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【解説】第12話 パートナーは大事にゃ!

まとめ本に収録した各トピックの解説の全文を掲載

第4話の解説で「研究することを誰も望んでいない」という女性研究者の声を紹介しました。仮に親が賛成してくれなくてもパートナーの応援があれば多くの選択肢が生まれます。自分の人生プランと合い、価値観が嚙み合うパートナーを選ぶことは重要だと思います。そのためにはまず「自分の人生プラン」を明確にすることが大事でしょう。大学院に進み研究を志す人はある程度人生プランを描けているのではないかと思います。その中でどのように研究と向き合っていくのか、それについてパートナーはどう思っているのか、しっかり考え、話し合えることが理想です。
 
研究者は任期のある仕事です。移動も多いです。移動は国内外と幅広いです。そういう職種であるためお互いの人生プランのすり合わせはとても重要です。ここが難しい相手は前途多難かもしれません。自身の事を今思い返してみると、大学院進学後、学部生の頃から付き合っていた人と分かれた経験がありました。理由は人生プランが違うと感じたからでした。その後、人生プランと合った人と出会ったので結婚しましたが、出会わなければ結婚しなかったんじゃないかな?と思います。
 
将来、結婚したいと思っているのであれば、人生プランと合う人と出会うための努力は必要だと思います。ここを気にせず、結婚してみたら自分の研究活動に賛同しない人だった、となっては大変です。「誰も望んでいない」という事態に陥ってしまいます。
 
もちろん男性も同様だと思います。研究の世界を知らない人からは大学教員等の仕事は安定していると思われがちです。任期と移動が多い職種であることを理解し、サポートしあえるパートナーと人生を歩むことは重要だと感じます。
 


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