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ゲレンデと青春と私

めちゃくちゃ寒い日が続いておりますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

昨年秋からの忙しさに輪をかけて、年明けからさらにめちゃくちゃ忙しくて、なかなか思うようにnoteが書けていない今日この頃。

そんな時は雑談noteだ~!!!ということで今回は何のまとまりもなく思い出話で雑談noteをしてみたいと思います。

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先日、ネットを見ていると那須温泉ファミリースキー場が事実上閉鎖するという記事がありました。私は関西なので那須温泉ファミリースキー場というスキー場がどんなスキー場なのかわからないのですが、若い頃スキーやスノーボードにドはまりして、毎週末のようにスキー場に足を運んでいた私にとってスキー場が閉鎖するという話題はとっても寂しいものです。

那須温泉ファミリースキー場って栃木県のスキーヤー専用のスキー場のようです。

そういやぁ兵庫県にも昔スキー専用ゲレンデってありました。今はスノーボードもOKになったようです。

ちくさ高原スキー場は昔スキー専用ゲレンデでした。

調べたら兵庫県でも何か所か閉鎖となったスキー場がありました。いったことのあるスキー場も含まれていて、ほんと時の流れといいますか、あのゲレンデでの楽しい光景がフラッシュバックしてちょっとメランコリックな気持ちになってしまいました。

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私が初めてスキー場に行ったのは幼稚園の時のこと。なんと幼稚園から冬の遠足みたいな感じで六甲山人工スキー場(※1)に連れて行ってもらったのが最初の雪山との出会いでした。

(※1)兵庫や大阪近辺の方にはおなじみの神戸にある六甲山にあるスキー場。いわゆる都市型のスキー場。現在は”六甲山人工スキー場”という名称ではなく”六甲山スノーパーク”という名前に代わっているようです。

その時はそり遊びとか雪遊びがメインでしたが初めて見る銀世界は大人になった今でも脳裏に残っています。昼ごはんにみんなで食べたカレーライスがおいしかったこともいまだに覚えています。

そこからスキーに行きたいなぁとは心の奥底でおもっていたものの、家にはスキー道具があるわけでもなく、幼稚園での銀世界での出来事は幼稚園での思い出として残っているだけでした。

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時は経ち、次にゲレンデへ足を踏み入れたのは小学校の林間学校。ここではたっぷり約1週間ほどハチ北(※2)で朝から晩までスキーをしました。

(※2)ハチ北・ハチ高原は兵庫県では最も大きなスノーエリア。

運動神経のいい子もそうでない子もほとんどみんな初めてスキーを滑るという状況の中、意外にも初日から結構うまく滑れたことでいい意味で勘違いしてしまい(特別運動神経がよかったわけではないんですが・・・いわゆる平凡な運動神経(笑))『自分はスキーが上手なんだ!!』だなんて思ってしまい、また絶対スキーに行きたいと思うようになりました。

テレビではアルペンのCMがジャンジャン流れていた頃です。大きくなったらこんなに楽しいことがあるのかなぁなんて甘い日々を想像し始めたのもこのころだったのかもしれません(笑)

昔のCMってアルペンのCMのように短編ドラマっぽかったり、海外ロケで壮大だったり、CMとはいえ夢のあるつくりをしていたような気がします。

とはいえ中学・高校と学校や日々の生活に追われ、なかなかスキーに行く機会がないまままた時が流れます。(家族の誰一人、スキーに行きたいとか言わなかった・・・)

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そして時はさらに流れ、わたくしモーリーも晴れて大学生に。そして突然忘れかけていたスキー熱が沸き上がります。そのきっかけは友達が高校の卒業旅行にスキー旅行を企画してくれたことでした。

春から大学生とはいえ、まだついこの間まで高校生だった自分たちが初めて仲間同士で家から何百kmも離れた信州は野沢温泉(※3)まで行くということだけでワクワクしたことを覚えています。
(※3)当時、神戸や大阪から野沢温泉や志賀高原など長野県のスキー場への夜行バスでいくスキー旅行パックみたいな企画がたくさんありました。

受験勉強からの解放感、春から大学生になるワクワク感、友達同士で行く旅行、そしていつも楽しい思い出を残してくれる銀世界。私にとって”楽しい”が四つ重なってやってくるといった、私の人生の中でも特別な思い出に残る卒業旅行でした。

卒業旅行の帰りのバスで『この旅行が終わると自分も大学生になり、あの小さい頃憧れたアルペンのCMのような日々がやってくるのか!!』と妄想を膨らませ、もう嬉しくて楽しくて高鳴る気持ち止めることができなかったことを覚えています(笑)

そこから大学時代は毎年友達と信州や新潟あたりに夜行バスで行くようになりました。妙高高原や赤倉温泉なんかにも行ったなぁ。とはいえいつも夜行バスで行くもんだから実はスキー場が何県のどの辺にあるとかいまだによくわかっていません(笑)

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ちょうどその頃、大学生でたっぷり時間があったので、ドラマとか映画とかよく見ていたのですが、「私をスキーに連れてって」もその頃見た映画の一つでした。

その頃テレビでトレンディドラマがよく再放送されていて、後追いでトレンディドラマにはまっていた頃でもありました。その一環で「私をスキーに連れてって」にも興味を持ちビデオを借りて見たことを覚えています。

私の中での青春のイメージはまさにこれ!!

今の若い人たちとって青春といえば高校時代なのかもしれませんが、私にとって青春って高校生活とかティーンエージャー的なものではなくて、なぜかこの20代前半のイメージ(笑)大学生や社会人なりたての頃がそれにあたります(笑)

昔って受験戦争って言葉もあったように『勉強地獄の悩み多き高校生!その時期が終わると華やかな大学生や社会人時代が待っている!』みたいな感じで色々と描かれていたような気がすんですよね。

90年代後半あたりからアムラーとかコギャルブームとかもあり、流行のメインストリームが20代前半からティーンエイジャーに代わっていったのかもしれません。

◇◇◇

ちょっと話はそれてしまいましたが、この映画のように自分達の車でゲレンデに出かけるということにめっちゃ憧れました。そして『社会人になったら自分の車でボードを積んでゲレンデに出かけるぞ!!』って思うのでした。(大学生はお金がないので年に1度だけ格安プランの夜行バスでスキーやスノーボードに出かけるのがやっとでした。)

そして社会人になり、めでたく車をGETし、自分の車でゲレンデに出かけることができるようようになるのでした。

社会人になると学生時代とは違い、使えるお金も増えるのでカッコいい自分好みのボードなんかも買えちゃいます。(学生時代の最初はレンタルスキー、後半はゼミの先輩から譲ってもらったボロボロのスノーボードを大切に使っていました。)

流行に敏感なおしゃれな友達は「『バートン』はおしゃれでカッコいい」だとか、スキーもやっている友達は「やっぱりスキーメーカーのほうがいい『ロシニョール』なんてどう?」とか言ってくれたり、いろいろスノーボード用品談義もしました。

結局私はスキー板も作っている『SALOMON(サロモン)』のボードをGETしました。(当時の若い私にはめっちゃ高かった~!)だけどマイカーにマイボードを積んで気の合う仲間とゲレンデに行くのは本当に楽しかった。アルペンのCMのような淡いゲレンデの出会いや恋なんてありませんでしたが、今考えるとほんと夢のようにキラキラ輝いていた時代でもありました。(行き帰りの車内では友達と夢や将来、気になる子の話など色々熱く語り合ったなぁ。それも含めて全てが青春でした。)

◇◇◇

そんなこんなで私の場合、青春の山って実は20代前半だったのかもしれません。高校時代も大学時代もそれなりに楽しく青春していたつもりでしたが、一番心に残っている時期は社会人なりたて頃なのかもしれません。

今時が流れて振り返ってみると青春って人にとってやってくる時期が違うのかもしれません。高校時代に青春の山がやってくる人もいれば、私のように20代前半の人もいれば、20代中盤でやってくる人もいるんじゃないかなぁ。

でも結局青春って自分が一番楽しむことに一生懸命になっていた時期のことなのかもしれませんね。

昔の曲に『青春時代』(森田公一とトップギャラン)って曲があります。若い頃は『なんかおじさん臭くて青春っぽさを感じない曲。』って思っていましたが今になってこの曲の伝えたメッセージが心の底からわかるようになったような気がします。

この曲の歌詞の中に、

青春時代が夢なんて
あとからほのぼの想うもの
青春時代の真ん中は
胸にとげさすことばかり

なんてありますが、青春時代真っ只中は、今のことや将来のことで結構大変だったような気がします。だけどそこで心底もがいて、その中で楽しんで、一生懸命毎日過ごすことで、結局後になってその輝きが自分の中で神話化されるんじゃないかなぁって今になって思います。

そう考えると仕事に子育てに毎日てんやわんやして、泣いて笑って、もがきながらも楽しい毎日を過ごしている今も、もっともっと年を取った時に振り返ってみると、『あの頃も楽しかったなぁ』なんていう日が来るのかもしれませんね。

と考えると人生ずっと青春なのかも(笑)


P.S当分忙しい時期が続きますので雑談noteや音楽noteが続きそうです。落ち着いたら映像やカメラ関係のnoteもまた書きたいなぁなんて思いつつ・・・書きたいネタはあるんだけどなかなか時間が取れず春くらいまでざぁっとノープランで書ける雑談系になりそうだなぁ。とりとめのないお話がちょっとの間続きそうですがまたお付き合いいただけましたら幸いです。

読んで頂きありがとうございます。 『映像制作をもっと身近に、もっと気軽に』という思いでnoteを始めました。 noteでは映像制作に関するtipsや話題をはじめ、ぐっでぃテレビの中の人たちによる他愛のないお話まで幅広く綴っていきたいと思います。