特別なゲーム
MOTHERというゲームはやはり僕にとって特別みたいだ。
少し前にファイナルファンタジー4.5.6が入っているコレクションを買って最初は懐かしいとテンションが上がってやっていたのだけれど、毎日やることに追われている間にモチベーションが下がってきてしまって、いま途中で止まっている。
大人になるといろんなことに興味がなくなるという。もちろん経験が増えて慣れてしまうというのもあるんだろうけど、単純に昔よりやるべきことが増えすぎてしまったせいだと思う。
生活の中の小さなことでもそうだと思うけれど、いわゆるマルチタスク、複数のことを同時に考えたり進めようとすると全体の集中力や効率が落ちたりミスが増えたりする。
性別や性格、右脳派左脳派などなど個人差はあれど、人はもともとたくさんのことを同時にできるようにはできていないのではないだろうか。
仕事に生活に人間関係に、そういうのでいっぱいいっぱいになっているとゲームをしていても集中しきれなかったり、どこかで途切れてしまって終わってしまったりするのだと思う。
だからなるべく負担になることを減らす仕組みを作ったり断捨離をしてシンプルにいきていけたらなあと考えているのだけれど、久しぶりにゲームを最後までクリアできた。
なんだかストレスのないままいつの間にか最後のステージまで行って、ストーリーに引き込まれながらクリアしてしまった。
毎日1時間とか30分でもいいから「ちょっとやろうっと」と思える空気がMOTHERシリーズにはある。
散りばめられている遊び心だったり、敵キャラのユニークさだったり、戦闘のバランスのちょうどムキになるぐらいの勝てなさだったりそういうものが疲れている時でもふと笑わせてくれる。
小学生の頃にMOTHER2が大好きになり、僕の人格にも影響を与えていると思う。そして今更だけどようやく念願のMOTHER3をプレイできた。
この歳になっても、ちょっと忙しいなという毎日でも、僕にとってちゃんと特別でいてくれた。そして僕も変わっていなかった。
効率を良くすることもいいのだけれど、「おもしろい」を思い出すことも負けないぐらい大事だよなあと改めて。
なんかいろいろ考えすぎちゃうこともあるけど、毎日を楽しく暮らしたいだけなんだよなあ。
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