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大好きなカメラたちで野球チームを作ってみた!

今回はちょっとした機材ネタ企画で『大好きなカメラたちで野球チームを作ってみた!』という企画noteを書いてみようと思います。

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。
冒頭お話した、『大好きなカメラたちで野球チームを作ってみた!』という企画は大好きなカメラで野球チームを作って守備位置から打順まで考えたら面白いんじゃないかなぁといった発想から生まれた企画です。

私の好きなカメラたちの特性を紹介しながら適材適所で野球に見立ててポジショニングしていくという形の、遊び感覚で楽しみながらアウトプットしてみようという試みです。

それでは早速『大好きなカメラたちで野球チームを作ってみた!』はこんな感じで進めていきます。

カメラで構成された野球チームを作り、カメラ(ムービーカメラとしての観点)の特徴を生かした選手起用で打順から守備位置まで勝手に決めて楽しむ企画です

『モーリーが選ぶ!カメラで野球チームを作ろう』は上の見出しの通り、カメラを野球選手に見立てて1番バッターから9番バッターまで勝手に決めて楽しんじゃう企画です。

選手(カメラ)の評価ポイントとは

選手(カメラ)の評価ポイントは下記のようにまとめてみました。
あくまでも主観的な感覚ですので、制作スタイルの違うクリエイターが選ぶとまた違った評価になるかもしれません。とはいえ実際カメラを触ってみての感覚なのでこれからカメラ選びをする方の一つの参考材料ににしてもらえると幸いです。)

打率=記録性
記録撮影のしやすさ打率(記録性)としました。
記録撮影しやすいポイントとは、絵作り的に硬派で現実的な映像が記録できる、長回しできる、フォーカス、ズーミングのしやすさなどを基準としました。いわゆる従来のビデオカメラ的な使い方が出来るかどうかをポイントにしています。
本塁打=幻想性
シネライクで幻想的な絵作りのしやすさを本塁打(幻想性)としました。
打率の対義として本塁打とし、打率がビデオカメラ的な絵作りなら、本塁打は映画的なシネライク的な絵作りができることをポイントとしています。
走力=機動性
コンパクトで持ち運びの良さ、取り回しやすさを走力(機動性)としました。三脚撮影が前提なカメラはポイントとして低くなり、手持ち撮影(高い手振れ補正機能)がしやすかったり、ジンバルとの相性がいいものをポイントとしています。
守備力=操作性
とっさの操作のしやすさを守備力(操作性)としました。
結構これって実際にカメラを現場で使ってみないとわからない部分で一言では言い表しづらいのですが、ボタンの割り当ての自由度が高かったり、可変NDフィルターが内蔵されていたり、感覚的に使いやすく安心感のあるものをポイントとしています。
年俸=価格
コスパも大変重要です。実際販売されている相場を年俸(価格)としました。時期によって多少の前後はありますが、目安としてこのカメラはこれくらいなのかぁといった感じで見てもらえると幸いです。
※レンズ交換式のカメラはボディ+レンズが必要となりますので一式そろえると結構な値段になったります。
寸評
私モーリーの寸評です。実際にカメラを使っての主観的な感想です。自分が野球チームの監督でカメラたちが選手ならこんな感じで選手起用したいって感じでまとめてみました。あまり長く書くと焦点がボケるので、あれこれ語りたい気持ちを抑え出来るだけ短くしました。楽しく見てもらえると幸いです。

それでは打順と共に選手紹介をしていきましょう。ではスタート。

1番 サード α6600 (Sony)

【打率(記録性)】★★★★★☆☆☆☆☆ 5つ星
【本塁打(幻想性)】★★★★★★★☆☆☆ 7つ星
【走力(機動性)】★★★★★★☆☆☆☆ 6つ星
【守備力(操作性)】★★★★★★☆☆☆☆ 6つ星
【年俸(価格)】15万円前後
【寸評】どちらかといえば攻撃型の1番バッター。ビデオカメラのような操作性はないがAF性能も高く絞り込めば硬派なビデオカメラも活用できる。小さめのボディーからは想像できないがF値の低い単焦点などを使えば本塁打(幻想的なシネライクな映像)も狙える。比較的小ぶりなボディーで瞬発性もありパワー型なので1番サードに指名。

2番 ショート HERO8 Black  (GoPro)

【打率(記録性)】★★★★★★★★☆☆ 8つ星
【本塁打(幻想性)】★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 2つ星
【走力(機動性)】★★★★★★★★★★ 10つ星
【守備力(操作性)】★★★★★★☆☆☆☆ 6つ星
【年俸(価格)】4万円半ば前後
【寸評】言わずと知れたアクションカムの王様的存在。HERO8 Blackの魅力は何といっても小さなボディーと強力な手振れ補正からなる機動性。ボケみは皆無だが、小さなボディーから生み出す映像が想像以上に高画質。HEROシリーズも8世代目となりロング撮影に対する安定性も増してきた。守備力(操作性)は決して高いわけではないがある程度カメラ任せでいけちゃうのもある意味魅力的。小回りが利き、小技に特化した性質から2番ショートに指名。

3番 センター GH5 (Panasonic)

【打率(記録性)】★★★★★★★☆☆☆ 7つ星
【本塁打(幻想性)】★★★★★★★☆☆☆ 7つ星
【走力(機動性)】★★★★★★☆☆☆☆ 6つ星
【守備力(操作性)】★★★★★★★☆☆☆ 7つ星
【年俸(価格)】20万円前後
【寸評】ビデオカメラ的絵作りからフルサイズとまではいかないが幻想的なエモい絵作りまで吐き出すことが出来る。長回しが聞くので、工夫一つでビデオカメラとして記録撮影にも使える。ボディ内手振れ補正により機動力も高く、各種設定をボタンにあてこむこともでき操作性も高い。一芸に富んだタイプではないがすべてが平均点以上の優等生型タイプ。機動性も高いので3番センターに指名。

4番 レフト PXW-FS5M2 (Sony)

【打率(記録性)】★★★★★★☆☆☆☆ 6つ星
【本塁打(幻想性)】★★★★★★★★☆☆ 8つ星
【走力(機動性)】★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3つ星
【守備力(操作性)】★★★★★★★★☆☆ 8つ星
【年俸(価格)】50万円前後
【寸評】ラージセンサーと呼ばれる4Kスーパー35mmのセンサーを搭載したカメラ。シネライクなエモい映像をビデオライクな操作性で実現。電子式可変NDフィルターを搭載しているので、レンズの前にNDフィルターを付けることも必要なし。ミラーレスでの撮影時にあるひと手間が不要なカメラなのでカメラマンを絵作りに没頭させてくれる。機動性は高くないがシネライクな映像を確実に収めてくれるので4番レフトに指名。

5番 ライト α7Ⅲ (Sony)

【打率(記録性)】★★★★★☆☆☆☆☆ 5つ星
【本塁打(幻想性)】★★★★★★★★★☆ 9つ星
【走力(機動性)】★★★★★☆☆☆☆☆ 5つ星
【守備力(操作性)】★★★★★★☆☆☆☆ 6つ星
【年俸(価格)】21万円前後
【寸評】エモさに特化したフルサイズセンサーを搭載したカメラ。ボディー内手振れ補正も搭載し、AF性能も高く非常に優等生。フルサイズの為、レンズの小型化は難しくやや機動力に描けるが、本塁打を量産できる優れもの。ビデオグラファー御用達カメラの一つ。本塁打(エモい映像)狙いが出来、少しフロントヘビーになりがちだが手持ち撮影も可能なため5番ライトに指名。

6番 ファースト Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K (Blackmagic)

【打率(記録性)】★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3つ星
【本塁打(幻想性)】★★★★★★★★★★ 10つ星
【走力(機動性)】★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 2つ星
【守備力(操作性)】★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3つ星
【年俸(価格)】24万円前後
【寸評】スーパー35mmのセンサーを搭載したカメラ。このカメラの魅力は自由度の高いカラーグレーディングを実現するBlackmagic Rawでの撮影が出来る点。操作性は高くはなく、一癖あり確実性は高くないカメラだが、ツボにはまった時は場外本塁打をぶっ放つ!不器用ながら大物狙いが似合うイカシタ奴なので6番 ファーストに指名。

7番 キャッチャー PXW-Z150 (Sony)

【打率(記録性)】★★★★★★★★☆☆ 8つ星
【本塁打(幻想性)】★★★★☆☆☆☆☆☆ 4つ星
【走力(機動性)】★★★★☆☆☆☆☆☆ 4つ星
【守備力(操作性)】★★★★★★★★★☆ 9つ星
【年俸(価格)】36万円前後
【寸評】1型センサーを搭載したビデオカメラ。これまで1/2.8型3CMOSや1/2型3CMOSというセンサーが多かったが、最近1型短板というセンサーも増えてきた。3板と単板では一長一短があるが私は意外と1型単板も好き。望遠側が348mmと記録系ビデオカメラとしてはやや弱いがその分ビデオカメラにしては大きな1型センサーを活かし美しめの描写も出来る。派手さはないが堅実な活躍が期待できるので7番バッター、そしてビデオならではの安心感からチームの要であるキャッチャーに指名。

8番 セカンド RX100VII (Sony)

【打率(記録性)】★★★★★★☆☆☆☆ 6つ星
【本塁打(幻想性)】★★★★☆☆☆☆☆☆ 4つ星
【走力(機動性)】★★★★★★★★☆☆ 8つ星
【守備力(操作性)】★★★★★★☆☆☆☆ 6つ星
【年俸(価格)】12万円台
【寸評】1型センサーを搭載したコンデジ。マイク端子も備え、コンパクトながら1型のセンサーを利用したリッチな撮影も行える。小型なのでミラーレスのサブカメとして常備しておくことが出来るのもGood!コンパクトな機動性を活かし守備位置はセカンド、また小型ゆえバッテリーの持ちが不安なため打順は8番に指名。しかし堅実な仕事ぶりは◎。

9番 ピッチャー HXR-NX5R (Sony)

【打率(記録性)】★★★★★★★★★★ 10つ星
【本塁打(幻想性)】★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 2つ星
【走力(機動性)】★★★★☆☆☆☆☆☆ 4つ星
【守備力(操作性)】★★★★★★★★★★ 10つ星
【年俸(価格)】36万円台
【寸評】ザ・ソニーのビデオカメラといった定番ビデオカメラ。舞台撮影などイベント撮影や報道などではド定番カメラとして愛されている。魅力は何といってもビデオカメラマンならすぐに使いこなせるであろう非常に安心感のある操作性。またバッテリーの持ちも良く長回しにも信頼感が高い。とても堅実なカメラということで試合を作る9番ピッチャーに指名。

最後に

いかがだったでしょうか。真面目に特性をまとめ打順から守備位置まで考えてみたのですが、結果としてSony勢がやっぱり強いというのを再認識しました。私自身、Panasonic GH5 推しである一方、やっぱり記録撮影を中心にSonyのカメラも良く使います。長年ビデオカメラ業界では信頼の品質を誇ってきただけのこともあり手堅くいいカメラを出していると感じました。

他にもFUJIFILM X-T4やDJI Osmo Pocket、さらにドローンの域まで行くと様々な選択肢があり、一芸に富んだ機材からスタメンに名を連ねたい機材もたくさんありましたが、今回は私自身安心感を感じる手堅いメンバーにしてみました。そのあたりが普段使っておられる機材によって選手起用が分かれるところだと思います(笑)

一つこのnoteからお伝えしたいことはオールマイティなカメラはないということ。何かを取ると何かが犠牲になるのは機材を選択するにあったって仕方ないのないことです。カメラの特性を知って現場や制作したい案件によって適材適所なカメラをチョイスし撮影することが映像の品質アップにもつながります。
※実はレンズ選びもカメラ選びと共に超奥が深い・・・

最初は思い付きで考えてみた企画でしたが、やってみると普段何気なく使っているカメラを改めて触ってみたり、スペック表を確認してみたりと、真面目に特性を生かしてスタメンを選んで行く工程が意外と楽しかったです。

普段当たり前のように使っている機材を改めてインプットしなおし、楽しみながらアウトプットする。こんな形でのアウトプットも案外ありかもって思いました(笑)

私は野球が好きなので野球チームでやってみましたが、皆さんも好きなスポーツでカメラを選手に見立て、空想で楽しんでみてはいかがでしょうか。
サッカーチームなんかでやってみるのも面白いかも(笑)
カメラだけじゃなくグルメな方は好きな食べ物などでやってみるのもそれぞれ選ぶ人の個性が出て面白そうですね。

最後まで読んで頂きありがとうございました。



P.S今回のnoteは先日書いた「LUMIX(ルミックス)が好きだ!!」のnoteが面白かったと知り合いに言ってもらったことから思いついたアウトプット企画noteでした。よかったらそちらの記事も読んでいただけたら嬉しいです。


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