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人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ№12
◇古舘の大ケヤキ保存事業が完了しました
福島市飯坂町平野古舘町内会の樹齢350年を超す「古舘の大ケヤキ」」の保存事業が2024年3月に完了します。
保存事業は大ケヤキを後世に継承するとともに、保存事業を通して森林環境を守る意識の醸成を図ることを目的とした「福島県森林環境交付金」を受け、2022年度に2年計画でスタートしました。初年度は危険な枝や枯れ枝などを伐採、剪定しました。
2023年度は
人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ 番外 巨木に無災害、無事故を願う
2024年は能登半島地震、航空機事故と波乱の年明けとなりました。福島市飯坂町の各地区新年会を機に同町平野の古舘の大ケヤキ=写真上=、同町茂庭の白鳥神社の大スギに今後の無災害、無事故、安全安心を祈願しました。
大ケヤキは樹齢350年余、古舘地区のご神木として地域を見守ってきました。一方、茂庭の大スギは白鳥神社の参道に立ち、樹齢500年ともいわれ、高さ41㍍、根回り12.5㍍、枝張りは東西に10㍍
人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ 番外2 会津若松・高瀬の大ケヤキ
福島市平野の古舘の大ケヤキの仲間の紹介第2弾。今度は会津若松市の高瀬の大ケヤキをご紹介します。
会津若松市神指地区に立つ、樹齢1000年とも500年ともいわれる国指定の天然記念物です。高さ約25㍍、根元の周囲約13㍍、目の高さの幹周約11㍍の見事な姿形です。周辺には木道が整備され、大切に守られています。
歴史をひもとくと、この大木は、戦国武将として名高い上杉景勝が慶長5年(1600)に神指(こ
人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ№10
2023年の夏は全国的に猛暑でした。異常な暑さが何日も続き、今頃になって、バテ気味です。
久しぶりに大ケヤキを訪ねると涼しい顔で、大きな枝、葉を広げて悠々としています。木の葉を揺らす、涼風には秋の気配が。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる
そんな感じでしょうか。
人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №8
◇新たな芽吹きのとき
古舘の大ケヤキが新緑のときを迎えました。昨年の今ごろは幹割れの危険性から伐採しなくてはならないという話が持ち上げっていました。それが、この1年の間に大きく変わりました。私も微力ながら、保存に奔走させていただき、この新たなときを迎えることができました。
大ケヤキはことし1月に枯れ枝などを伐採、すっきりした姿になりました。今、春の日差しを一身に受け、美しい黄緑色に輝く若葉に
人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №4
◇明るい未来◇
2022年6月、古舘の大ケヤキを未来につなぐため福島市議会6月定例会議で質問をしたあと、知り合いの県議会議員に県の森林環境交付金の活用など大ケヤキを保存する方法はないものか、調べていただきました。
お盆期間中の8月15日に県から県森林環境交付金の地域提案重点枠が活用できるという朗報がもたらされました。認められれば、枯れ枝や危険と思われる枝の除去、さらには保存するための支柱の設
人里の巨木・古舘の大ケヤキを未来へつなぐ №3
◇市議会で訴え◇ 2022年6月、福島市議会6月定例会議で古舘の大ケヤキを守り、未来につないでいくためにはどうすればいいのか。地域の高齢化や人口減少が進めば進むほど、大ケヤキを守るためには天然記念物に指定した行政が前面に立たなければ、守り伝えることは不可能ではないのかーとの視点から質問しました。
2022年の1月、古舘町内会の総会で①安全性や将来の費用負担などを考慮し伐採するとの苦渋の決断に至