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読み・書き・パソコン

今の時代の在り方にガッカリすることの方が多い私だが、良い時代になったなと思うことがひとつある。

RS-232もしくはRS-232Cを知っている読者の方はそう多くはいまい。
RS-232は今でいうUSBケーブルと同じ役目をしており、PC同士を直接つないだり、周辺機器をつなぐコネクタの規格である。wikiでは現在でも使われていると書かれているが、それを実際に目にしたことのある人がどれだけいるだろうか…というくらい見なくなった。

今はUSBケーブルで繋ぎさえすれば、どんな周辺機器も簡単に動作する。かつてはRS-232で繋いだあとがなかなか難儀で、動かすまでが一苦労だった。繋げば勝手にドライバがインストールされるような時代ではなく、まず使用しているPCとドライバが合うかどうかさえ不安要素のひとつだったのだ。

PCが本当に簡単になった。と言うと、それは「あなたがPCをずっと使っているプロだからだ」と言われるかもしれないが、私が特別PCに優れているのではなく、ケーブルを繋げば繋がるという当たり前のことが難しかった時代から知っている人間にとって、PCは本当に簡単になったのだ。


私が初めて手にしたプログラミングのテキストに「これからは読み・書き。そろばんではなく、読み・書き・パソコンになる」と書かれていたことを今でもはっきり覚えている。読み・書き・パソコンを通り越して、読み・書き・スマートフォンの時代、誰でもがコンピュータを手のひらで扱うようになり、プロとアマの境がなくなり、あの頃夢見ていた多くのことが簡単に実現するようになった。
それによる犯罪や弊害も少なくはないが、デジタルを正しく扱おうという者にとっては良い時代になったのだ。


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