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愛がジャブジャブ 鎌倉1dayリトリート【前編】 〜 Kaloさん&進よしのりさん&風澤直子さん

noteで出会った「鎌倉1dayリトリート」に参加してきたのは、先週の土曜日のこと。
記事から「参加したい!」と直感がバリバリくるものの、大抵のリトリートはこどもは参加できないしなぁ、かといってこどもの預け先は見つからず。
「次もきっとあるよね?」と諦められない気持ちからKaloさんについ送ったコメントにまさかの「こども参加OK」の返信をいただいてから、本当に参加してしまった話を書きます。

今回は前編。

まぁひとことでいうと最高サイコーという言葉では足りないくらい、至福のひとときだった。

集合場所は北鎌倉・浄智寺山門の前。
実は、めちゃめちゃ緊張していた。
30分前に着いていたのだけれど、そこで待ち合わせしているひとがいてそうかと思ったら違った。
その後にKaloさんらしきひとたちが来たのだけれど、また違ったらと思ったので直前まで待とう、あるいは子どもたちがお菓子を食べ終わってからにしようと思った。そんなことを考えていたら緊張がピークに達した。

直前になって、こどもたちもいけそうなので挨拶に向かった。
Kaloさんは写真そのままの素敵な女性だった。
主催者側である風澤直子さん(なぁなちゃん)、参加者ののりこさん。
女性陣の名前を脳内で何度もつぶやくわたし。
めちゃくちゃ名前覚えるの苦手なので、こういうとき基本男性の名前は後回しにする笑
なぁなちゃんは事前学習でインプット済だったはずなのに緊張で飛ぶ笑
男性陣は、主催者側の進よしのりさん(しんちゃん)、たかちゃん、参加者のひで。さん。
頭がパンクしていたけれど、だいじょうぶそうな気もしてきたところに、こどもたちがうちの子達以外にふたり。はぅ…!想定外のだめ押し!

そんな、10名(主催者3+1人、参加者3+3人、+はこどもたち。)の自己紹介と挨拶が一通り終わり、しんちゃんのお話が続く。
今日のゴールをなんとなくイメージして、でも半分くらい聞いてなかった。終わる直前、ひで。さんの息子くんの先制パンチが飛ぶ。
「話が長い!」
恐縮して息子さんの指導にかかるひで。さん、笑顔のまま冗談を返すしんちゃん、なぁなちゃんは「いいんだよ、それで。」と息子くんに頷く。
わたしには息子くんはもちろん、全員天使に見えた。(話が長かったからではない。)
もうすでに、いい予感がする。
いい匂い、場が整いはじめる瞬間だった。

なぁなちゃんは安全な場を最初に作りはじめるひとだ。
安全な場はみんなの協力がないとできない。
けれど、最初に「作るよ」という意思を宣言する人がなぁなちゃんだ。
みんな心の中で思っている、そのことを発する人。
そして、整え続ける。
植物に水をあげて肥料をやるように、声をかける。
なぁなちゃんは全部見ている。
すべてを見ていて、かつジャッジしない。笑顔は安心を作り出す。
柔らかいのに信念を感じるのはなぜなんだ、というわたしの疑問は今も解けないままだ。

後で気づいたのだけれど、わたし以外はみなさん以前からお付き合いがある方たちのグループなのだった。
わたしは、転入生みたいな感じだ。
それなのに、そんな気後れを感じることはほぼなかった。

Kaloさん持参のオラクルカードを引く。

「THE女子」で毎日古いぬいぐるみを抱いている甘えっ子の次女のカード
のんびり屋でマイペース、図工好きでいつも笑っている長女のカード
わたしのカード 何かを試されている感じがするのは気のせい?なぜか2枚引いていた。

引いたカードがそれぞれ「らしい」ので楽しい。

そうして、いよいよハイキングが始まった。

始まる前からわかっていたけれど、最高だった。
山道に息がはぁはぁして、足は重くなる。(情けないけど運動不足😭)
でも、気分がいいから、動きたい。
さくさくいう落ち葉の感触も、木の匂いも、日差しも、空と紅葉混じる葉っぱの色のコントラストも、何もかもがよい。
その感覚に没頭する。

始まって5分、うちの娘たちはたかちゃん軍団に吸い込まれて見えなくなっていた。次女は大人の男の人が苦手なのになぁと思った。

なぁなちゃんがいつの間にか隣にいた。
ひとに頼るの苦手ですか?(Yes!)
人前で何かしたり目立つのも苦手だったりしますか?(Yes!)
…早いなぁ。
ほんの10分かそこらの会話はただの確認作業で、その前からもうすべてお見通しらしかった。
こういうのを「怖い」と思わせないのがなぁなちゃんのすごいところ。

だったらみんなの前で何かすることになりますねぇ、と恐ろしい予言をかわいい顔でさらっと言われたときはちょっと怖かった笑

大きな木に、出会う。(時系列が怪しいけどまぁいっか。)
わたしは、パワーをもらうというより、木と一体化する感じだった。
地面から足を通じて入ってくるエネルギーが手から木に伝わって流れる。
木の一部になったような気持ちになった。

ハイキング部分を企画してくれたのは、しんちゃんだ。
ルートも場所選びもお弁当も、心地よかった。

しんちゃんは、気遣いの達人とか優秀なホストとしての能力を持っているひとだと当日は感じていたけれど、今考えるとその表現は違う。

能力というより、人間力なのだ。
「優しい」では片付けられない。
だだ甘という表現ですらもの足りないほど、愛があり余っている。
ずっと愛があふれてこぼれ落ちていて、周囲の足元は愛でジャブジャブ。
そんな感じだ。
それを日々浴び続けている娘ちゃんが、ちょっとうざそうだったので笑ってしまった。

すっと荷物を持ってくれたり、知らぬ間に娘にズボンを履かせてくれたり、ひとに遠慮させないまま、すでに終わっている。最後はもうありがとうという言葉を発する必要すら感じないくらいで、もはやここは日本ではない。

…だって、余ってるからちょっとくらいもらってもだいじょうぶそう。
今思えば、あのときのわたしはそう感じたようなのだ。
カブトムシのようなわたしと娘たちは存分に甘やかされた。
リトリートってこういう意味だったのだろうか。

「場」のソフト面をなぁなちゃんが創った、とするならば、「場」のハード面を造ったのは間違いなくしんちゃんだった。

お昼ごはんは、女性陣のわがままの産物だったらしい。
牡蠣と里芋のクリームグラタンに映えるサラダが付いている。
直前まで振り回されたとしんちゃんは困った顔をしていて、だけど誰もあんまり気にしてなかった笑
あぁ、怒ってないからだと思いながら、自分はいつも怒る男性に囲まれていたな、と気づいた。
そんな空気も含めて、おいしくいただいた。
さらに、しんちゃんの奥様の手作りのパウンドケーキまでもペロリと平らげた。

昼食を食べたその場所は、ただの原っぱのようでいて、たぶん違った。
その場所は特別な場所だった。
今まで歩いてきた道と変わらないのに、なぜか静かで明るく清らかに感じた。
そのときは気のせいだと思っていたのだけれど、後からいただいた写真には、オーブなのか龍なのか自然霊なのかわからない不思議な光がたくさん写り込んでいた。(あるひとには天使?と言われた)
自分の写真で見たことはなかった。


謎の光の帯 わたしには龍に見える。

トイレを済ませて、その場所を後にする。
いよいよ、海に向かう。
なんかもう全部満たされて、エネルギーが満タンだった。

▼続きます。


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