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【note】人は計算なしでは生きていけない。

 人は計算なしでは生活できない。 計算とは、数や量を操作して、問題を解決したり、知識を得たりすることである。

 人類は、古代から計算する道具を発明し、発展させてきた。 計算する道具とは、数や量を表現したり、加減乗除などの演算を行ったりするための道具である。 計算する道具の歴史は、人類の知恵と創造力の物語である。


紀元前の計算機

紀元前2000年
 ・砂そろばん
  
メソポタミア地方で、砂の上に線を引いて小石を並べて計算していた。

紀元前500年
 ・線そろばん
  
ギリシアやローマで、線を引いた盤に小石を並べて計算していた。

紀元前300年
 ・溝そろばん
  
ローマで、溝のついた板に珠を入れて計算していた。

<中国と日本のそろばんの歴史>

中国
 古代ローマの溝そろばんが中国に渡ったという説もあるが、それ以前から算木と呼ばれる計算具があり、のちに算盤という言葉で定着。
 中国に算盤は珠が黒く上に2個、下に5個あるデザインになっている。

日本
 16世紀末の室町時代に中国から伝わったとされ、江戸時代には数学者の吉田光由が塵劫記でそろばんを紹介。昭和に入ると小学校の授業でもそろばんが必修に。

※中国の算盤(スアンバン)が変化して、日本のそろばんになったと言われている。

最古の機械式計算機

 1643年にフランスの数学者パスカルが発明したパスカリーヌが現在に残る最古の機械式計算機です。

世界初の電子計算機

 1946年にアメリカで開発されたENIACという電子計算機。大砲の弾道計算をするために使われました。

日本初の電子計算機

 1956年に日本の富士フィルムが完成させたFUJICが、カメラ設計の計算で活躍しました。

電子式卓上計算機

1962年にイギリスで電卓が発表。机の上におけるサイズが今までにない特徴でした。
(日本では1972年カシオの小型カシオミニが発売。販売1年目で100万台売れる大ヒット商品に)

液晶電卓

 1973年にシャープが液晶画面を用いた世界初の電卓(EL-805)を発表。電卓自体が薄くなりました。


 計算する道具の歴史は、人類の知恵と創造力の物語である。古代から現代まで、数や量を表現したり、演算を行ったりするための道具である。

 商業や科学や軍事など、人類の活動に大きな影響を与え、今もなお、発展と革新を続けている。

計算する道具の歴史は、人類の歴史である。

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