ODYSSEY【詩】
続く
続くよと毎日が脅して来る
柔らかな脳みそが続いていくのを
羨望の眼差しで見ている
起き出す
嫉妬
焦燥
渇望
日々の生活をこなしていく中で
抗おうとも硬くなっていく
己の美学は己を美しくしていくも
長く伸びる障壁ともなりうると知る
ピンと張り詰めた拘りと
何処かに向こう側を覗く穴が要る
弛緩して
開き
退化
進化
熱を感じて
目が開く
終わる
終わるよと毎日が嘆いてくる
私には続けるしか術がなく
どうなるのかなんて考える事はしない
あの場所へ辿り着いたとしても
その先にも続く
続くよ
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