モミの新芽で、森香るシロップ作り
ノルウェーにいなければ、こんなことできない(そしてしない)だろうな〜という手作り記録。
モミと書きましたが、ドイツトウヒの新芽から作ったシロップの紹介です。
新芽を探しに森へ
ちょこっと時間のあった日の午前中、朝の森の空気を吸いたくて森へ。
ちょうどトウヒの新芽が出ていたので、そのまま摘んで帰りました。
トウヒは、モミと並びクリスマスツリーなどに使われる針葉樹です。
シロップのレシピ
こちらのシロップ、頂いたことはあったものの、自分で作るのは初めて。色々と検索しながら、今回は以下のレシピで作りました。
一晩置く工程がジャムより少し長いだけで、あとはジャムとほぼ同じ作り方です。
材料
・トウヒの新芽 45g
・砂糖 30g
・水 適量(途中で継ぎ足し、結果1リットルくらいになりました)
作り方
1 トウヒを軽く洗い、ヒタヒタのお水に一晩つけておきます。
2 一度その水を捨て、鍋に新たにお水とトウヒを入れ、火にかけます。
3 1時間30分ほど煮出したら、トウヒを取り出し、濾します。煮詰めるのは、1時間〜2時間と適当な時間でOKなようです。本当はそこまで煮詰める予定はなかったのですが、思いのほか、煮詰まってしまい100mlしか残りませんでした。
4 越した液体に、砂糖30gを加え弱火で30分ほど更に煮詰めます。液体と砂糖が10:3になるレシピです。
煮詰める時間は、「好みの粘度になるまで」です。冷めると思ったよりも固くなります。今回はシロップではなく、もはや硬めの蜂蜜くらいの粘度になりました。
5 煮沸消毒した瓶に入れて、完成。
森香る、シロップの完成!
煮出している時から、キッチンにふわ〜っと香る木のにおい。
シロップにすると、ぎゅっと凝縮され、「森の香りのキャンドル」なんかにありそうな香りになりました。
実はこちらのシロップ、咳止めの効能があるとか。日持ちもします。
以前友人から、ジンと合わせると非常に美味しいと教えてもらいました。ジントニックですね。
今回は炭酸で割って、トニックウォーター風に。そこそこ薄まるので、味はそこまで感じませんが、ほんのり甘い、モミ(トウヒ)の木の香りがします。ややスパイシーな感じも。
他にも、ヨーグルトやアイスにかけたり、色々な食べ方ができそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?