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普通の新年度

世の中は新年度だそうである。
もう長いこと年度を意識する生活から遠のいており、また環境がガラッと変わることもないので、「はい、今日から新年度です」と言われてもなんだかピンとこない。
とはいえ、この先少し様子が変わりそうな気配はしており、夕べ寝る時にそんなことを考えてしまって、慌てて意識を他に向けて、早々に眠りに落ちた。

今日のような温かい(というより少し暑い)日には、何かしら新しいことや、やりたくてやれなかったみたいことをやってみようという気持ちになるのが不思議だ。気温や太陽高度は、人間の気分に非常に影響しているというのを実感する。

今年の元旦に立てた目標の中に、少し長めの小説を書くことと、描きかけの漫画やあらすじだけを書き留めた漫画を数編仕上げることを挙げてある。それらは冬の間でもできるが、1日中着ているダウンジャケットがそれを阻む。1枚着るごとに私の身体は動きを狭められ、着ているものが邪魔して周囲のものが良く見えなかったりする。冷たい手は動かしにくく、もう何もやる気が起きない。
それが少しずつ緩和されていくような感じである。

実を言うと、最近少し食事が摂りにくいなと感じている。特に出先においては姿勢保持やカトラリーの上げ下げで疲れてしまうことがあり、それが衣類の重さや、冷えによる筋力低下、つまり冬のせいなのか、年齢と共に障害が進んでいるのか判断ができない。他にも「これが出来なくなった」「あれがしにくくなった」と感じる場面が多々あり、冬は自尊心を削られる季節でもある。

これから暖かくなり、多少は自尊心が回復するだろうか。暑ければ暑いほど、私は元気になるのだが、今年はどうだろうか。
いよいよ、新しい春が始まる。


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