯している「1」という数字に釘付けとなり、すごくワクワクしてしまうのだ。
だから「通知が消えない」という状況は危険で、
自分ではただの不具合だと分かっていても、脳が反応してしまう。
「通知来てますよ、アプリ開きましょ」とドーパミンが騒ぎ出す。
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そもそもnoteを含めたSNSというものは、効果的に報酬中枢を刺激するようにデザインされている。
通知、いいね、スキ、フォロー。
これらシステム全てが、ドーパミンを出させるための仕組みだ。
著者であるアンデシュ・ハンセンによれば、雇われの科学者たちが「最大の依存性になるように」UIをデザインしているらしい。
だから気が付けばSNSを開いてしまうし、やめられなくなる。
ただし現代のあらゆる活動にSNSが必須なのも事実としてある。
だからこそ、SNSに対する防御策として、こういった「カラクリ」を頭に入れておくことが重要だ。
もともとは生き残り戦略だったはずの脳のメカニズムのせいで、人間はデジタルのごほうびに次々と飛びつく。
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