見出し画像

居心地の良さと勘違いされがちな心理的安全

皆さま、こんにちは!
エンジニア専門コーチのごとぅーです。
今日は久々にちょっと「心理的安全性」について触れようと思います。

オフライン/オンラインに関わらず勉強会やコミュニティなどに参加すると
 心理的安全性が担保されている場や空間がスキです!
という言葉を最近よく聞く気がします。

もともとこの表現は私としては違和感を持って聞いていました。
が、(後日noteで扱うかもしれない現在参加中の)セミナーで「心理的安全性」を学んでいくなかで、私自身も似た間違った使い方をしていることもあると気が付きました。

今回はそんな自戒も込めて記事にしておこう、そんな回です。

心理的安全性が「担保」されることなどない

まず心理的安全性の「担保」という考え方ですが、最初の記事でも書かせていただきましたが、
 心理的安全性とは状態であり、常時変化する
ため、「担保」という概念がそもそもないのではないか、というのが私の考えです。
ちょっとした発言・事柄で簡単に高まったり損なわれたりするのが心理的安全性であるため、ある意味「担保」とは真逆の存在かもしれませんね。

実は心理的安全性を居心地の良さと勘違いしている

そして、今回の記事のきっかけになった
 心理的安全性が担保されている場や空間がスキです!
という発言、もう少し深堀りして聞いていくと実は
 ・その場にいて楽しい
 ・その場にいて学びを得られる
 ・その場にいてくつろげる
という意味であることが大半で、言い換えると、
 自分にとって居心地が良い場や空間がスキです!
を指していることが多いように思います。
まぁ確かに「心理的に安全である」と考えたとき、
このように解釈されることは分からなくはないですけど、ね。
そういう点だと、そもそも

心理的安全性という考え方は
  チーム・プロジェクト・組織に関する考え方

である、ということがあまり理解されていないのかもしれません。

そして、実はもう1点、気になるポイントが潜んでいたりします。
先ほど書いた
 居心地の良さを心理的安全性と勘違い
しているケースなのですが、一定数、自分尺度でしか語れていないことが多かったりするんです。
つまり
 ・自分の心地よさはほしい
 ・だが、他人が心地よさを感じているかまでは考えていない
ように映る言動・行動がちょこちょこあるんですね。。
noteの過去エントリーで書かせてもらった内容
 ・画面の向こう側にいる人を思い遣る
 ・「場」という考え方を深堀りしてみる
なども実はここに繋がっていたりしますので、
ぜひぜひ参考にしてみてくださいね!

大切なのは空間を共有している人の感じる心地よさ。

ここまで、心理的安全性と言いながら、実は心理的安全性ではなく、
 空間での心地よさの考え方
を取り上げました。
やっぱり誤解はされやすいなぁと思いながら、常々書いている結論にもなるんですけどね、空間は1人のものではなく、みんなのものなのであることの意識はとても大切だと思います。
だからこそ、
 1人でも多くの方が心地よさを感じるような行動・言動
に努めていきたいものですね!
私自身もより心地よさを感じてもらえる行動・言動については考えていこうと思います!

この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?