見出し画像

オーガニックファームに足しげく通う理由

今朝はいつもお世話になっているオーガニックファームの
ジャスラ オーガニックファームさんへ。
そろそろ気候的にも収穫シーズンが終わるよとの事で
残りわずかの旬野菜をありがたく収穫してきました。

人参が不揃いで可愛い
夫が摘んだトマト

自分達で野菜を取りに行くメリットは
何と言っても野菜の種類や旬のものを子供達が自ら知れることです。
スーパーマーケットで野菜を買うと
食べ物の出所が分かりませんが、
畑に行けばそれも全部知ることができます。

にんじんの収穫

そして不可食部分の葉っぱは捨てずにヤギの餌にすることで
家畜の役割や循環型経済を学ぶ良いきっかけにもなります。

にんじんの葉はエミューの餌に

なぜ家族揃って休みの日にオーガニックファームへ足しげく通っているのか?と言うと、
それは将来的に自給自足で生きていくために必要なスキルが
どんなものなのかを知るためなんです。
健康のためだけに無農薬の野菜を取りに行っているのではありません。

自然からあまりにも距離のある生活環境で暮らし
子供達はなかなか土に触れたり靴が汚れるような遊びができません。
(本当は裸足でもいいくらい)
かと行って田舎に移住できるか?と言われると今は無理なので
こうして近所で自然に触れる場所を探して
自然学習や生物多様性を経験しています。

子供は子供の時期にしか味わえない子供らしい体験が本当は必要で
”将来を考えて”英語やITを習い事に選びがちですが
本当はそこじゃないよね?と自然の偉大さに改めて
気づかされるのです。

やはり人は土から学び土に恩を返す。
そして自然の無情さから美学や他人との共感を学ぶ生き物なんだなと
オーガニックファームに足を一歩踏み入れるだけでも
実に様々な思いが重なってきます。

自給自足本と土の本

どこに住んでいても将来は誰もが土を学び、
自分の食物を育て自助自立で生きて行く。
そしてそこから死生観や外部(他人や社会)を通して
生きる意味を少しづつ理解していけたら、
「人生は死ぬまでの暇つぶし」なんて感性は刷新されるんだろうな…
土から学ぶ優しい自然学習。
思いきり田舎生活に振り切らなくても”田舎風”で
生きていくメリットは想像以上の面白さと気づきがありますよ。


グレイス

サポートは自主出版の書籍や海外での写真撮影の活動費に使わせていただきます!