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今度、中学生に日本語を教えます。

こんにちは!グリーンテック協同組合で講師をしている小椋です。
8月は、あっという間に過ぎ去り、9月です。先日、24時間TVを見たのですが、24時間TVを見ると、感動をもらうと同時に焦りも感じます。夏休みの宿題を後半にため込むタイプでしたから・・・ため込んだ日記を必死で書いたり、各教科の宿題に手を付けたり・・・。一方で、自由研究は、小学校6年間の夏休みに毎年、熱心に取り組みました。「石の研究」で、校内で表彰されたこともありました。川の上流から海へ向かって石を採取し、石の形の変化を研究しました。母と一緒に車で移動し、まるでドラゴンボールを集めているかのようでした。あの時の冒険感を今でも覚えています。自分の興味があることを自由に勉強できることは、夏休みの楽しみでもありました。
同じように自由に母国について語ってもらいたくて、入国後講習で実習生が、自由に自国の紹介をする時間を設けています。約7か国から実習生を受け入れていますので、私も色々な国の勉強になり、実習生が発表してくれる内容が楽しみです。
また、突然見ず知らずの実習生が集団で歩いてくる様子に遭遇し、地域の方が「コワイ」と思っておられるという話を聞いたこともあって、実習生の母国紹介を組合内だけでなく、タイミングが合えば、老人ホームや、地域の世代別交流会に参加しステージでの発表、グリーンテック内のBBQで発表するようにしています。

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日本の老人ホームで、故郷を思い出して涙する。

去年のちょうど今頃、毎年交流がある老人ホームへ実習生代表5名と訪問。今年は、利用者さんの前でベトナムとインドネシアの紹介、バンブーダンスの披露、日本語の歌を一緒に歌いました。発表に向けての練習や構成は当時クラスにいた他の実習生も一緒になって考え、代表者はクラスのみんなの想いを背負って、はじめはちょっぴり緊張気味でしたが、最後には「かわいいなぁー」「ほんとに来てくれてありがとう」となかなか握手した手を放してもらえないくらい、大人気になっていました。
交流終了後インドネシアの代表者Rさんは「ぐすん、、ぐすん」と下を向きながら、控室で泣いていました。感謝されたことのうれし涙?と思ったんですが、事情を聞いたら、どうやらインドネシアのおばぁさんを思い出して心配と恋しさで泣をこらえきれなかったそうです。おばぁさんと一緒に暮らしていたらしく、おばぁちゃん子だったそうです。施設の担当者もそんな彼の涙を見て「ほんとに毎年こんなやさしい実習生と交流ができることを利用者さんも、私たちも楽しみにしているんです。これからもよろしくお願いします。」とうれしい言葉をかけていただけました。


地域の為にできること、

「実習生×地域」=笑顔?

実習生たちは、誰かに喜んでもらえた経験、日本語で母国の事を教室外で話す経験を企業派遣前に経験させてもらえたことが、すごく大きな自信になったと思います。そんな体験を通じて、もっと地域の人たちに喜んでもらえるようなことを何かできないか?地域に役立てることはないだろうか、と考えました。実習生が入国できるようになったら、実習生と地域が今までよりも繋がり、お互いが助け合えるようになるといいなっと、いう気持ちもあります。そして、この9月から、地元の中学校へ日本語を教えるボランティアをグリーンテックスタッフが携わらせていただくことになりました。

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中学生に日本語を教えるって?

外国にルーツがある中学生に対し、日本語や学習サポートをして欲しいといった、地元の中学校からのご依頼でした。
授業によっては特別クラスで個別サポート中心に学習している、と教えていただきました。現在40名ほど外国にルーツがある中学生が特別クラスで学習中。
仕事柄か、スーパーで実習生らしき外国人はよく見かけていました。(注目しているからか?)実習生だけでなく、日本で暮らす外国人って思っていた以上にすごく身近に多いことを知り、驚きました。

「近くに外国人を企業に派遣している会社があるなんて、今まで知らなかった。繋がることができ嬉しい」
と、校長先生が、日頃の取り組みをまるで同志かのようにお話くださったので、私も嬉しかったです。私たちが実習生に日本での暮らし方を教えるように、特別クラスでも学習サポートだけでなく、生活面も教えているそうです。組合で実習生に対して教えていることと、どこか、重なる部分がありそうです。
中学生の勉強・・・。
上手に学習サポートができるか不安はありますが、日本語を教える部分は日頃実習生を教えてきた経験を頼りに、自信をもって、挑戦していきたいと思います!
中学生か・・・青春真っただ中ですね。どんな話が聞けるか楽しみでしかたないです♪

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皆様からのお声掛け大歓迎です!!!

グリーンテックでは、地域ボランティアにも積極的に参加をさせていただきたいと考えています。「こんなことを一緒にできないかな」、「あんなことをお願いしてみたい!」など、皆様からのお声掛けも大歓迎です。
・・・といいながら、限られた人数なのでご一緒できないこともあるかもしれないのですが、そのぐらいの積極的に挑戦していきたいという気持ちです。オンラインでも何かできないかと、全世界からのお問合せお待ちしています♪
ボランティアの経験もnoteで紹介できたらと思います。

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