【備忘録#4】ベンチャーで1年4ヶ月働いてみて[就活編]

人生の転機(『比較至上主義者』から『やり甲斐至上主義者』へ)

今からするお話は、
自分が一番志望度の高い超有名企業のサマーインターンに参加した時の話です。

「君はなんでうちの会社に行きたいの?」

ワークをしている最中、メンターに急に呼び出されました。
正直ドキっとしました。今聞く質問じゃねーだろって。

ただこの質問から始まる会話が僕の価値観、そして僕の人生を大きく変えることになります。

僕「そうですね〜正直、御社は有名ですし年収も高いっていうところは高い志望度を構成している要素としては大きいかもしれません」

みたいなことを言ったと思います。

今人事の立場から考えると、即不合格な発言ですね(笑)
ただ当時の自分は、それくらいステータスやレッテルに固執していたんです。

ここからは、そのメンターの人がくれたアドバイスをそのまま会話ベースで書いていきます。

メ:「ごやくん、その考えすぐに捨てたほうがいいよ。」
僕:「なんでですか?」
メ:「企業名で他人にマウントを取れるのって、内定をもらってから入社までの半年間くらいしかないよ。入社したら争う人間は社内。社内の人に自分の企業名で自慢とかしないでしょ?」
僕:「まぁ、そうですけど、、、」
メ:「しかも社会人になったらお互い忙しすぎてほぼ友達とも会えなくなるから、誰かどこの会社で勤めてるかなんて多数の人間は覚えてないよ」
僕:「そういうもんなんですか?」
メ:「そういうもん。あともう一個覚えておいたほうがいいことあるよ。」
僕:「なんですか?」
メ:「ごやくん、社会人って9時〜18時まで働くってイメージしたことある?この9時間って楽しい仕事もあれば辛い仕事もあるんだよ。」
僕:「そりゃそうですよね」
メ:「辛い仕事が連続した時に、ごやくんは何をモチベーションにそれを乗り越えるの?「うわーこの仕事しんどいなぁ、でも俺〇〇社に勤めてるから頑張れる」ってなりそうかな?たとえなったとしてもそれは一瞬だね。」
僕:「つまり何が言いたいんでしょうか?」
メ:「仕事のモチベーションを企業名で補うことはできないってこと。9時間仕事するんだから、業務内容、顧客に与える価値、横に座ってる社員の雰囲気、組織の風土、そういう自分が9時間で関わる要素が大きい部分を重要視しないと9時間の仕事に耐えられないよ。君はなんのために仕事するわけ?

ハッとしました。本当にその通りだと思いました。

毎日イライラしながら電車に乗るサラリーマン、
「仕事なんて生きていく上で必要だからこなすだけだよ」と、何故かドヤ顔で話す大人。
そういう社会人には絶対になりたくないとはずっと思っていました。

ただそういった疑念も全て、企業名による優越感が超越すると思っていました。

有名企業に入れば、
友人も自分を羨望するだろうし、給料で勝手に人は寄ってくる。

しかしその考えは一瞬にして崩れ落ちました。

単純かもしれないですが、しかし、超有名企業に勤める当事者であるメンターからのアドバイスに、反論の余地はなかったですし、ある種の洗脳が解かれた気持ちでした。

ここで僕はついに「比較至上主義」から「やり甲斐至上主義」に価値観が変化することとなりました。

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