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画面の向こう側にいる人を思い遣る

ここ数か月でたくさんのオンラインイベントや勉強会を主催したり、参加者として参加してきました。
そこで、オンラインイベントを振り返ってみると、結構「心理的安全性」について考えることがありました。そこで、主に「参加者」の立場だったときのことをイメージしながら考えたことを書き起こしてみます。

そもそも「心理的安全性」とは状態である。

私の記事にお付き合いいただいている方はある程度慣れてくださっているとは思いますが一応書いておきます。
私が考える「心理的安全性」とは目の前の空間における心理的な状態です。
つまり、何かをきっかけに高まることもあるし、損なわれることもあります。
詳しくは記事「心理的安全性について考えてみる」にあるので、ぜひご覧ください!

参加するイベント種類で開始時の安全性は当然違う。

オンラインイベントに参加するとき、俯瞰するとその様子は「ただ自分のという1人の人間がモニタを見ているだけ」です。つまり、とっても孤独な状態から始まるのです。
これから参加するオンライン上の空間がどんな空間なのか想像がつくかどうかで全然安全性は当然変わります。
例えば、オンライン飲み会のようなイベントであれば、基本は仲間内でやることも多いと思うので、比較的心理的安全性は高まった状態からスタートします。逆に、勉強会など、誰がそのオンライン空間にいるか分からない状態であれば、当然不安が先行するので、安全性は低いですね。

客観性がないオフラインの関係が与える周りへの影響

もう一つ、参加者の安全性に影響を与えるのが、当然ながら参加者の関係や振る舞いです。
たまにチャットで自分にとっては他人同士の方々が掛け合いをされていることがあります。いわゆる内輪ネタとかですね。
この時、掛け合いをしている本人たちはおそらく意識されていないと思うのですが、これが第三者的に思わぬ影響を与えることがあります。
後にグループディスカッションになったときにこの掛け合いしてる二人と一緒になった場合、おそらくその2人がコンビに映りかねません。
自分には分からないけれど、その2人には分かることがあるのではないか?などなどある意味余計なことを考えさせることがあるんですね。
なので私からは以下の2つのどちらかをお勧めしたいと思います。

・オフラインの関係であることを周りに伝えてあげる
   ※その分、ほかのメンバーに対する気遣いを何倍増しにする
・オフラインの関係であることを出さない
   ※こちらの方が簡単だと思います。

その場限りの関係かもしれないけれど。

最後に、オンラインの勉強会だとその場限りだったり、ということも多々あることでしょう。
そこで起こりがちなのが「その場限り」だから自分の思いだけ一方的に伝えてしまう、ということがたまにあります。
 ※私自身されたことがあるので書いている、というのもありますが。
こちらに関しては、自分が同じことをされたときにどう思うか?ということを考える習慣をつけておきましょう。
意外と別の勉強会で再会する、なんてこともざらにありますしね。

一番重要なのは、画面の向こうにいる人のことを思いやること。

ここまで、オンラインイベントへの参加者としての心理的安全性に関して、簡単に考察してきました。
書いといて言うのはなんですが、結構些細なことを書いていると思ってます。されど、なんです。
会ったこともない人がオンラインとはいえ一緒にいる空間内の心理的安全性はそれはそれは繊細だと思います。ちょっとしたことで簡単に損なわれます。
どんなイベントであれ、勉強会であれ、画面の向こうには自分以外の誰かが間違いなくいるんです。せっかくご一緒する以上、気持ちのいい・心豊かな時間にした方がいいかな、と私は考えます。
自分以外の誰かと、オンラインかもしれないけれど、その場限りかもしれないけれど、同じオンライン空間・時間を共有する以上、その人に対する思い遣りを大切にしてほしいな、と思います。

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