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あなたを苦しめているのは、「役割期待」かもしれない




こんにちは。埼玉県の高齢者デイサービスの運営をしている後藤です。
2人の育児をしたり、デイサービス運営をしたり、同業者のコミュニティの運営をしたり、介護家族のコミュニティの運営をしたりしています。


家庭や仕事以外に居場所があると、自己肯定感が高まります。


日々の、運営で感じた気づきを記しています。


今日のテーマが、


あなたを苦しめているのは、「役割期待」かもしれない


です。

1.役割期待について


仕事や家庭、友人関係などの人間関係の根本は、「役割期待」にあります。

この役割期待について、理解しておくと、ストレスの原因が分かってきます。


そもそも、役割期待とは何なのか?


読んで字のごとく、


人が無意識に持っている、相手の「役割」への期待 


のことです。


「役割期待」
相互関係の中で認知された役割に寄せられる暗黙の期待のこと。
例えば、上司としての役割、教師としての役割、夫や妻としての役割など、
地位や職業、性別、親子関係などにおいてさまざまな類型が存在するが、
役割期待とは、俗に「○○らしさ」といわれるものに近い概念。
(コトバンクより抜粋)


簡単に言うと、「〇〇なのに」「〇〇のくせに」という感覚です。


・男なのに、女なのに
・新人のくせに、ベテランなのに
・上司なのに、部下なのに
・父親なのに、母親なのに
・こっちは客なのに、お金もらっているのに


というものです。


この期待を裏切られると、人はストレスを感じます。


私は、この「役割期待」が大の苦手です。「知らないよー」と内心思います。


この役割期待って、言わば「無意識に」「勝手に」抱いている期待です。


本当、自分勝手な期待ですよね。


相手からしたら、何もしていないのに何故急に怒られたり不安になられなきゃいけないんだ...


となってしまいます。


「最近の若者は…」

「初対面なのに馴れ馴れしいな…」

「顔はイケメンなのに残念だ…」

「リーダーなのに…」


これらなんかも「役割期待」で、勝手にストレスを感じたり、がっかりしています。


なんでストレスを感じるかと言えば、


相手のパフォーマンスが期待値を下回るからです。


期待された方も、想定以上に期待されているとストレスです。


つまり、

お互いの 「役割期待」 へのズレがストレスを生んでいる


わけです。


2.お互いの役割期待を明確にすることが大事



このストレスの解決には、お互いの役割期待を明確にすることが大事です。


コミュニケーションが大事になります。


上司が自分に何を期待しているのか、

自分は上司にどんな役割期待をしているのか、

奥さんは私に何を期待しているのか


私は、奥さんからどんな期待を受けていると思っているのか


会社組織や家庭では、この視点が不足しているためにストレスが増大してきます。


ここが明確でないと、


「部下は頑張っているのに評価してもらえない」

「遅くまで仕事を頑張ってきたのに、妻の機嫌が悪い」


ということに繋がります。


なので、大切なのがこの「期待役割のズレを埋める対話」です。


相手は私に何を期待しているのか?

私は相手に何を期待しているのか?


冒頭で述べたように、無意識に思っていることなので、口に出さないと自分でもわかりません。


私は、自分の部署で、1on1ミーティングを半年ほど実施していますが、その重要性を痛感しています。


組織内でもめちゃめちゃズレています。


なんで、上司は頑張りを認めてくれないの?


こんなに言っているのになんで伝わらないんだろう…


こう思ったら、チャンスです!!役割期待を見直してみましょう!!


異動や、昇進、新入社員を採用するなど人事に関わる人は、働き始める前に、「異動や昇進をしてもらう背景」と、「何をどれくらい期待しているのか?」を伝えるとミスマッチが少なくなるでしょう。


普段からこの埋め合わせを行っている組織は、人事考課面談でのミスマッチも防ぐことに繋がります。


これって、部下の方から、確認してきてくれることは少ないので、(逆に確認してくれる部下の評価は高い)、上司の方から確認するべきだと思います。


3.まとめ


今日のテーマの結論は、


役割期待を正しく認識できれば、皆がハッピーになる


ということでした。


そのためには、

✅ 人間関係のズレは、役割期待が生んでいる

✅ 役割期待は、無意識なので、表にしないと分からない

✅ 対話によって、役割期待のズレをなくそう


を意識してみるといいでしょう!






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