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【 Great Journey in South America 】(地獄のへの入り口編)ボリビア6000m級の山は地獄だった

山行1日目

ボリビア、ラパスの中心にあるドミトリーを出て、前日予約したエージェント事務所に向かった。
装備を借りて、パッキングをして、ガイドが来るのを待つ。
メンバーは、私たち二人、ボリビアのサンタクルスから来ている大学生のホワン君の3人。

山小屋で飲み食いする食料品なども一緒に車に積めて、いよいよ出発だ。

山に行くわけだから当然車はどんどん街の上へと向かう。

ラパスは山に囲まれており、盆地だ。
もちろん、丘の上にも人は住んでいる。

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日本だと、山の手というと、高級住宅街のイメージがあるだろう。
私の地元神戸も、山の手に住んでいる人はお金持ちが多い。

しかし、ここボリビア・ラパスは逆だ。
山の手に住んでいる人たちは、低所得者の人たち。
車で丘の上に着いた時、圧倒的に実感した。
犬の数は人間より多い気がした。また、ひと気もほとんどなく、家からは人の温かみはほとんど感じない。
経済格差は目に見えて感じることができる。


そのまま私たちは、1時間ほど車に揺られ、標高4800mのベースキャンプに到着。

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着いてすぐに、アイスクライミングを行なった。
久しぶりのアイスクライミング。楽しかった。

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その後、ベースキャンプに戻り、飯を食う。
ここで山小屋飯を一挙ご紹介。

前回にも言った通り、ボリ飯は本当に美味しくない。


しかし、エネルギーがないと死ぬので食べる。疲労も溜まっているので、下界で食べるよりも味を感じる。
(登頂後、ハイキャンプで食ったパスタは本気で吐きそうになったけれど。)

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パラパラの米とチキン、じゃがいも。これはいけた!

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肉に味がない。パスタ切ったみたいなものにも味はない。

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うん。

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朝、激甘にしたココアとパン。

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パンが固い!

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スープ!!!

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我々のガイド。

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ここで3人で寝れるのは贅沢だ!(標高4800mぐらい)
マットレスの上に寝袋広げて寝る。クッソ寒い。3時間寝れたらいいかな。

山行2日目。
朝、6時ぐらいに起きて、朝飯を食って、5400mほどのハイキャンプまで歩く。
やはり、標高が高いせいか、普段の山よりも息がめちゃくちゃ切れる。足も重い。
あの飯もあってか、栄養素も足りていない気がする…
そんなこんなで約3時間くらい歩いてハイキャンプ到着。

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ハイキャンプの山小屋。

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標高5400mでは下手に寝転がって寝ると高山病になるので、友達はほとんどこれぐらいの角度で寝ていた。

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ハイキャンプでは、明日のアタックに向けて気持ちの準備。

ここで、ホワン君が明日のアタックに行かないかもしれない!?
どうした…
実はホワン君はベースキャンプからハイキャンプまでの道のりでもだいぶバテバテで遅れを取っていた。無理もない。ここは標高4000m以上だ。

しかも、天気はここのところずっと悪くて、アタック日の天気も悪いという予想。

さらに、前日アタックしたブラジル人男性が開始2時間で重度の高山病になり、そのまま亡くなったと聞かされた…

流石にそれ聞かされた時は私たちもびびり倒したけれども。笑

でもホワン君は、行けるところまで行く!と決心した。
3人でよし、絶対登頂するぞ!!!
と結束した。

さぁ、いよいよ翌日はアタック。
今夜は18時に就寝し、深夜0時に起床し、アタック開始。

標高5400mの中寝るのはなかなか厳しかったが、エネルギー回復のため意地で寝る。

次回、地獄編。
お楽しみに!

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