シリーズ「温泉で心を解こう」(埼玉県秩父市 新木鉱泉旅館)
本日の一句:「名前より 中身を見ましょ なにごとも」
以前 マックでお昼を食べていて 見ず知らずの方の秩父に関する会話を耳にしたときに詠んだ一句
その会話とは
A「秩父には良い温泉ないんだよね 鉱泉あるけど」
B「鉱泉かあ イマイチね」
2人は 鉱泉を温泉より一段下がるものとして話しているご様子
違う違う そうじゃない そうじゃない♪と ラッツ&スターの鈴木雅之(古っ)の歌のように心で呟くワタシ
とは言っても ワタシもかつて 温泉と鉱泉の違いが分からず調べたので知っているだけなのですが
ネットによれば
温泉:
「地中から湧出する温水、鉱水および水蒸気、その他のガス(炭酸水素を主成分とする天然ガスを除く)で、湧出口での温度が摂氏25度以上のものか、鉱水1kgの中に定められた量以上の物質が含まれるもの」
鉱泉:
環境庁の「鉱泉分析指針」で鉱泉とは「温水と鉱水の泉水」と規定しており、従って“温かい鉱泉”というものも存在する
つまりですよ
温泉と鉱泉の違いは
・温度(25℃)を境に 世の中では分類
・25℃以下の温泉もある
・25℃以上だが治療成分の入ってないスッカラカンのお湯も温泉
・25℃以下の鉱泉で治療成分たっぷりなお湯も多数
と 温泉が鉱泉より優れていることはないわけです
ミネラルが少ない井戸水も鉱泉なので分かりにくいのですが 温泉だとしても湧出する湯が熱すぎて加水したり 空気に長時間晒して湯温を下げるより 汲み上げたばかりの泉を沸かすだけで提供できる鉱泉の方が酸化してないフレッシュなミネラルを享受出来るとも言えるわけです
肩書きや名前の持つイメージや先入観より 中身を調べてみて 自分で試して判断する これが大切かなと
秩父の新木鉱泉は ワタシにとって それを強く感じさせてくれるお湯でした
秩父で温泉探しをしていてなかなか良いところが見つからず たまたま見つけた新木鉱泉に入った時は 仕方なくという感じでした まさに先入観 鉱泉蔑視
念のためにネットで確認すると180年以上の歴史 女将はなんと9代目‼︎ 鉱泉なのに この歴史はすごいなと 当時鉱泉の定義を知らないワタシは失礼な感想を抱きまくり実湯しました
知らないって罪。。
実湯
出典:新木鉱泉旅館公式ページより
湯に浸かった瞬間 「あーどうも湧いてくれてありがとう」とお礼したくなる良い滑らかな湯
泉質は単純硫黄冷鉱泉で冷泉なので元々の源泉温度約15℃で加温しています 肌ざわりから「卵水」(たまごみず)とも呼ばれ 神経痛・リウマチ・胃腸病や美肌効果があるとのこと 確かに入っているうちから 肌がツルンとしていくのがわかります
湯温は沸かし湯ですが 大切なのは 地熱で温められたかボイラーかじゃなくて お湯の質
フレッシュさが体に染み渡ります
出典:新木鉱泉旅館公式ページより(貸切風呂)
こじんまりした宿なので 大きな浴槽ではないですが 人も少なく 心静かに堪能しました
また来ます
ごちそうさまでした。
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