鈴木正実

1957年4月15日生まれ。 福島市飯坂町平野在住。 福島市議会議員。 暮らしやすく、…

鈴木正実

1957年4月15日生まれ。 福島市飯坂町平野在住。 福島市議会議員。 暮らしやすく、誰もが住みたくなる福島市を目指して議員活動をしています。そして今、地域の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ活動をしています。それが自然を守り、子どもたちの豊かな心を育むと信じています。

最近の記事

人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ№12

◇古舘の大ケヤキ保存事業が完了しました 福島市飯坂町平野古舘町内会の樹齢350年を超す「古舘の大ケヤキ」」の保存事業が2024年3月に完了します。  保存事業は大ケヤキを後世に継承するとともに、保存事業を通して森林環境を守る意識の醸成を図ることを目的とした「福島県森林環境交付金」を受け、2022年度に2年計画でスタートしました。初年度は危険な枝や枯れ枝などを伐採、剪定しました。  2023年度は太い枝を支える支柱やつりワイヤーなどの設置する計画で、2024年2月に着工、つり

    • 人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ 番外 巨木に無災害、無事故を願う

       2024年は能登半島地震、航空機事故と波乱の年明けとなりました。福島市飯坂町の各地区新年会を機に同町平野の古舘の大ケヤキ=写真上=、同町茂庭の白鳥神社の大スギに今後の無災害、無事故、安全安心を祈願しました。  大ケヤキは樹齢350年余、古舘地区のご神木として地域を見守ってきました。一方、茂庭の大スギは白鳥神社の参道に立ち、樹齢500年ともいわれ、高さ41㍍、根回り12.5㍍、枝張りは東西に10㍍、南北5.5㍍の福島市最大のスギと言われています。ともに堂々たる姿は地域を見守る

      • 人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ 番外2 会津若松・高瀬の大ケヤキ

        福島市平野の古舘の大ケヤキの仲間の紹介第2弾。今度は会津若松市の高瀬の大ケヤキをご紹介します。  会津若松市神指地区に立つ、樹齢1000年とも500年ともいわれる国指定の天然記念物です。高さ約25㍍、根元の周囲約13㍍、目の高さの幹周約11㍍の見事な姿形です。周辺には木道が整備され、大切に守られています。  歴史をひもとくと、この大木は、戦国武将として名高い上杉景勝が慶長5年(1600)に神指(こうざし)城を築こうとした土塁の上にあり、神指城築城前から既に大木であったといわれ

        • 人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ 番外1 杉沢の大杉

          福島市平野の古舘の大ケヤキに係わって2年。県内はもとより全国の巨木を見る機会が増えました。皆様にご紹介したいと思います。  まずは福島県二本松市(旧岩代町)杉沢にある「杉沢の大杉」です。同市のホームページによると高さは約50㍍、幹周りは約13mあり、推定樹齢は約1000年とされています。もちろん福島県内一の巨木です。周辺は耕作地で見通しが良く、大杉がドンと構える立派な姿を際立たせています。出会った瞬間、電気が流れるような衝撃を受けました。  1643年二本松藩主の丹羽光重が、

        人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ№12

        • 人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ 番外 巨木に無災害、無事故を願う

        • 人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ 番外2 会津若松・高瀬の大ケヤキ

        • 人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ 番外1 杉沢の大杉

          人里の巨人の仲間たち

          福島市平野の古舘の大ケヤキに係わって2年。県内はもとより全国の巨木を見る機会が増えました。皆様にご紹介したいと思います。  まずは福島県二本松市(旧岩代町)杉沢にある「杉沢の大杉」です。同市のホームページによると高さは約50㍍、幹周りは約13mあり、推定樹齢は約1000年とされています。福島県内一の巨木です。 1643年二本松藩主の丹羽光重が、この地を訪れた際にこの杉の見事さに感じ入り、「杉沢の大杉」と名付けたと伝えられています。 1943年に国指定天然記念物、1983年福島

          人里の巨人の仲間たち

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ№11

          地域行事で大ケヤキ見学久しぶりに報告です。大ケヤキは秋の装いです。葉が色づき、もうすぐ冬を告げています。  11月5日に第18回ひらの健康ウオーキングが行われました。コースには「古舘の大ケヤキ」の見学も盛り込まれ、地元町内会長が大ケヤキの説明を行いました。参加者はその堂々とした姿を見上げては、驚きの声を上げていました。中には「地元にいながら初めて見ました。迫力ですね」と話す参加者もいました。

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ№11

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ№10

          2023年の夏は全国的に猛暑でした。異常な暑さが何日も続き、今頃になって、バテ気味です。 久しぶりに大ケヤキを訪ねると涼しい顔で、大きな枝、葉を広げて悠々としています。木の葉を揺らす、涼風には秋の気配が。  秋来ぬと目にはさやかに見えねども               風の音にぞおどろかれぬる そんな感じでしょうか。

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ№10

          古舘の大ケヤキに必勝祈願 

          令和5年福島市議会議員選挙は7月2日告示、9日投票で執行され、お陰様で当選、3期目を迎えることができました。  定数35に対して46人が立候補する混戦でしたが、保存運動に取り組んでいる地元の樹齢350年の大ケヤキを遊説隊全員で訪れ、必勝と全員の安全、明るく元気に楽しく選挙戦を望むことを祈願しました。大ケヤキを始めて訪れたスタッフもいて、堂々とした姿や見事な枝ぶり、生命力あふれる太い根などに驚きの声を上げていました。  9日の開票では目標には届きませんでしたが2257票を獲得、

          古舘の大ケヤキに必勝祈願 

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №9

          ◇年末に大掛かりな支柱設置事業  古舘の大ケヤキの保存事業のうち最も大掛かりな作業となる、支柱とワイヤーの設置は当初予定されていたことし6月から12月に変更、実施されることになりました。  先ごろ開かれた今年度の事業打合せの席上、ケヤキが休眠する冬場に作業することが望ましいとの報告があり、決定しました。業者によると、葉がついている時期は、木肌が傷つきやすく支柱やワイヤー設置の際に万が一、傷つくと、そこから腐朽菌などが入る恐れがあるという説明でした。葉が落ち、気温が下がる12

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №9

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №8

          ◇新たな芽吹きのとき  古舘の大ケヤキが新緑のときを迎えました。昨年の今ごろは幹割れの危険性から伐採しなくてはならないという話が持ち上げっていました。それが、この1年の間に大きく変わりました。私も微力ながら、保存に奔走させていただき、この新たなときを迎えることができました。  大ケヤキはことし1月に枯れ枝などを伐採、すっきりした姿になりました。今、春の日差しを一身に受け、美しい黄緑色に輝く若葉に包まれています。大ケヤキ周辺の樹木や竹やぶも整理され、遠目からでもその姿を見れる

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №8

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №7

          ◇大ケヤキに祈る地域の安寧と繁栄  大ケヤキ保存の道が開けて初の例大祭となる古舘の稲荷神社の例大祭=写真上=は3月12日午前、福島市飯坂町平野の「古舘の大ケヤキ」の根元に祭られている同神社で行われ、地域住民たちが地域の安寧や繁栄、それぞれの健康、家内安全などを祈りました。  地域の代表らがご神木である大ケヤキの周囲に新しいしめ縄を張り、紅白ののぼりなどの飾りつけたあと、祭礼を行いました。訪れた地域の住民らが安西義男町内会長はじめ町内会の班長らによる玉ぐし奉てんに合わせ、お参

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №7

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №6

          ◇新たなステージ№2  大ケヤキを未来へつなぐために先月中旬、伐採した枯れ枝や危険な枝を活用したコースターができました。  枝を手のひらサイズに輪切りにし、ちょっと乾燥させて、ちょっと表面を磨いただけですが、写真のようにできました。虫食いの穴が空いているところが何とも味があっていいと思っています。輪切りにした木の形も、空いている穴も一つ一つ違っていて同じものはないと思います。外側が白く、内側が茶色、何とも言えない色合いです。ちょっと磨いただけですが、滑らかで触り心地は気持ち

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №6

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №5

          ◇保存へ新たなステージ  2023年1月、いよいよ大ケヤキの保存へ向けて新たな一歩を踏み出しました。県の交付金を受け、大ケヤキの枯れ枝や畑に伸びている危険な枝を伐採したのです。さらに大ケヤキに寄り添うように伸びていたモミの木も大ケヤキを守るため伐採しました。また周辺に生えていた雑木なども切り倒し、大ケヤキが見やすくなりました。タイトル写真は大ケヤキを後ろ(北側)からみた姿です。こぶがある太い幹、無数の太い根、その後ろ姿もなんとなく迫力あります。また土塁の上に立っていることが

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №5

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №5

          ◇保存の道が開けた◇ 樹齢350年の巨木「古舘の大ケヤキ」を未来にしっかりつないでいけるようになりました。 福島県の交付金を受けることができようになったのです。一時は倒木の危険性から伐採しなくてはならないと、地元で苦渋の決断をしていましたが、本音の「残せるなら残したい」という思いが通じたような気がします。巨木のお導きだったのでしょうか。 2023年1月ごろから、枯れ枝などの伐採し、4月以降には太い枝を支える支柱などを設置する予定です。その後も様々なイベントを通して、大ケ

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №5

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №4

          ◇明るい未来◇ 2022年6月、古舘の大ケヤキを未来につなぐため福島市議会6月定例会議で質問をしたあと、知り合いの県議会議員に県の森林環境交付金の活用など大ケヤキを保存する方法はないものか、調べていただきました。  お盆期間中の8月15日に県から県森林環境交付金の地域提案重点枠が活用できるという朗報がもたらされました。認められれば、枯れ枝や危険と思われる枝の除去、さらには保存するための支柱の設置、土壌の改善など大ケヤキを未来へつなぐための必要な事業を行えることになります。

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №4

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №3

          ◇市議会で訴え◇ 2022年6月、福島市議会6月定例会議で古舘の大ケヤキを守り、未来につないでいくためにはどうすればいいのか。地域の高齢化や人口減少が進めば進むほど、大ケヤキを守るためには天然記念物に指定した行政が前面に立たなければ、守り伝えることは不可能ではないのかーとの視点から質問しました。  2022年の1月、古舘町内会の総会で①安全性や将来の費用負担などを考慮し伐採するとの苦渋の決断に至ったこと②守り伝えるには多額の費用が掛かること③地域住民が多額の費用の半分を負担

          人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №3