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ボルドリッジに学ぶ

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#社会貢献

P.1a(5)規制環境

 評価基準の基本的要求事項や個々の質問に答える前に、ボルドリッジの「組織プロフィール」の質問を用いて、あなたの組織の基本的な情報を整理し、組織内で共有しておきましょう。(‎‎組織プロフィールは、企業/非営利組織編(Business/Non-profit、PDF、英文)をベースにします。)

あなたの組織をとりまく規制環境を教えてください。

それは例えば、
・職場の安全や働き手の健康保全
・事業運

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目的は社会への貢献です

目的は社会への貢献です

 組織・企業の目的は、社会に価値を提供することです。その手段が製品やサービスです。
 それ自体が、社会貢献ですが、企業の社会的責任(CSR)という概念が受け入れられるようになり、組織は、法律や規制の要求事項への対応も含め、製品・サービスや事業運営が与える社会の不利益に対して、積極的に取り組むことが求められるようになりました。
 また、現在に限らず、将来の製品・サービスおよび事業運営に関して、社会の

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コンプライアンスを超える経営の仕組みづくり

コンプライアンスを超える経営の仕組みづくり

 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。
 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークでは、質問に答え、その回答を評価し、改善に結びつけます。そして組織の将来の成功を確実なものにしていきます。
 その基盤にあるのが11個の「核となる価値観と概念」です。ボリドッジ・エクセレンス・フレームワークは、それらを組織経営に埋め込む仕組みと

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コンプライアンスから社会貢献へ

コンプライアンスから社会貢献へ

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークとその要約版ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーの質問を見ています。
 プロセスに関する質問、「リーダーシップ」の後半は「2.1ガバナンスと社会貢献」で、その概要を紹介しました。

 「ガバナンス」も「社会貢献」も経営幹部のリーダーシップに関係する重要な要素ですが、この2つは別々のものではなく、コンプライアンスも含めて、コンプライアンスから社会貢献への広

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社会への貢献が従業員と顧客のエンゲージメントのドライバーになる

社会への貢献が従業員と顧客のエンゲージメントのドライバーになる

社会貢献。ボルドリッジでは、Social Contributions ではなく Societal Contributions という言葉を使っています。

2021-2022年版のボルドリッジ・フレームワークの改訂では、この重要性がより高くなってきたとしています。

この概念は、1988 年のボルドリッジ・プログラム開始以来(当初は、「公的責任(Public Responsibility)」として

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CSRと社会貢献

CSRと社会貢献

 企業の社会的責任(CSR)という概念が受け入れられるようになり、組織は、法律や規制の要求事項への対応も含め、製品・サービスや事業運営が与える社会の不利益に対して、積極的に取り組むことが求められています。
 また、現在に限らず、将来の製品・サービスおよび事業運営に関して、社会の懸念事項を予測し、備えることも求められています。

 社会への悪影響や懸念に積極的に備えるには、例えば、天然資源の保護、廃

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社会の幸福と便益

社会の幸福と便益

 製品やサービスを通じて社会に価値を提供すること、そのために雇用を生み出し維持すること、それによって得られた利益を利害関係者に還元すること、このような本業を通じた社会への貢献はもちろんのこと、模範となる組織には、公共に貢献すること、社会の福祉と便益に配慮することが求められます。
 公共への貢献や社会の福祉と便益への配慮を組織として重要なことであると示すのは、組織のリーダーの役割です。

社会貢献

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