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写真・動画講座には『座学+ワークショップ』がやっぱり最高だと再確認したお話。

先日10月4日は『ちょっといい写真の撮り方』講座をさせて頂きました。
たくさんの方にご参加頂き誠にありがとうございました。

参加者の皆さんに講座を受講しようと思ったきっかけをお聞きする機会があったのですが、

「インスタ投稿でもっといい写真を撮りたいから」
「広報誌を作成することとなりその担当になったから」
「今度イベントの撮影を任されているから」
「趣味の手芸作品をうまく撮りたいから」
「ペットの写真をきれいに残したいから」
などなど

様々な動機をお聞きすることが出来ました。

中にはフィルムカメラを持参されて講義を受けてくださった生粋の写真愛好家の方も参加して頂きました。

写真と一言で言っても様々なシーンで活用され、また楽しまれているんだなぁとひしひしと実感した瞬間でした。

いかがおすごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。
今回は先日登壇させていただきました、『ちょっといい写真の撮り方』の振り返りを簡単にしてみたいと思います。

『ちょっといい写真の撮り方』の振り返り

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講座の前半は写真を見ながら主に構図のお話を中心に座学を行い、後半には小物を使って参加者の皆さんと共に実際にカメラを構え、光の捉え方など、ワークショップ的なスタイルで行いました。

皆さんそれぞれのカメラで実際にシャッターを切って、撮った写真を見せ合ったりと、参加して頂いた皆さんの生き生きとした姿を見ることが出来、やっぱり座学+ワープショップはいいバランスの講座になるなぁと実感しました。

座学+ワープショップのメリット

短い時間でもワークショップスタイルを講座内に取り入れるメリットはたくさんあります。座学+ワークショップスタイルのメリットは下記のとおりです

① 座学で学んだことをすぐに実践出来る。
② 座学で気づかなかった疑問点に気づくことが出来る。
③ 質問しやすい雰囲気を作ることが出来る。
④ 参加者同士(講師を含む)の一体感が生まれる。
⑤ 座学→ワークショップスタイル→まとめ(座学)と講座が流れることで印象に残る学びの時間となる。

① 座学で学んだことをすぐに実践出来る。

座学で色々なテクニックなどをインプットしたものを、少しでもその場で実践することで、自分の中での理解度が深まります。いわゆる『鉄は熱いうちに打て』ってやつです。学校の勉強でもそうですよね。授業を聞いてノートをとっても理解した気になるだけで、意外と同じ問題が出ても解けなったりしますもんね。すぐに実践してみることで「これは出来そう!」とか「おっ!意外と難しそうだなぁ!」とか自分の身で実感することが大切です。

② 座学で気づかなかった疑問点に気づくことが出来る。

①の点の続きとなりますがワークショップスタイルの実践を講座内に少し含むことで「こんな場合はどう設定したらよいのだろう」とか座学では想定できない気づきがすぐにできるのもメリットです。

『頭で理解していてもやってみると意外と難しい』ってこともよくあります。座学では気づけない、ちょっとした疑問点に即ぶち当たれるのがとってもいい。なぜなら分かっているところ、分からないところがすぐに明確になるから。座学で広くインプットし、疑問点を一つ一つつぶしていくことで自分のものになります。

③ 質問しやすい雰囲気を作ることが出来る。

②の点の続きとなりますが、座学だけだと『分からないところが、分からない』ってこともあります。また『分かっている分かっていないか、分からない』ことだってあります。

しかしワープショップスタイルが座学の後であることで、「この点が分からないなぁ」とか「こういう時どうするんだろう」というように自分の分からない点分かります

ワークショップスタイルだと分からない点があれば、そのまま前に進みづらいので質問したくなります。この質問したくなるといった気持ちがとても大切です。質問することで疑問点を紐解くヒントが得られるので、それを繰り返すことで自分のものになります。

そのうえワークショップスタイルだと基本的に体を動かして、講師・参加者共に入り混じって実践を行います。体を一緒に動かすことでお互い声もかけやすくなりますし、気持ちも一緒になりやすいです。その結果気軽に質問できる雰囲気も出来ます。実はこの気軽に質問しやすい雰囲気を後半に作ることが、講座の組み立てでとっても大切な気がしています。

④ 参加者同士(講師を含む)の一体感が生まれる。

講師・参加者が入り混じって一つの物事に取り組む時間を作ることで、講師・参加者の垣根なく声をかけやすい雰囲気が出来ます。
座学だと隣に座っている人がどういった人で、どんな気持ちで講座を受けているかなんてなかなかわかりません。ワークショップスタイルを挟むことで参加者さん同士で声を掛け合う場面も出てきますし、どんな感性を持っているかなんかも垣間見れること出来ることだってあります。

講師・参加者の垣根なく交流をすることで講座の中で一体感が生まれ、学びのモチベーションに繋がります。せっかく学びの方法に独学ではなく講座といった選択を取り入れてくれたのだから、みんなで学ぶ楽しさ、”思い出”のようなものを持って帰ってほしいなぁっていつも思っています。

⑤ 座学→ワークショップスタイル→まとめ(座学)と講座が流れることで印象に残る学びの時間となる。

最後に座学→ワークショップスタイル→まとめ(座学)の流れで講座を構成することで、頭を使って→体を使って(実践)→ポイントを整理して、といった一連の学びのサイクルを作ることが出来ます。このような学びサイクルを作ることで頭でも体でも学びが印象に残ります。

「座学でいっぱい学んだけど、ワークショップでちょっと実践してみて、なんか出来そう。最後にまとめを聞いたら今日のポイントはココとココかぁ」と手ごたえをつかんでもらえたらバッリチ。『なんか出来そう』といった目に見えない納得感を得て頂けたらその講座は100点満点なのかなぁって思っています。

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【ちょっと一息】
後半では脚光を楽しもうというテーマでみんなで逆光写真を撮り合い、それぞれ撮影した逆光写真の風合いを楽しみました。これまで逆光はきれいに映らないと思い込み、逆光を避けて撮影されている方も意外と多かったです。

学びは”楽しいもの”であるべきだ

学びは”楽しいもの”であるべきだと私は考えています。楽しさとは何か。技術やテクニックを習得できる喜び(楽しみ)もありますが、その学びの場が”楽しいものであること”が大前提だと思っています。

私は講座をさせて頂くとき何か一つでも”楽しかった”・”面白かった”思い出を持って帰ってほしいと思っています。

それはなぜか?
そのこころは、その学びに”楽しい””面白い”イメージを持ってほしいから。

”楽しい”・”面白い”イメージがあることでこれから先、独学するにしてもモチベーションを維持しやすいです。

仮に同じ難しい内容でも「なんだか難しかったなぁ。何を質問したらよいのかもわからないし・・・」とモヤモヤを残して帰ってもらうのではなく、

「難しかったけど、みんなで実際にカメラを触るのは時間が楽しかった。」
とか
「知らないことだらけだったけど、分からないところは聞けたし引き続き学ぶことで何か習得できそうだなぁ。」
とか何かスッキリした気持ちで講義を終えてもらえたら学びとして成功なんじゃないかなぁと思っています。

最後に

講座終了後のアンケートでは

「丁寧で分かりやすかった」
「すごく分かりやすく教えて頂きありがとうございました」
「とても分かりやすく、知らないカメラ機能なども教えてもらえよかった」
「この講座があればまた参加したい」

などと、嬉しいコメントをたくさん頂き、とっても励みになりました。

2018年より企業や自治体での研修をはじめ、今回のような一般向けの講座もさせていたいているのですが、参加者の皆さんと講座後にお話しさせてもらったり、アンケートを読ませてもらったりすることが本当に楽しい時間の一つです。

単発の講座だと一緒に学びの時間を過ごすのはほんの2時間だけとかだけど、その2時間が参加者さんにとって間接的にでも何か心動かす学びの時間になればいいなぁと思っています。

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