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万年筆をよく知らない人へ

今日は6月最終日という事で「もう一年の半分終わるのかよ時は無情だな」とかボソッと呟きながらベッドから起き上がる。

人と休みが被らない水曜日は特にやることがないのでとりあえずcafeで手帳を開いてみる。

そろそろ手帳と万年筆メンテナンスしないとな、。

そんなこと考えていると店員さんに話しかけられる。
「万年筆使っている人初めて見ました!綺麗ですね!!見せてください!!!」
多分アルバイトさん。可愛い。
(口に入れたガトーショコラをコーヒーで流し込む)

そっか。万年筆使う人は少数派に属するのか。
実用的で優秀なのにユーザーが少ないのは何故だろう。

高価なイメージ?使いにくい??ペンに興味ない???
そんなところかな。思いつくのは。知らんけど。

そうですよね。ただせっかく店員さんが興味を持ってくれたのだし、お話ししてみようと思う。可愛いし。

………✂︎キリトリ✂︎………

まず僕が常に持ち歩いているロールペンケースから紹介します。

土屋鞄さんのロールペンケース。このオイルヌメ革の柔らかい手触りと香りに毎日うっとりさせられてしまいます(でも今日の主役はあなたじゃないのでまた今度ね)。

そんな幸せお布団(革)に3本のペンを包んでいます。

①左「デルタ ドルチェビータ オーロ」ボールペン
②真ん中「ペリカン スーベーレーンm805 オーシャン・スワール」万年筆(EF)
③右「モンブラン マイスターシュテュック149」万年筆(EF)

今日店員さんが興味を持ったのは②の万年筆です。
※①③は別でエピソードがあるので今度お話しします。

ペリカン スーベーレーンm805 オーシャン・スワール

それで何が魅力なの??というところなんですけど、
「実用性」「デザイン」「熟成」の3つが最大の魅力です(歴史まで語ると止まらなくなるのでやめとくね笑)。

①実用性

万年筆は毛細管現象という原理を利用して、インクがペン先を伝って字を書けるので、筆圧が全く要りません。また、ペン軸が太いので長時間筆記にも全く疲れません。

大学時代、法律専攻の僕は論文試験があったのですが、A3サイズの答案用紙3〜4枚ぐらい書き続けても全然余裕です。

一方でボールペンで筆圧かけてガリガリ書く友人は試験期間の間常に手を痛そうにしていました笑

あとは自分の好みで、インクを変えられるので、用途に応じて色を変えてみるのも面白いですね〜

②デザイン

ヨーロッパの万年筆はデザインが本当に美しいです。

見てください「オーシャンスワール」という名前の通り、海の渦を軸に表現しています。
ペリカンの親子がニブとキャップに刻印されているのも面白いですよね〜

そしてキャップ部分がペリカンの口をデザインしているのも愛しすぎる、、

③熟成

ペン先は18金を使用しています。
ロジウムコーティングでシルバーに仕上げています。
万年筆は名前の通り、万年使い続けられます。
そしてペン先は書く人の癖に合わせて成長します。つまり熟成されるのです。自分だけの一本に。
なので万年筆を他の人に貸すのはやや抵抗がありますね、、。

また、定期的に洗ってあげる必要があります。
手間がかかるから余計に愛着が湧きますよね笑笑

……🖋カリカリ🖋……

ということで万年筆の魅力について少しだけ語らせて頂きました。

にしても店員さん可愛かったなあ。←きっと彼氏いる

(老舗店カフェの机はボロボロで素敵ですね)

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