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デジタル雑感

マルセルデュシャンの「L.H.O.O.Q.」は、オリジナルの「モナリザ」→鉛筆で髭描いて「髭のあるモナリザ」→髭を消して「髭を剃ったモナリザ」とする事で、複製とオリジナル…

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1年前
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神さんと私

打合せや顔合わせなどで、神戸市内を日々にさまよっていますと、時折りに神社の近くを通りがかることがあります。 私が住んでいる人工島には氏神さんもおらんので、そんな…

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1年前
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多様性と平板な社会

日常的に多様性が問われる社会になりました。多様な人々が持続的に活躍できる社会にするため、とても大切なことだと思います。 今までの社会は、ある限られた考え方で区別…

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3年前
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デジタル雑感

マルセルデュシャンの「L.H.O.O.Q.」は、オリジナルの「モナリザ」→鉛筆で髭描いて「髭のあるモナリザ」→髭を消して「髭を剃ったモナリザ」とする事で、複製とオリジナル性の危うさをコンセプチュアルな作品にしています。

現代も「いつもの社会」→「マスクがあるいつもの社会」→「マスクを取ったいつもの社会」へと変化しはじめています。確かに「いつもの社会」はある意味において脆弱でした。

気がつけばデ

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神さんと私

打合せや顔合わせなどで、神戸市内を日々にさまよっていますと、時折りに神社の近くを通りがかることがあります。
私が住んでいる人工島には氏神さんもおらんので、そんな時は参拝しています。

吉川英治の小説にある、宮本武蔵と吉岡一門の一乗寺下り松での果し合い前のように「我れ神仏を尊んで神仏を恃(たの)まず」などと悟りきることはできませんし、何より決闘前でもありません( ´∀`)。
さりとて毎回なにかしらお

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多様性と平板な社会

多様性と平板な社会

日常的に多様性が問われる社会になりました。多様な人々が持続的に活躍できる社会にするため、とても大切なことだと思います。

今までの社会は、ある限られた考え方で区別されていました。ひとつの枠組みの中に押し込まれていた、と表現すればわかりやすいでしょうか。その一様な枠組みは自然と密度が高まり、レイヤー(上下階層)も深くなります。

多様性を軸に考え方を変えると、密度の高い枠組みの壁が開放されるので、事

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