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どうする?暑さと健康維持。

グリーンテック協同組合講師の小椋です。
最近は、実習生と一緒に夕方していた筋トレもないし、暑さでぐったりしてしまいます。3月頃は、自宅でヨガをしたり、ズンバをして体を動かすことを意識していたんですが、いつの間にか…(笑)皆さんは、運動不足解消の為に、何か取り組んでいることはありますか?
コロナ禍と暑さを乗り切るためには、気力もですが、体力づくりと食生活も大切ですよね。

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異なる食文化


実習生は、日本へやってくると母国と食文化が異なり、「馬の肉はスーパーにありますか?」「とうがらしが欲しい」と話す事もあります。う~ん・・・なかなかスーパーで見かけないので、「あります!」とはっきり答えることができません。
海外へ数日間旅行へ行くだけでも「味噌汁」が恋しくなってしまうぐらいなので、実習生たちの気持ちが痛いほどよくわかります。
残念ながら、母国の食べ物は日本で簡単に手に入れられないので、1年~3年日本で生活する実習生たちにとって、少しは日本食が食べないと日本で生活していくのはし難しいです。

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インドネシアのスイーツ男子が注目した、
和のスイーツとは?

母国の味を好むのはもちろんですが、中には日本の食にも興味を持ってくれる実習生がいて、特に実習生の中には、甘いものが大好きなスイーツ男子もいます。スイーツ男子Eさんは、大きな夢があり、表現力が豊かで、とてもユニークな感じで日記を書いていました。彼の日記を読むのは面白かったです。
そんなスイーツ男子一押しの日本のスイーツは何だと思いますか?
彼は夏祭りでも、ベビーカステラやチョコバナナを食べていました。いろいろなスイーツやお菓子を食べていましたが、その中でも、目をキラキラさせて話していたのは、「みたらし団子」でした。コンビニやスーパーでよく見かける・・・あの、100円くらいの3本入りみたらし団子。「柔らかくて、あまくて、おいしい」と語り、約1カ月の講習期間内だけでも、ほんとによく教室でみたらしだんごを食べている姿を見かけました。うらやましいことに、甘いものが大好きなのに、Eさんは太っていません。

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甘いもの食べ過ぎ注意!

Eさんのように、痩せていても、健康診断の脂肪で引っかかる実習生は多いです。痩せているのに?と見た目ではわかりませんが、食生活を見るとすごく、納得できます。
たとえば、ジュース。グリーンテックの教室付近には自動販売機があり、実習生は甘い炭酸飲料を毎日のように飲んでいたりします。インドネシアに行った時も、お茶はすごく甘くて驚きました。コンビニの揚げ物をもたくさん食べている姿もみます。もちろん、国によって食文化は違いますし、個人差はあります。物珍しさや、手軽さでついつい、食べてしまうのかもしれませんが、やはり食べすぎはよくないですよね。また、国にいる時と同じ食事方法をしていると、日本で生活しているときは、風土も異なりますし、体にはよくないと思います。食事の管理って本当に難しいですね。
そこで、仕事で疲れていても、簡単に作れる料理って・・・と考え、実習生たちに紹介している料理があります。

冷たい麺は珍しい?

実習生たちは、おかしやスイーツ、総菜などは、教えなくてもスーパーで自分たちで興味を示して購入して食べています。そこで私は、暑くても、安くもて手軽に食べられる食事を伝えるようにしています。なんだと思いますか?
日本の夏の風物詩「そうめん」を伝えるようにしています。一日中外の炎天下で実習したり、工場で滝のような汗を流しながら、実習する実習生も多いです。温かい気候の国から来る実習生。しかし、暑さが全然違います。そして、意外と冷たい麺類が母国の食にはないみたいです。

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生きることは食べること


実習をしながら、自炊を異国でする彼ら。健康な状態で帰国できるように食についても伝えていきたいと思います。一緒にスーパーへ行った時や、寮でご飯を作るときには伝えるようにしています。
逆に彼らが作る料理もいただきます。その際には、「先生は辛いものは食べられないです」と先に伝えるようにしています。現地の本格的な辛い料理はすごく辛いですからね。ネパールの実習生には、スパイスから作るチキンカレーの作り方を習ったり、ベトナムの実習生はベトナムのお粥を作ってくれました。どれも彼らの家庭の味を感じます。そして、いろいろと質問をします。そんな風に、食を通してのコミュニケーションを大切にしています。授業では、ハレの日の食を日本文化体験や、楽しみとして、一緒に作ることが、今までは多かったです。しかし、本当に彼らにとって必要なのはそうめんのような、「手軽で、健康的な日本食」です。もっと詳しく実習生に伝えられるよう、グリーンテックスタッフと意見を出し合い、彼らの健康維持についてもサポートしていきたいです。


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